コーヒーがダイエットに良い?

昨日放送された「あるある発掘大辞典」は、「コーヒーで痩せる!」というテーマでした。

コーヒーに含まれる成分が「褐色脂肪を燃焼させ、痩せやすくする」というものでした。さらにただ単に飲むのでは駄目で「飲み方」も重要なポイントである、ということでした。

そしてその飲み方とは・・・!

 ☆ブラックコーヒー(もしくはカフェオレ)で

 ☆ホットで

 ☆1日に4~5杯飲む

というものでした。その4~5杯のコーヒーは、3度の食後と3時のおやつ時、お風呂に入る前(もしくは運動する前)ということでした。

確かに食後にコーヒーを飲むと脂肪を流してくれ、消化を助けますので良いでしょう。「運動する前に、ブラックコーヒーを飲むと脂肪燃焼が良くなる」といったことは、以前ブームになりましたね。

ただコーヒーの「苦味」や「カフェイン」は、一時的には体を温めますが、結果的には「体を冷やす」ように働き、「冷え性」の方には良くありません。もちろん「妊娠中の方」や「妊娠を望む方」にも良くありません。

そういった方は、1日1杯程度ならともかく、1日に4~5杯などとは論外です。

確かに誤った情報ではありませんし、原理としてはダイエットに良いのでしょう。

しかし番組内でも「こんな方には注意が必要」ということで、「妊娠中の方」「胃腸の弱い方」「貧血の方」など注意書きが出ていたように、タイトルだけで飛びつかないように気をつけてください。せっかくの「恵まれるもの」も恵まれなくなってしまうかもしれません。

不妊治療の続け方

病院での不妊治療は様々な治療方法があります。

ただ病院での不妊治療を受けて、どこまですべきなのか、いつまで続けるべきなのか、わからいまま10年、20年と続け、止めた途端に閉経し、更年期の症状が現れたのでまたホルモン治療を続けている、という話を聞きます。

初めに病院へ行くのは、不妊の原因を調べてもらうためでしょう。その結果、その原因を治すために「排卵誘発」「卵管手術・通水」「人工受精」などの治療法を選択していくわけですが、その治療をしたからといってなかなか成功しないのが現実です。

それらの一般不妊治療を「2年間」続けても成功しない場合、「体外受精」や「顕微授精」などの「生殖補助技術」の治療に移るのが良い、とされているようです。

しかし、もし年齢が40歳までであり時間的に余裕があれば「生殖補助技術」の治療に移る前に、体質改善の漢方薬をおススメします。体質改善をある程度されてからだと良い卵ができますので、そこで「生殖補助技術」に頼れば成功率が高くなります。

できれば2年間も一般の不妊治療を続ける前に、または続けながらでも漢方薬と出会って欲しいと思います。

2年間も「排卵誘発剤」のクロミッドなどに頼っていると、様々な弊害が出てきているはずです。是非、「少し立ち止まる期間」をお持ちください。

人間が人間らしくあるために

本日、5人の方に文化勲章が贈られました。

その中に94歳になる医師の日野原重明先生がおられました。日本で一番忙しい90歳代、と言われるほど朝から晩までの過密なスケジュールを毎日こなされています。昼食もおやつと言ってもよいくらいとても簡単なもの。

それでも元気に仕事をこなされています。

こんな元気なお姿を見ていると、いつまでも元気で居られるようにするためには「夜は早く寝ること」「バランスの取れた食事をすること」・・・などといったアドバイスをしていることに少し躊躇いを感じたりします。

しかし、「日野原先生は特別」ということで、皆様は決して真似をしないようにお気をつけください。やっぱり元気でいるためには、生活習慣を正すことが一番です!

そんな多忙な日野原先生がずっと訴え続けておられること。

「患者自身が自分の健康を守る患者参加型医療の重要性」です。

近代医学が日々進んでいく科学の力を過信し過ぎて、人間の体の構造や仕組み、遺伝子などばかりを見て、人間の生命全体を見ることを忘れてしまっている医療に疑問を抱き続けて来られました。

近代医療の意のままになってしまい受身の姿勢になっている患者を、医療の場へ参加させ、最後まで人間らしく生きるために生命の質の向上を目指すために共に実践と啓発を重ねても来られました。

