2005年11月アーカイブ

10年前に乳癌の治療を受けた60歳のCさん。

その時の治療は、手術とホルモン療法を受けられました。最近茶色い不正出血が続いたので検査をしたら、子宮体癌ということがわかりました。

乳癌の手術後にはタモキシフェン(商品名:ノルバデックス)というホルモン剤が使用されることが多いのですが、これを服用すると子宮体癌になる危険率があがってしまうのです。

このタモキシフェンの作用は、女性ホルモンであるエストロゲンの働きを阻害します。エストロゲンは、乳ガン細胞の増殖を促しますので、タモキシフェンがエストロゲンに対抗することで、患側の乳癌細胞の増殖を抑制もしくは停止させたり、反対側の発生を防止する効果があると考えられてきました。

また、タモキシフェンは、閉経前の妊娠率を上げることも明らかになっています。不妊の治療として排卵を誘発する目的で、タモキシフェンを使用している国もあるようです。反対に、閉経前で妊娠を希望しない人は、避妊の処置をする必要があるということです。

この乳癌予防には良い「タモキシフェン」ですが、子宮体癌を招く可能性が大きいことは、近年になって分かってきたことで、医師から説明を受けていない人も多いようです。

乳癌でホルモン療法を受けた人は、その可能性が大きいこともあるために、年に1回の婦人科検診を必ず受診され、「過去にホルモン療法を受けたことがあることを告げること」、「不正出血がある場合はそのことも告げること」を行ってください。

なかなか婦人科検診にてその事実を医師に伝えない人が多いようですが、早期発見、早期治療のための正しい情報は必ず伝えるようにしてください。家族のためにも必要なことです。

34歳のMさん。昨年の9月に生理が来てから4ヶ月無月経の状態。ご結婚2年目で「早くに子供を」と望んでおられた矢先の出来事でした。

早速病院に行き検査をした結果、「多嚢胞性卵巣症候群」という診断でした。今回4ヶ月も無月経だったのは、卵胞が未熟のために無排卵状態となった結果だったのです。

なかなか自力では排卵が起こらない、というので排卵誘発剤によるタイミング法をされていましたが、それでもなかなか恵まれず、「漢方薬の力を借りたい」と来店されたのは、今年の5月でした。

Mさんは、排卵誘発剤を使用してのタイミング法を続ける方針でしたので、漢方薬で改善したい時期は低温期で、低温期に「シベリア霊芝」や「桂枝茯苓丸」などを処方しました。漢方薬により質の良い卵ができることで、排卵後、高温期ができ、受精しなければ生理が来る、という段階を踏んでいくことになります。

漢方薬を服用されてから2周期目の7月にはまだ安定した月経周期ではありませんでしたが、3周期目の8月には、30日に安定し、質の良い卵ができるようになってきました。

そして10月末の排卵期。

やはり自力では難しいようで、内服薬の「クロミッド」を服用したけれどもそれでも排卵せず、結局HMG製剤「フェルティノーム」の注射後、HCGの注射をする「HMG-HCG療法」を行われました。これは強力な排卵誘発法になります。あまり何度も繰り返し行われることは副作用のことのあり、おススメできませんが、今回はとても質の良い卵胞が育ったということで、Mさんたってのご希望でした。

しかし、その結果、昨日に「陽性反応」の報告を受けました!

無月経克服より約半年。次の嬉しいステップに進むことができました。

まだまだ安心はできませんが、また次の嬉しいステップを踏めるようにMさんと共に時を刻んで行きます。

全国の児童相談所に、毎日様々な相談が寄せられます。

その中でも、昨年度に受けた「児童虐待に対する相談」は、33,408件。一昨年度よりも25%強増加したことが、集計結果にて明らかになりました。

虐待の種類別の統計は、「身体的虐待」が14,881件(44.5%)、「保護の怠慢・拒否」が12,263件(36.7%)、「心理的虐待」が5,216件(15.6%)、「性的虐待」が1,048件(3.1%)でした。

