排卵時の子宮内膜が6~7mmと、薄い内膜でなかなかあかちゃんが授からなかったHさん。
結婚18年目にしてやっと授かったあかちゃんを何とか無事10ヶ月育てて出産してほしいと願っていたHさん。
妊娠初期からトラブル続きで大変でした。
初めて妊娠陽性反応が出て嬉しい反面、少しずつ始まってきた出血に不安が増大するばかり。腹部痛はあるし、息苦しさも出てきて不安だらけ。いきつけの婦人科では妊娠してるが、以前くも膜下出血を起こしているため黄体ホルモンが使えない。
出血の対応に他の病院を紹介されるも、その病院は「妊娠していない!胎嚢がが見えない」と断られまた別の病院へ紹介さる。言わばたらい回しのようになり、出血は多くなるし、不安が募り大学病院に心拍確認の事態にビックリ。
即入院となりそこから入院生活が始まりました。
4ヶ月の安静生活がはじまり出血は止まらず悪阻は酷くなるし大変でした。でもおなかのあかちゃんは元気。「便り無きは無事な証拠」と連絡をまって居たところ、なんと30週で緊急帝王切開になり、あかちゃんも1690gの身体で生まれてきました。初めてのお部屋がNICU(新生児集中管理室)でHママは心配と不安で大変だったと想像します。
NICU(新生児集中管理室)は子宮内胎児発育遅延、超低出生体重児、早産児などの新生児が治療を行うところ。そこで45日間管理され体重も3000gにふえてやっと退院できました。
絶対安静の日々を余儀なくされ流産の危機を乗り越え18年目の春にやっと待望のわが子を家庭に迎えられたのでした。
すらりとした新米パパが大事そうに抱っこしてこられました。
パパの大きな手、その中に安心して眠っているSちゃん。ママも大変だったけど3人の親子関係が絵になって、とても幸せな家庭が誕生して、私も感慨深いものがありました。
本当によかった!Hママさん「Sちゃんを神経質に育てないでね」と余計な事を話したおせっかい先生でした。
おめでとうね!幸せになってください!