だんだん「患者が医師や受ける医療を選ぶ時代がやってきた」といえども、まだまだ現実は「受身の医療」と感じることが多いものです。

今進化しつつある高度医療の中でも「不妊治療」の分野は、特にその進化は目まぐるしいものです。だからこそ、患者側が本当に自分達が望んでいる医療をしっかりと選んでほしいものです。

風邪ひくことは学習である

今日は第3回目の「ひよこママの会」でした。

参加くださったのは、6ヶ月から11ヶ月までのお子様達とそのママとパパ達でした。

6ヶ月のお子様は、まだ「赤ちゃん」という感じでしたが、11ヶ月になるともう「子供」という感じで、5ヶ月でこれほどまでにも印象が違うことに、子供の成長の早さを改めて感じました。

本日もベテランの小児科の橋本加津代先生と看護師の青山ミワさんが、新米のママとパパの悩みに答えてくれました。

そんな中で、これからの「風邪の季節」にぴったりのお話を紹介します。

産まれてから6ヶ月まではお母さんの母乳から免疫力をもらっているので、風邪はひかないのですが、6ヶ月~3歳までは何度も何度も風邪をひく時期になります。

特に「保育所」や「幼稚園」に行くようになったその1年間は、「風邪ばかりひいている」といった状態になります。

しかし、これは風邪をひくことによりその都度免疫力が高まり、強い子になっていくための過程なのです。「風邪をひくことで、学習している」と思って、風邪ばかりひいている我が子をあまり心配しないようにしてください。

熱に関しても、41度を超えるような熱は下げないといけませんが、39度くらいの熱であれば、その熱が出ることでどんどん免疫力が高まり強くなっていきますので、すぐに「熱さまし」のお薬を飲ますようなことはしないでください。

40度以下の熱で脳がどうにかなることは、まずありません。熱が出たことがきっかけで脳に何らかの障害が出た場合は、それは遺伝的に初めからその原因が脳にあったからだと言われます。

後に我が子が元気に育ってくれるためには、ポイントだけ押さえてあまり過保護にしないようにすることが大切ですね。

第3回ひよこママの会

☆ 10月26日(水) 14:00~16:00 ☆
<<「第2回ひよこママの会」からの伝言>>
***確認行動が大切***
9ヶ月くらいのこの時期は、何でも自分で「確認」したい時期です。行動がとてもさかんな時期です。口や手により「味」「音」「触感」で外界を認識しようとしています。それに対して親は、子供が「確認」しようと遊んでいることに対して「再確認」してあげることが大切です。
★★★今回のお子様の月齢は6~11ヶ月です。★★★
<発達について>
6ヶ月は受身。
6ヶ月からは自分でやりたがる。
8ヶ月からは人見知り。6ヶ月までは誰でもOK!6ヶ月から「お母さん」、「お父さん」、「他人」がわかってくる。
寝返り(上→うつ伏せ)→(うつ伏せ→上)
8ヶ月よりうつ伏せでクルクルするのは、ハイハイの始まり。
お座りは急がなくて良い。お尻の大きい子はお座りが早い。
四つ這い → 歩行の準備
四つ這いするまでは掌全てで掴んでいた → 四つ這いするようになったら、摘むようになる
9~10ヶ月は、引っ張って放り出す。出すものはいっぱい出して、そのうち仕舞うことを覚える
6~8ヶ月は、「マンマ」など少し話をする。
この時期は、「体重が増えて → 身長が伸びる → 体重が増える → 身長が伸びる」の繰り返し
<風邪について>
6ヶ月まではお母さんの免疫をもらっているので、風邪はひかない。
6ヶ月からは、風邪をひいて、学習していく。保育所や幼稚園へ行くと、1年目は風邪ばかりひく。
3歳までは風邪をひき、学習しているとき。
風邪をひいて当たり前。風邪をひいて学習する。
バイ菌・・・トビヒなど;バイ菌の病気は、今は少なくなっている。バイ菌には薬(抗生物質)が良く効く!”はしか”(伝染性)は必ずワクチンの接種をすること!
風邪はすぐに治る。その代わりにすぐにかかる。
インフルエンザ脳症になるお子様は、遺伝的なものが原因である。
風邪はほとんどウィルスによるものなので、抗生物質では治らない。細菌の中へウィルスが入るため。お母さんは、お薬を欲しがるが、お薬を与えても効かないのが現実。時が経てば勝手に治り、後になるほど治っていくので、後に診た医者が「名医」と言われてしまう。
風邪をひいたら、寝ていないといけないか? → 子供は動くもの。動けているのなら、必ずしも寝なくても良い。
<解熱剤について>
41度以上の熱が出なければ、高熱とは言わない。40度以下の熱であれば、熱を出すことで免疫力が高くなっていくので、解熱剤を使わないほうが良い。41度以上は、熱射病や中枢系の破壊によるものなので、解熱剤を使用しないといけない。
<熱性痙攣について>
熱性痙攣は、体質の寄るものである。基本的に1~2分(長くても15分以内)に治まるもの。体温が38度台に急に上がったとき、などに起こりやすい。
3~4日熱が続き、痙攣が起きた場合は、髄膜炎などの疑いがあるために、病院へ行くこと!
<子供の体温>
子供の体温は、少々高め(36度5分~37度2分)が正常。乳児はもう少し高いもの。
<水疱瘡の時のお風呂について>
水疱瘡でも元気であれば、お風呂に入れても大丈夫。手で石鹸を泡立てて、水疱瘡を潰さないようにして洗えば良い。
<薬の飲ませ方>
薬は、食前でも良い。食後だと吐いてしまうこともあるために、食前に服用すると良い。
<子供の中耳炎>
子供の耳管は、太くて角度(傾斜)があまりないので、鼻がすぐに耳に入る。 → 中耳炎になりやすい。
チンができない → 中耳炎になりやすい
<小児科受診のポイント>
熱や咳、下痢があっても子供が遊ぼうとする元気があれば、病気はそれほど重くない、と判断してよし!常と異なる症状や顔色を見せたときに、注意!
「おしっこ」:尿路感染症を起こしているときもあるので、検尿は大切。
「ウンチ」:ウンチの状態でウィルス性のものなのか、細菌性のものなのかがわかる → 抗生物質が必要なのか、が判断できる大切なもの。
「体重」:体重により薬の量が変わってくるために、その子供の体重は大切。
<インフルエンザワクチン>
毎年変わるので、毎年受けること!
副作用が心配されるが、100万人に1人の割合で、「ギランバレー」が起こることがあるのみ。
<来年4月より麻疹と風疹のワクチン変更>
予防接種法の改正により、麻疹ワクチン・風疹ワクチンが来年4月より変更される。接種には気をつけること。通知が来るわけではないので、自分の子供がどのタイミングで接種しないといけないのか、きちんと把握しておく必要あり。