我が子といえども親のものではありません。思い通りに行かないことはたくさんあるものです。それが思わず「虐待」に繋がってしまうのでしょうか。

47歳のKさんが、「子育て」について次のように書かれています。

「子育てを通して痛感したのは、上を見たらキリがないということ。

自分の子供に対して『もっとこうしよう』『もっとこうなったらいいのに』と期待すればするほど、際限がなく、できないと感じるたびに落ち込んでしまう。

『これくらいでいい』『これだけできるのだから上出来』と、我が子に接してあげることが大切。他人と比べすぎないことが大事だ。」と。

あまりにも他人と比べすぎて本当の「我が子の良さ」を見落とし、我が子が目指していない方向へ無理に導こうとする結果、子供が反抗し、思い通りに行かないために「思わず手が出る」ということになるのかもしれません。

不器用だけれどもその子なりに目指そうとしているものが何なのか、をゆっくり見つめてあげることが大切です。きっと我が子の「良さ」が光っているはずです。

人によって様々な症状が現れる「悪阻(つわり)」。

安定期に入るまでの時期に酷い人が多いようですが、安定期を過ぎてもまだその症状が出ている人も居ます。

通常であれば「気持ち悪い症状」は、その原因を除去すれば良いのですが、「悪阻」の場合は、その原因が「お腹の中に赤ちゃんが居ること」なものですから、その原因を除去するわけにもいきません。

こんなとき、漢方では上焦(じょうしょう)を治す生薬である「黄芩」の煎じ液を服用してもらいます。少々苦いですが、その煎じ液を少しずつ何回にも分けて服用してもらうことにより、「吐き気」や「むかつき」を和らげてくれます。

また、その「黄芩」に加えて、「むかつき」を解消してくれるツボを刺激することで、さらに悪阻を和らげてくれます。

そのツボは、「内関(ないかん)」です。

心包経(しんぽうけい)という経絡に属するツボで、みぞおち部分のつまりを取り除いてすっきりさせる働きがあります。

(前回の「チャングムの誓い」では、毒のある実を食べて失神していた女の子のこのツボに鍼を刺して、毒素を吐かせていました。そのツボです!同じツボでも刺激方法により、吐かないようにさせたり、吐くようにさせたりするのです。)

ただし、まだ安定期に入らない不安定な時期のときは、あまりこのツボを刺激しすぎない方が良いです。その代わりに、みぞおち部分を「みぞおちから外に向かって」やさしくマッサージするのが良いです。

もし、鍼灸院が近くにあれば、その部分に接触鍼か金鍼を当てる(接触させるか当てるだけで、刺しません!)施術をしてもらうことをオススメします。

妊娠することは喜びですが、悪阻は辛いですよね。是非、「黄芩」と「ツボ刺激」にて乗り切ってください。

昨日はお2人の妊娠が判明しました。

1人の方は35歳のSさん。周期療法を始められて6ヶ月後に妊娠されたのですが、心音が聞こえないままに9週目に掻爬されました。それから後は少し気分もゆったりとして、体調を維持する程度に漢方を継続されて8ヶ月目になります。

前回のこともありますので、病院からは黄体ホルモン剤と血栓の予防薬を処方されました。漢方では<婦宝当帰膠>をベースにし、流産防止に<補気剤>を少量使っていただきました。

もう1人の方は30歳のHさん。5歳の子供さんがおられ2人目をめざすものの、その後2度流産を繰り返したため漢方を使い始めることになりました。体調を整えられ、スムースに妊娠されましたが体温から判断すると要注意。

<補気剤>に加え、流産防止のための漢方薬を使うことにしました。

偶然ですが、同様の経過の方が同日に妊娠判明するとは驚きであるとともに、とてもうれしい日でした。 (記:古村 学)

通常の「排卵誘発剤」は、副作用を伴います。

一度に多数の小さな未成熟な卵子ができてしまう「多嚢胞性卵巣症候群」の人には排卵誘発剤が有効なのですが、一方で卵巣が腫れ、腹水や胸水が溜まる「卵巣過剰刺激症候群」と呼ぶ副作用が現れやすくなります。

その「副作用」が起きない「排卵誘発剤となる薬」に着目し、成果をあげているクリニックがあります。

「排卵誘発剤となる薬」とは、乳がんの再発防止などに使用する治療薬である「レトロゾール」です。

この薬に排卵を促す作用と関連があることに着目し、それを実際に不妊治療を受けている患者に服用してもらった結果、副作用は見られず、正常な排卵を促すことができ、約6割の患者が妊娠できたという結果が出ています。

