中医学でもっと綺麗に
本日、大阪「朝日生命ホール」にて日本中医薬研究会主催の「中医学でもっとキレイにすこやかに」と題して「女性のための漢方レッスン」のセミナーが開かれました。
「漢方レッスン」は3つのレッスンに分かれていて、それぞれのレッスンで「中医学とは」「なぜ中医学なのか」「周期療法とは」などがわかりやすく説明されました。
その中でも医師である別府正志先生が、お話された内容がとても印象的でした。
西洋医学は病名治療であるのに対し、2千年も前から中医学はオーダーメイド医療を行っているということ、
西洋医学は最近になってそのオーダーメイド医療を始めたが、それは特定の遺伝子に病原がある場合にのみなされている医療であること、
中国では、中医薬大学にて専門の漢方医を育てているが、専門を選ぶのに「婦人科」がとても人気があり、その理由は、「婦人科」が確実に漢方で良くなり、「良くなる」=「名医」になれる、ということにより人気があるということ、
などがとても興味深い話でした。
専門を選ぶ時の中国の例からも言えるように、中医学に基づく「漢方治療」が「婦人科」の症例に非常に効果的である、ということは言うまでもありません。
「個人」をしっかり診て、その「個人」にあったオーダーメイドの治療が「婦人科」にはとても必要なことです。それが可能な中医学の治療は、ますますこれから求められるようになることでしょう。