アメリカでの規制

やっとアメリカで規制が始まりました。

「過激な暴力シーン」を含むビデオゲームの店頭での販売や貸し出しの規制です。

その理由は「子供に有害である」ということですが、これは「心」や「精神」という見えないものに対しての結果ですので、立証するには難しいものがあります。従って、ゲーム会社との対立は今後続いていくのでしょうが、「可能性」があるものは規制をかけてほしい、というのが親の本音でしょう。

ただ店頭での販売や貸し出しの規制をかけてもいくらでも抜け道はあるもので、今やネットにて様々な情報を自由に発信でき、受信できる時代になっています。本当にその子供が受信したい情報でなくても勝手に入ってくるものが多くあるのです。

そう考えると情報に溢れた現代社会ではなかなか避けがたい現実であるのかもしれませんが、「公の場」では避けて欲しいものです。

記憶にまだ新しい25年くらい前の日本のTV放送では、手術のシーンになると白黒になったり、時代劇もあまり血の飛び散るシーンがなかったように思います。

世界の時代の流れで映像が変わっていくのは当然のことかもしれませんが、何とも不思議な「子供の犯罪」が増え続ける今の日本社会を振り返り、「一体何がそうさせているのか」を真剣に考えないとならない時期に来ているような気がします。