さらに、従来の「排卵誘発剤」は費用が5万円ほどかかるうえに、注射であるために通院しないとなりませんが、「レトロゾール」による新治療は、費用も5千円程度で、錠剤のためにどこでも服用できるといった、患者側にも負担が少ないものとなっています。

この成果は、今月16日に開催された日本不妊学会にて発表されたようですが、これによりもっと研究が進み、「副作用のない」「安全」で「安価」な不妊治療法が、多くのクリニックで行われるように期待したいものです。

先週土曜日の「チャングムの誓い」で、万能薬として紹介されていた生薬の「キバナオウギ」。そのドラマの中では、なかなか栽培するのが難しく、明の国より高い値で買っているとされていました。

この「黄耆(オウギ)」は、その昔の薬の本である「神農本草経」の中でも「上品(良い薬という意味)」として扱われ、「表虚」の症状のときに「体表の気」を補う薬として記されています。

「裏虚」の症状のときに「五臓の気」を補う薬である「人参」とともに、「黄耆」を使うことで「補益作用」が増強され、元気をつける代表的な補気薬のひとつとして重宝されていました。

不妊治療の中でも、「低温期が安定しない」、「高温期が続かない」、「高温期が安定していない」などの少々身体の力不足の人には、この「黄耆」の入った漢方薬が使われます。

また、産後の「疲れ」による「貧血」や「腰痛」などにもこの「黄耆」の入ったお薬が使用されます。

昔も今も人間の生活スタイルは変わっても、人間にとって大切な「薬」は変わっていないのですね。

41歳のKさん。漢方服用3週期目、鍼灸治療2週期目の7月初めに妊娠がわかり、安胎のお薬を服用されていました。妊娠されてからは、鍼灸治療には来られませんでしたので、自宅でできる安胎のお灸をしてもらうように、指導していました。

ただKさんは、妊娠された時もどちらかと言うと、「弱い脈」をしていて気になっていましたので、本当は鍼灸治療も続けてもらいたかったのですが、なかなか都合がつかなかったようです。

本来は、妊娠の時にでる「滑脈」は、ザワザワとしていて、大きくはないのですが、しっかりと手に触れる脈なのです。それがKさんの場合は、ザワザワしているのですが、力のない弱い脈でした。

Kさんは、その後も週に3~4日のパートを続けておられました。

8月に入ったある日のこと。

仕事中に突然出血!

すぐに病院へ行かれましたが、結局流産という結果となりました。

それからKさんは、ショックから立ち直れずに、毎日涙して過ごしておられたようです。

8月初めにお薬を購入されてから、パタッとKさんからの連絡が途絶えていましたので、その経過を伺ったのは、3ヶ月経った今日でした。

「便りのないのは良い知らせ」とばかり思っていた私達にとっても、その報告はかなりショックでした。

しかし、3ヶ月経ち、まだ少し心の傷は癒えていないけれども「また頑張ります!」とおっしゃったKさんのお顔を見て、また私達も共に頑張ろう、と思いました。

ただKさんは、「気持ち」や「出来事」に一喜一憂して、それが身体に負担を与えてしまうタイプですので、「頑張る」というプレッシャーはまた危険です。

そんなKさんに掛けた言葉・・・。

「頑張らなくて良いのですよ。自然体でゆったりとした気持ちで。」

「あはっ。そーでしたね。」とKさん。

今回の残念な結果も、ご自身の「自分へのプレッシャーによるもの」も一理ある、ということを認識されているのでしょう。その教訓は次に必ず繋がるものです。

今日のその笑顔の中に、次に待つ「喜び」を見たような気がしました。また気持ちを一新して、今度は頑張らないように、待っている「喜び」に向かって進めるはずです。

昨日解禁となった「ボージョレ・ヌーボー」。

なぜ昨日が解禁日かと言うと・・・、

フランスのワイン法で、ボージョレ・ヌーヴォーは11月の第3木曜日が解禁と決められているためだそうです。

この解禁日には、全世界のワイン愛飲家達の『今年の良いぶどうに乾杯!』という声が響き渡っていることでしょう。

「ヌーヴォー」は「新酒」という意味で、ボージョレ地区以外でもフランスでは「ヌーヴォー」として、何種類か決まったワインを販売することができるようです。

今年はフランスでは、暴動が起き、ボージョレ地区も「ヌーヴォー」どころではないのではと心配していましたが、そんな心配なんて何のその!昨日の解禁日には多くのヌーヴォーが出回り、お祝いの食卓に華を咲かせていたようです。

