今年最終のおめでた!

今年もたくさんの方に新しい生命が授かり、そしてたくさんの方が出産されて喜びの声をいただき、とても励みになりました。
今年最終の営業日27日にも、お二人の方から妊娠の報告をいただきました。
「1年間不妊治療をしてきたのですが、漢方薬を服用して2か月で妊娠しました。あの1年はなんだったのでしょう!」と話されていたのは看護師さんでした。
その方は何年か前に看護学校で、私の東洋医学の講義を受けた方で、看護師としてしっかり働いていた方でした。とても嬉しいです。
東洋医学の講義を受け、不妊治療を1年した後漢方薬を思い出し、来てくれたのです。
東洋医学(漢方・鍼灸)の良さを再発見、出産まで服用したいといわれています。
丈夫で賢い赤ちゃんが無事生まれてくるくれることを願っています。
この1年間、110人以上の方が妊娠されました。みんな、元気に丈夫な赤ちゃんを産んでくれるよう願っています!

15回目のひよこママの会

師走とは思えない暖かな午後、初めて四条店・市兵衛薬局の近くの漢方サロンで「ひよこママの会」を開催しました。

宇治店の片隅で狭い思いをして集まっていただいていましたが、漢方サロンは広くてゆとりも感じられ、6人のひよこママが集まってくれました。

生後2ヵ月半のRちゃん、そして同じ月令のRちゃん、5ヶ月のR君、6ヶ月のS君、もうすぐ1歳のお誕生日を迎えるYちゃん、もう1歳2ヶ月になったEちゃん。みんなとってもすくすく育っています。新米(ひよこ)ママもすっかりお母さんの顔になっています。

今日集まったママさんは皆さん、出産まで漢方薬を飲んでいた方々です。あかちゃんはとっても元気、お肌も綺麗。ママさんも妊娠前のひ弱な過細い体とはちがってとても逞しく丈夫に見えます。みんなとっても「いい顔」で、私たちも幸せをおすそ分けししてもらいました。

小児科の橋本加津代先生が皆さんからの不安なこと、心配なこと、わからないことを丁寧に答えてくださり、これから一杯罹る「風邪」の話、また流行しそうな「インフルエンザ」の話、離乳食の話、予防接種のお話など沢山のことを話してくださいました。また、日本小児科医会からの5つの提言を話してくれました。

大事なことを2つお知らせします。

「2歳までのテレビ・ビデオ視聴は控えましょう!」

「授乳中・食事中のテレビ・ビデオの視聴は止めましょう」

あかちゃんのお相手をテレビやビデオにゆだねるのではなく、シッカリ受け止めてお相手してあげてくださいね。今日参加されたママさんたちは、テレビやビデオにお守はさせないでしょう!

お子さんもお母さんもこの冬風邪をこじらせないよう祈りながら、楽しいひよこママの会でした。

第15回ひよこママの会

15回目を迎えました今回は、初めて四条のサロンで「ひよこママの会」を開催しました。

参加されたお子様の月齢にあったいろんなお話を聞く事が出来ました。

開催日 : 12月3日(水)

