もともとアトピー体質の人は、妊娠前には治まっていたアトピーが妊娠すると再発し、酷くなってしまうことが多くあります。
それは「妊娠」ということが、通常よりも血流を悪くしてしまうからなのです。「熱」もこもりやすくなるために、アトピーにより生じた熱が、外に出にくく、結果として症状を悪化させてしまうことになってしまうのです。
しかし、西洋薬はそう容易く妊娠中には飲めるものではありません。そこで強い見方が漢方薬なのです。
漢方薬の量を加減し、安全に使用することで、安胎や丈夫な赤ちゃんが育つことにもつながり、アトピーをはじめとする妊娠中の症状を改善することにもうまく働いてくれます。
今回お問い合わせの妊娠4ヶ月のYさんにおすすめしたのは、安胎にもアトピーにも良い組み合わせの「衛益顆粒」「天津感冒片」「涼血清営顆粒」です。
妊娠されているYさんの症状だけでなく、お腹の中の赤ちゃんの将来のお肌のためにも早めにそれらの漢方にて改善されるのが望ましいです。赤ちゃんが大きくなり、お肌のことで悩むことのないように。
妊娠初期と月経の遅れ
妊娠に気付く最も多いケースは、月経の遅れによるものです。月経が10日ほど遅れ、妊娠5~7週目頃に気付く事がほとんどといえます。妊娠週数は28日周期の月経を基本として最終月経の初日をスタートとして考えるため、月経初日が0週0日として……