さて、この「赤ワイン」。

体を冷やしてしまう「ビール」とは異なり、「赤ワイン」は体を温める飲み物の仲間です。

ヨーロッパでは、風邪の予防や風邪のひきはじめに、「赤ワイン」に「はちみつ」を入れて、レンジでほどよく温め、飲むそうです。ホットワインです。ワインがホットなだけでなく、体の中までもホットにしてくれる飲み物になるのです。

日本で言えば、「卵酒」に値するものでしょうね。

是非「赤ワインのホットワイン」もお試しください。

お酒に弱い人は、「ジンジャーティー」で「オレンジピールの入ったパウンドケーキ」など食べても良いですね。

これは日本で言えば、「生姜湯」と「みかんの皮(チンピ)を入れたお風呂」に値するのでしょうか。

本日午前、東京・内幸町の帝国ホテルで、黒田慶樹(よしき)さん(40)と紀宮清子(さやこ)さま(36)は、結婚式を挙げられました。

午後からの記者会見で紀宮さまは「様々なことを学び、黒田家の一人として、新しい生活に臨んでまいりたいと思います」と新生活への決意を語られ、黒田さんも「互いの考えを尊重しつつ、心安らぐ、静かな家庭を築いていきたい」と家庭像を語られました。

お二人のお姿を拝見していると、「晩婚化」が進む日本の時世を改めて感じました。

ここ最近私達は、40歳を越える方の「不妊」の相談を多く受けるようになりました。以前よりもその割合が確実に増えました。

それは、「ある程度の年齢までは二人で楽しもう」と仕事や遊びを優先するために「晩産化」が進んでいることもありますが、35歳を超えてから結婚する人が増えているということも原因であると言えるでしょう。

「晩産ほどかしこい子供になる」とは言われますが、もしできることならば、後に望むのであれば「早め」にした方が良いこともあります。

東洋医学では、女性は7の倍数で体の「変化」が訪れると言われます。28歳が心も体もエネルギーが漲っている年齢で、35歳はそのエネルギーが衰えてくる曲がり角。せめて次の曲がり角の42歳までには何とか初産は済ませておきたいものです。

しかし、これは単なる目安でしかありません。重要なのは、生きてきた年月の年齢ではなく、卵胞の年齢なのです。40歳を過ぎても卵胞が28歳や35歳であれば、問題ありません。卵胞が「年齢よりも若く」、「質の良いもの」になるように手助けをしてくれるのが「漢方」です。是非諦めずに「漢方」のドアをノックしてください。

先日は男性が「パキシル」を服用している時の副作用について記しましたが、今回は女性で特に「妊婦」が服用したときの影響について記します。

2000年11月より日本で販売されている「パキシル(塩酸パロキセチン水和物」。昨年の売り上げは420億円で、「抗うつ剤」として幅広く使用されるようになっています。

この「パキシル」を妊婦が服用した場合、他の抗うつ剤に比べ、「胎児の先天異常の発生率が高い」という調査結果がこの秋に発表されました。

現時点では因果関係ははっきりとはしない、と言われていますが、実際、調査では、妊娠3ヶ月までに「抗うつ剤」を服用した妊婦から産まれた子供の中で、先天異常発生率が約4%のうち「パキシル」服用での発生率は約3%であるというデータが取られています。

妊娠が確認されてからは通常一般の西洋薬は服用しないように言われますが、上記のデータからでは、妊娠が確認されるまでに服用していた場合にもその結果に繋がることを意味します。

妊娠の可能性のある女性は、なるべくこの様に作用の強いお薬は服用しないように気をつけてください。この世に生まれてからも元気に育つことができるように。

今日、38歳のWさんは、体外受精(IVF)の最後のステップである「胚移植」をされています。私達も何だかドキドキした1日を過ごしました。

その「胚移植」のステップに行くまでには、いくつかのステップがあります。

まずは、「排卵のコントロール」。月経前、点鼻薬「スプレキュア」により排卵をコントロールし、次に「排卵の誘発」。月経後、排卵誘発剤(HMG)を注射し、月経開始後約2週間程経過したら、超音波検査などにより卵巣内の卵子の成熟度を確認します。卵子が十分に成熟していると確認してからHCG(妊娠時に分泌されるホルモンのヒト絨毛性ゴナドトロピン)を注射します。

