体力が低下している子供たち

最近の日本の子供は体力が低下しているといいます。「瞬発力」「持久力」ばかりでなく、「平衡感覚」なども衰えてきているようです。

その原因の1つに、「外で遊ぶ時間が少なくなった」ということがあげられています。

「お塾」がブームの今の時代、習い事や学習塾で外で遊ぶ時間がなかったり、ゲームがブームの今の時代、家の中でゲームやパソコンに時間を費やしているために、外で「体を使っての遊び」をしなくなった結果と言えます。

統計の結果、20年前に比べて小学生が外で遊ぶ時間が半分程度までに減っているようです。

そうなってしまったことの背景には、昔なら足を浸して遊ぶことのできた溝は、今では危険防止のためにほとんど蓋をされていたり、草むらやガタガタ道がなくなったり、遊ぼうと思っているのに「砂場」にシートを被せられていたり・・・、と子供が遊ぶ場が少なくなってしまったことも原因でしょう。

しかし、いくらでも外には遊び場はたくさんあるはず。

もっと太陽を浴びて、元気いっぱい怪我をしながら外で遊んでほしいですね。そういった遊びをしているうちに、「してはいけないこと」や「手加減すること」を学び、「創造力」が生まれ、「社会の上下関係の秩序」なども身についていくものです。

是非子供には、塾などで学ぶ「頭の知恵や技術」だけではなく、「生きるための知恵や技術、そして体力」も身につけてほしいです。地球温暖化の進むこれからの世の中、机上の知識だけでは生きられない時代がやってくるかもしれません。

これかの世の中を担う子供達には、もっと逞しくなってもらうために、子供は子供らしく元気に外で遊ばせてください。