五穀の1つ
昔の人は体に良いもの、悪いものを良く知り、それをいつの時期に食べたら体に良いのか、も良く知っていたのです。
今日は「あずき粥」を食べる日です。もう食べられましたか?
あずきは五穀の1つで、その赤い色がお祝い事ものとしてお赤飯などに使われますが、その栄養価はとても高く、薬効も優れたものです。漢方薬では「赤小豆(せきしょうず)」といい「清熱燥湿」「利水消腫」作用を利用し、使われています。
あずきにはビタミンB1、たんぱく質、食物繊維が豊富です。皮の渋みに利尿作用や便通を良くする作用のあるサポニンがたくさん含まれています。従って、糖尿病、下痢、浮腫、肥満、リウマチなどの症状に効果があると言われています。
例えば「妊娠中のむくみ」や「お乳の出をよくするため」に、むくみによく効くとされる「鯉」を「あずき」と一緒に煮込むと効果的!・・・という具合に応用もできます。
そこで、むくみ解消「あずき粥」の作り方を紹介しましょう!(薬食同源より)
<はとむぎ入りあずき粥>
★材料(4人分)
あずき・大豆・はとむぎ ・・・各1/4カップ
玄米 ・・・1/2カップ
鶏モモ骨付き肉 ・・・1本
山芋 ・・・100g
塩・こしょう ・・・各少々
白ねぎ・刻んだセリ ・・・各適量
★作り方
①あずき、大豆、はとむぎ、玄米は1晩水に浸してもどしておく
②鶏肉で10~12カップのスープを取る
③②に①を入れ火にかける。煮立つまで強火、そのあと弱火にして1時間煮込む
④山芋の髭をあぶって焼きとり、皮付きのまま乱切りにして③に加え、さらに10分煮て、塩・こしょうで味を調え、ねぎとセリを散らす
この時期、冷えることで、血液循環が悪くなり、結果として「むくみ」になり、またそれが「冷え」を生むといった悪循環によく陥ります。こういった場合、「冷え」を改善するためには「むくみ」も解消しなければなりません!是非、栄養満点のあずきで「むくみ」を解消し、「冷え」も改善しましょう。