次に「採卵」。卵巣に針を刺し、できるだけ多くの卵子が採取され、次に「受精」。試験管の中で行われます。

そしていよいよ「胚移植」。受精した卵のうち最良のものを子宮内に戻します。妊娠したかどうかは、2~3週間後にわかります。

Wさんは、今までにも何度も体外受精を行おうとしてきましたが、「採卵」の段階で卵子が採れず断念したことが何度かあり、「採卵」できたとしても、受精後の分割が全く起こらず、「胚移植」まで至りませんでした。

それが、今回、質の良い卵子がいくつか「採卵」でき、そして「分割」も確認できたのです!

Wさんは今日、今までには進むことのできなかった次のステップに進むことができた日なのです。

そして次の感動のステップまで、あと2~3週間!

その間も漢方が強い味方となり、Wさんを支えてくれることでしょう。

デンマーク人の男性と結婚し、デンマークで出産・育児をされた大阪出身の高田ケラー有子さんが、その体験を様々な感動を交えて書き綴った本が出版されました。

著書は「平らな国デンマーク」。

日本では、「育児ノイローゼ」や「子供の虐待」の問題が後を経ちませんが、デンマークではそのような問題発生率は低いようです。デンマークでは、大人の気持ちに余裕がある社会制度ができあがっているために、子供への配慮ややさしさが自然と生まれてくるようです。

例えば、出産時には、「完全給与保障付き」で、父親にも「2週間の休暇」が与えられ、さらに、夫婦どちらでも合計32週間の育児休暇を取得できるのです。

この国が、高福祉国家であることは良く知られていますが、それが基盤にあるために「育児」も夫婦楽しんでできる環境にあるようです。

ただ高福祉国家となるためには、それだけの資金が国に集まらないと充実した制度も環境も備えることができません。そしてその資金は、高い消費税25%の上で成り立っているものであることは見逃してはならない部分でしょう。

日本もゆくゆくは、消費税は15%までに引き上げられると言われていますが、このことにより福祉の分野も充実したものになるのでしょうか。そうであれば、苦しいながらの税金引き上げ政策にもある程度の理解を示さないとならないと思うのですが、そうなっても福祉の分野はまだまだ改善すべき点が残るような気がしてなりません。

デンマークのようにはならないまでも、日本も大人にも子供にも「心にゆとり」の生まれる社会制度になるようにしたいですね。

「抗鬱剤」として使用される「パキシル」。「パニック障害」にも使用されます。

「パキシル」は一般的に知られている副作用としては、「吐き気」「食欲不振」「下痢」などがありますので、そのような症状がある場合は、消化機能異常治療薬である「ナウゼリン」を一緒に服用するように指導されます。

「パキシル」により、「鬱」や「パニック障害」の症状による「突然の動悸」や「緊張性の頭痛」「眠りが浅い」などの症状が治まるのですが、長い期間の服用にはお気をつけください。

43歳Hさんの旦那様。

1年程前に仕事のストレスにより動悸や頭痛に悩まされ、会社の診療所より「パキシル」と「ナウゼリン」を処方され、服用されていました。

動悸や頭痛の症状は軽減したものの、思えばその時期を境にして、「射精障害」が出始めたと言われます。それまではどちらかと言うと早い方だったのに、奥様が不妊治療中である上に、その新たな症状はまた精神的にも辛いものとなりました。

