30歳半ばから

古典の書物に、男性は「8の倍数」、女性は「7の倍数」の歳に節目があり、変化していくものである、と記されています。

ちょうど35歳を過ぎた辺りより、女性はホルモンのバランスが崩れ始め、様々な症状が出ることがあります。

更年期には早いはずのこの時期に、その様な症状が出て、更年期障害と捉えられる場合もあるといいます。

もうすぐ40歳になるHさんは、OLとして会社で働きだしてから18年目。年始に昇格試験を受け、春より管理職になり部下を持つようになりました。

どちらかと言うとスマートに仕事をこなしていくタイプだったHさんですが、夏頃より起床時には体がだるく、職場でも集中力に欠け、すぐにイライラし、部下を怒鳴っている自分に気づくことが多くなりました。そんな自分に苛立ちを覚え、悩んでいるうちに熟睡できなくなってしまいました。

このようなHさんのような症状は、更年期障害の可能性があるといいます。本来であれば閉経前後の5年間ほどを更年期と呼ぶのですが、35歳を過ぎた辺りの女性ホルモンが崩れ始めた時期にも更年期様症状がでる場合があるのです。

もし、そのような症状を感じたら、産婦人科でホルモンバランスを調べてください。更年期障害がでる時期にしては早すぎます。早めのケアが必要です。もちろん、こんな時にも漢方は強い見方です。是非、ご相談ください。