体調崩した2年間

34歳Tさん。何に対しても一所懸命になってしまうタイプ。

2年半前にかなりの期待をかけられて、責任ある仕事を任されました。Tさんは張り切って、自分のことは犠牲にしても朝から晩まで寝ている間も仕事のことばかり考えて、仕事に没頭していました。

結果としてTさんの任されたプロジェクトは1年で軌道に乗り、売り上げも確実に上がってきていました。

ところが気がつくとTさん自身は、生理が飛ぶ月があったり、生理が月2回来ることもあるような体になっていました。今となってはその仕事はTさんにとって、「生きがい」のようになってしまっているために、その仕事があるとがんばってしまう、しかしがんばりすぎると体調がどんどん崩れていく・・・という筋書きができあがってしまっていました。

仕事が軌道に乗った33歳くらいから「子供」のことを考え始めたのですが、こんな状態で恵まれるはずもなく時は過ぎていきました。

「仕事が軌道になったからそのうち体調も良くなるだろう」と思っていたのが、「がんばりすぎてしまう」筋書きから抜け出せず、基礎体温も波状型で全体的に高めになってきました。

「全体的に高め」というのは、つまり「陰虚」がどんどん進んでいるという証拠です。

心身ともに「先天の気」を使いすぎたために「陰虚」が進んでしまったのです。

「2年間」という年月は、体調を崩すには十分すぎました。

Tさんは崩した体調を取りもどすために、半年前よりそのプロジェクトから外れました。そして2ヶ月前より「瀉火補腎丸」と「杞菊地黄丸」の漢方薬を服用されています。

「2年間」かけて崩した体調は、同じだけの時間をかけないと取り戻せません。しかし、漢方薬や鍼灸治療により、その取り戻す時間は短くすることは可能でしょう。きっと2年もかからずに良い結果が得られることでしょう。

冠元顆粒の作用

現代人には『「冷え性」で困っている』と言われる方が多くいらっしゃいます。

原因は人により様々ですが、

 ☆夏に暖かい「陽気」を養うはずの時期に「クーラーの効き過ぎた室内で過ごす時間が半日以上ある」

 ☆適度な運動を毎日行っていない(つまりは運動不足)