今は「パキシル」を服用していないにも関わらず、その症状に悩まされておられますので、漢方薬としては「冠元顆粒」と「イーパオ」を服用するようにおススメしています。

病院では「そのような副作用はない」と言われますが、服用される期間に応じてその症状を伴うことが多いです。

できれば、西洋薬に頼らずに「生活改善」や「漢方薬」などの自然の力により、ご自身の回復力を引き出してほしいものです。

月経周期の「卵胞期」は、まさに「卵胞が発育していく時期」で、妊娠を成立させるために非常に重要な時期です。

タイミングを合わせて受精卵が着床するまでの時期が「重要な時期」と思われがちですが、卵の質が悪ければ受精も何もあったものではありません。

無排卵でなくとも卵胞の発育不全のために、恵まれないケースが多いのです。

結婚4年目の37歳Aさん。

無排卵のために、月経はあるけれども基礎体温表はずっと低温期の状態。

Aさんの場合は排卵がなく、高温期の周期がありませんので、周期療法を行わずまずは排卵を促すように治療を進めます。

婦宝当帰膠」をベースとして、

「生理周期」に、「参茸補血丸」を、

「卵胞期」には「桂枝茯苓丸」を、

服用し周期を整えていき、漢方服用3周期目、排卵が起こるようになりました。

それと同時に周期も整い始めてきたために、処方を周期療法に変更しました。

「卵胞期」は「妊娠にはあまり関係ない時期」と思われがちで、「この時期ならば少しくらいハメを外してもいいかな」と思わず、寝不足、残業、暴飲暴食・・・などなどしてしまうかもしれません。

「卵胞期」こそ卵を育てる大切な時期なのです。質の良い卵をしっかり育て排卵させるためには、「卵胞期」にも無理なくゆったりと過ごすことが大切です。

今日は立冬。いよいよ冬の訪れです。

ただここ最近暖かい日が続き、11月に入ったという感じがしないのにはやはり、何年後かの地球を心配してしまいます。

一方、そんな気候に関係なく、日本海では「冬の味覚」である「カニ漁」が昨日解禁されました!「秋の味覚」もそろそろ終わりを迎える中、これからの「冬の味覚」が待ち遠しい時期です。

その「カニ」について・・・、

中国では「秋の味覚」の「上海ガニ」を食べるとき、「カニ」と共に食卓に「生姜湯」が出されます。何のためでしょうか?

「カニ」は寒い海の底に住んでいると身が引き締まり、油ののったものになるのです。それが「カニ」が美味しくなる条件なのですが、「カニ」の住むところは「寒いところ」。従って「カニ」は「体を冷やす食べ物」になるのです。

「カニ」と言えば、「鍋」「焼きガニ」などなど暖かい食べ物のイメージがあるのですが、「カニ」そのものは「激冷え」の食べ物になります。

従って、「食の作用」を良く知っている中国人は、「カニ」を食べるときには必ず体を温める「生姜」を一緒に食べるようにしているのです。

日本の文化には「カニ」と「温泉」のセットがありますが、これは理にかなったセットだと思うのです。「カニ」で冷え切った体を温泉で温めることにより、「冷え」を予防できます。

「冷え」は女性の大敵です!くれぐれも「カニ」を食べるときは、気をつけてください。

やっとアメリカで規制が始まりました。

「過激な暴力シーン」を含むビデオゲームの店頭での販売や貸し出しの規制です。

その理由は「子供に有害である」ということですが、これは「心」や「精神」という見えないものに対しての結果ですので、立証するには難しいものがあります。従って、ゲーム会社との対立は今後続いていくのでしょうが、「可能性」があるものは規制をかけてほしい、というのが親の本音でしょう。

ただ店頭での販売や貸し出しの規制をかけてもいくらでも抜け道はあるもので、今やネットにて様々な情報を自由に発信でき、受信できる時代になっています。本当にその子供が受信したい情報でなくても勝手に入ってくるものが多くあるのです。

そう考えると情報に溢れた現代社会ではなかなか避けがたい現実であるのかもしれませんが、「公の場」では避けて欲しいものです。

記憶にまだ新しい25年くらい前の日本のTV放送では、手術のシーンになると白黒になったり、時代劇もあまり血の飛び散るシーンがなかったように思います。

世界の時代の流れで映像が変わっていくのは当然のことかもしれませんが、何とも不思議な「子供の犯罪」が増え続ける今の日本社会を振り返り、「一体何がそうさせているのか」を真剣に考えないとならない時期に来ているような気がします。

「成人病」が「生活習慣病」と言われるようになってから久しいですが、「生活習慣病」は「成人」がなるだけではなく、「子供」もなるものなのです。

その「生活習慣病」の対策を、成人になってから行うのでは「習慣」となったものはなかなか変えられない苦労があることも然り、その習慣になった「体質」を変えるには遅すぎる、ということで、厚生労働省が新たに「子供の肥満予防」に取り組むことを決めたようです。

