心と体

治療に関わるようになって、「心」と「体」は決して離して考えることはできない、とますます感じるようになりました。

特に女性は、「心」が乱れると「月経周期」という体のバランスが多く乱れます。無理をすると、月経が早まったり、遅くなったり、飛んでしまったりします。その「無理」は「心」の部分で無理をしてしまった時に、多く関わるようです。

本日鍼灸治療に来られた35歳のSさんもそれが原因で、ここのところ周期が遅くなっています。原因は職場を変わり、その職場環境があまりにも酷いことに耐えられず、4ヶ月我慢したけれどもちょうど4ヶ月前より月経周期が乱れてきた、と言われています。

これにはまずは、「心」の部分の調整と、「肝経(かんけい)」と「脾経(ひけい)」の経絡の調整を行います。後は、Sさんの「心」が「その職場でも大丈夫!」と思えるようになるか、「転職するか」に掛かってきます。

「心」と「体」は一体です。「体」の異変は「心の乱れ」が関わっているかもしれません。「体」の異変を感じたら、一度自分の「心」に訊ねてみてください。