時間 : 13:30~15:30

今回のお子様の月齢は2~14ヶ月です。

~~~~~~~ 内容 ~~~~~~~

1.自己紹介

2.「気になること」「聞きたいこと」のコーナー

 Q)離乳食開始に伴い、口のまわりが荒れやすくなった。

 A)柔らかい布で、ふいてあげる。ワセリンなどで保湿をしてあげる。

 Q)インフルエンザの予防注射は必要か?

 A)6ヶ月を過ぎると受けられるが、効果は少ないです。1年過ぎてからの方が効果はよい。親が予防注射をしてインフルエンザを家に持ち込まない事も大切です。

 

 Q)何でも口に入れる(なめる)。その都度きれいに拭けていない。

 A)個人的に回答

 Q)忙しすぎて離乳食を何品も作る自信がない。

 A)無理をせず親と同じ野菜を使ったり、時にはベビーフードを使うこともいいですね。

 Q)夜間のオッパイが2時間ごとで、なかなかのびない。

 A)個人的に回答

 

 Q)乳児湿疹が首のまわりにまで出ています。母乳で育てていますが母親の食事が影響しますか?

 A)初めての冬(乾燥期)には脂肪が足りなくて湿疹が出やすいです。お風呂上がりにワセリン系の保湿剤を使うとよい。母乳の内容は、母親の食べ物の影響は少しあります。特定の薬剤(ホルモン剤など)は注意。

 Q)冬は、外出を控えた方が良いのか?

 A)人ごみを避けて外に出る方が良い。紫外線も日本の場合、日常的なものなら気にしなくてもよい。赤く日焼けする人は少し注意。

 Q)ベビースイミングを始めたいが、行き帰りのバスの中での風邪の感染などが心配。

 A)一年に10種位のウィルスに接触しています。これを繰り返す事によって強くなっていきます。

 Q)赤ちゃんの鼻水がなおらないので、どうしたらよいでしょうか?

 A)喉も赤く無く風邪でないなら、鼻水もウイルスが入らないようにする大切な防御反応です。

 Q)母親がアレルギー体質(アトピー)なので、気をつけたら良いこと。

 A)めぼしい食品に目をつけておくことは、必要。でもあまり厳格に極端に避けることは、しない方が良い。

 Q)1ヶ月半の時に中耳炎になったので気をつけた方が良いこと。

 A)鼻汁の中にはウィルスがいっぱい。鼻をかむなど外へ出すことが、大切です。

 Q)夜泣きが続く。夜続いた時間で寝てくれず、昼も夜も神経質な態度に疲れが…。

 A)夜泣きは6ヶ月以降1才半まで(2~3才までとも)に健康な赤ちゃんにおこる普通のこと。

 <対処法>

  睡眠に至る流れをいつも同じようにしていくこと

  お母さんがイライラしないこと

  お父さんなど他人の人にも協力してもらうこと

 Q)朝晩ミルクに続き、昼夕のみごはんを食べます。3回にすると、1回の食べが悪くなったり、夜中に起きておなかがすいたような様子。

 A)子供にも個人差が有り、必ず3回食べる必要は無い。1日で見てしっかり食べていれば良い。

3.ありふれた病気についてのお話

○かぜ症候群

 90%ウィルス感染⇒自分の体力で治す

 10%細菌感染⇒抗生物質が効く

 最後まできちんと飲むことがポイント

○咳や鼻水のかぜ

 鼻汁も咳も大切な防御反応

 注意⇒百日咳(三種混合ワクチンを受けておく)

○冬の季節はインフルエンザに注意

○嘔吐や下痢のかぜ

 冬に多いウィルス性胃腸炎

 注意⇒嘔吐が終わって直後には口から水分などとらないように

 嘔吐が終わって、食べられるようになったらいつもと同じ食事を

 注意⇒腸重積

○発熱

 3ヶ月までの発熱は直ぐに医療機関へ

 37.5~38(夏)まで元気にしていたら熱さましは必要ない。

○熱性けいれん

○湿疹

 対策⇒スキンケアとワセリン

○アレルギー体質について

 治療はスキンケアと適剤適所⇒赤みが強い時はステロイドを使い、おさまったら軽いものに変える。

○嘔吐、下痢、便秘

○抗生物質が必要な細菌の病気

 中耳炎と百日咳(三種混合がまだなら)乳児では尿路感染症を見逃さないように。

 溶連菌感染症、マイコプラズマ感染症⇒幼児期、学童期に多い。

 受診すべきかどうか判断がむずかしい。

 治療が必要か?⇒機嫌がよいか?おもちゃで遊んでいるか?

 母の「いつもと違う!」という直感は大切。

 発達などの問題⇒成長曲線と同じカーブで成長していれば、時期的な

 早い遅いがあっても問題ない。著しくカーブからずれていれば、保険所、小児科で相談。

☆☆「第14回ひよこママの会」からの伝言☆☆

赤ちゃんや子供が一生懸命に考えているときは、まわりの大人は待ってあげる。

育児において「待つ」ことはとても大切。考える力を育ててあげて心の発達を促し、想像力を育ててあげましょう。