来年度に5都道府県の10箇所をモデル地区とし、家庭と学校、地域が連携して肥満解消を目指し、2010年度までには肥満の小中学生を7.0%以下にする方針だそうです。

ここ20年で「肥満」と診断された小中学生の割合は、約1.5倍に増加し、2003年のデータによると、小学4年生の肥満の割合は、9.0%、中学1年生は10.8%となっています。

「肥満で国が滅びる」と言われるアメリカでは、ゴールデンタイムの子供がテレビを見る時間に、お菓子のCMを減らすなどの取り組みがされているようですが、その効果はいかなるものでしょうか。

アメリカや西洋文化に憧れて走り続けてきた日本社会は、本来の「日本独自」の生活を見直すときが来ているのではないでしょうか。

少し前の時代までなら食卓に並んでいた「野菜中心のバランスの良い食事」を、今は改めて小学校の総合時間で教えているようです。もしかして、お母さんのお手伝いをしながら「一緒にご飯を作る」という姿も少なくなってしまったのでしょうか。

少子化社会で「幼い頃から良い教育を与えよう」と就学前の乳幼児にかける教育費もますます増加しているといいます。「お手伝い」も「生活習慣病予防」や「生きるための知恵をつける」教育です。「肥満社会」とならないようにするためには、「家庭での意識改革」が一番必要なのかもしれません。

今年41歳になられるCさん。

5年前のご結婚後すぐに1人目のお子様に恵まれてから2人目が欲しいと思われましたが、なかなか恵まれず、人工授精も何回もされたけれども成功せず、当店をHPにて検索され、漢方による周期療法を試そうと今年の7月に相談票にて問い合わせをされました。

Cさんの現在のお住まいはアメリカ。遠く離れているようですが、ネットによるご相談はお住まいが近くても遠くても変わりありません。

ネット上にある「レディース相談票」と「基礎体温表」により、詳しく問診し、その方の体質や今までの治療経過などを把握し、不明な点などがあれば、本人にメールもしくは電話にて確認するなどしてできるだけその方に合った処方ができるようにしています。

本来であれば、お会いして「望診」「問診」「舌診」「脈診」などを行った方が、よりその方の体質がわかりやすいのですが、詳しい「レディース相談票」の項目により大体のことは把握できるようになっています。

そのようにしてCさんの場合も詳しく問診し、1周期分のお薬を処方し海外へ発送しました。

ネットでのご相談の場合は、1周期が終わりかけたら症状と基礎体温表の連絡を受け、次周期のお薬を処方する、という形を取っています。

Cさんの場合も1周期毎に症状に合わせて少しずつお薬を変え、「黄体ホルモン不足気味であること」や「排卵が早めであること」、「低温期と高温期の波状型の体温」の調整に力を入れました。

そして、4周期目、自然妊娠の報告メールを受けました!

ほんとうに嬉しい限りです!

相談票によりその方の体質などは見えても、やはり相手の顔が見えないネットの相談は、どこか不安な感じがするのですが、今回のこの「嬉しい便り」により、その不安も少し取り除かれました。

是非、10ヵ月後に新しい命が誕生したときには、家族4人で笑っている写真にてお顔を拝見したいですね。

32歳のNさん。ご結婚6年目。黄体機能不全で第2子に恵まれず、漢方薬を服用されています。

服用されてから2周期目。今までにない「激しい痛み」に襲われ、1日目のみですが座り込んでしまうほどの痛みで、温めると痛みがまた出てしまうといった具合でした。

生理中の激しい痛みは、通常は「子宮内膜症」を疑うのですが、Nさんのような場合、今までそのような痛みがなかったと言われていますので、その場合は、「初期流産(暗産)」の可能性が考えられます。

まだ卵の質が良くなかったために受精し、着床、安胎まではいかなかったようです。

しかし、「まだ」と言えども少しずつ改善されている結果です。

従って、今までは身体全体の体質改善として全周期通したお薬を処方していましたが、次周期からは周期療法に基づき「周期により異なるお薬」に処方を変えました。

生理のときは「お血」をしっかり排出するお薬のを、卵胞期のときは卵をしっかり育てる合包したお薬を、排卵期のときは卵をしっかり排出するお薬を、高温期のときは子宮内膜をますます厚くし卵を着床しやすいようにするお薬を、処方しました。

次周期より、よりもっとしっかりと体質が改善され、「着床後安胎」となる日も近いことでしょう。

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