 ☆季節に外れた食べ物を採る

 ☆バランスの良い食事が出来ていない

などが主な原因でしょう。

そのような人は、特に「抹消の血流」が悪く、滞っているために「冷え性」という症状が出ていることが多くあります。この場合には、「婦宝当帰膠」と「冠元顆粒」をセットでお勧めします。

これらの組み合わせはとても相性が良く、相乗効果で「冷え性」を改善してくれます。生理不順で生理が来ないような人にもこの処方は使われます。

ただこれらを紹介したときに、「婦宝当帰膠」の商品の説明は「貧血・冷え症 / 生理不順」となっているので良いのですが、「冠元顆粒」に関しては「高血圧・動悸・息切れ」となっているために、

「私は高血圧でもないのに、こんな薬は必要なのでしょうか」

といったことをよく聞かれます。

ある商品の説明に関して、様々な症状に対しての万能の記述をすることはできません。従って「冠元顆粒」のように「冷え性」には全く関係ない症状が記述されているものは多くあります。「冠元顆粒」はその他の症状として、「月経期」や「排卵期」にも使用されますが、ますます関係ないお薬のように思えるでしょう。

このように症状の記述とご自分の症状を比べられると、首を傾げたくなるものは多くあることでしょう。決して間違った処方をしているわけでもなく、記述が間違っているわけでもありません。疑問を感じられたら、どうぞお尋ねください。

環境ホルモンの影響

「環境ホルモン」つまり「内分泌撹乱物質」は、知らず知らずのうちに私達の体に悪影響を及ぼすものです。

「知らず知らず」というのが一番恐ろしく、気がついたときにはそれにより体が侵されていて、何らかの障害として現れている、といったことになりかねないものです。

今、世の中は様々な「内分泌撹乱物質」に溢れています。代表的なものとしては「ダイオキシン」がそれに当たります。女性ホルモンである「エストロゲン」に似た作用や拮抗する作用と示すと言われています。

最近若い女性に多い「子宮内膜症」。これは、子宮内膜と呼ばれる組織が子宮内膣以外の部位に発生し増殖する病気です。

子宮内膜は、「エストロゲン」の作用で増殖するものですが、

『今の世の中で撹乱している「内分泌撹乱物質」による影響で、子宮内膜症が増えているのではないか?!』

いう見方もあるようですが、これほど化学や医学が発達したこの世の中でも「知らず知らず」の現象に対してはまだまだ確信には至らずにあるのです。

しかし、確信に至らずとも、明らかに可能性の大きい「危険」に対しては、避けられるものであれば避けていきたいものです。

命を授かったお顔

今日は月1回行っている「不妊相談会の日」です。

今日も昼の1時から5時までの時間帯で、26人の方が当店を訪れました。

妊娠されたFさんは、今月で6ヶ月目に入り順調であるとのこと。他人から見てももう妊婦さんとわかるくらいお腹が出てきていましたし、お顔もだんだんと「やさしいお母さんの顔」になってきているのが見て取れました。

ほんとに嬉しい限りです。

Fさんは当店に来られる前は、ホルモンによる不妊治療をされ、「今度は体外受精にしましょう」とまで病院からは言われていましたので、来店された際にはどちらかと言うと「焦り」と「不安」でいっぱいのお顔をされていました。

それが今は「やさしいゆとりのあるお顔」にすっかり変わられたのです!

これが「命を授かったお顔なのだ」、と改めて感じました。

とても良いお顔です。

早く皆様にもこんな素敵な顔になってもらうために、日々私達は努めています。

他国での保育園事情

日本の保育園事情はどうなのでしょうか。もしかして保育園事情が悪いために、出生率が下がっているのではないでしょうか?

出生率が1番高いのは、「アイルランド」、その次に高いのは、「フランス」のようです。

その2番目の「フランス」の保育園事情について調べてみると、保育園が十分に整備され、出産後も女性が働き続ける環境が整っているため、実際に働き続ける女性が多いようです。

その結果、共働きで家計に余裕があるために、「出生率が高い」とも言われています。

「出生率が高い」ことは、それだけが要因ではないでしょうが、それも一理あるでしょう。

日本も女性が「気持ちよく働き続けられる環境作り」を早く確立してほしいものです。それができないと、少子化を食い止めることはできないかもしれません。