「生理痛」は有名ですが、「排卵痛」は意外と知られていないものです。
それは、「生理痛」は生理が起こっているときに起こるので、わかりやすいのですが、「排卵痛」はタイミングを測るなどのために基礎体温表をつけている人や自己管理をしている人であればわかるのですが、そうでない人にはその痛みが「排卵と関係している」ということは、わかりにくいものだからです。
しかしこの症状は結構あるものです。
当店で周期療法をしている人たちの中でも、多くの人がこの症状を持っています。
「排卵痛」と言っても、その原因は様々で、その症状も様々です。
多嚢胞性卵巣(PCOS)などのために排卵しにくく、それが原因で痛みを伴うもの、
卵巣が腫れたり癒着があるために、排卵の際に、痛みを伴うもの、
黄体機能不全でなかなか高温期にならず、排卵がうまくいかないために重い感じの痛みを伴うもの、
これといって病名はついていないけれどもいつも排卵時に卵巣付近の下腹部が痛むもの、
などなど。
排卵しにくいのであれば、排卵をスムーズにするような漢方薬を、癒着があるのであれば、癒着を軽減するような漢方薬にてその症状を調整します。
ただし、「痛み」が酷い場合は、それに併せて「芍薬甘草湯」を飲むことで、急な筋肉の攣急を沈め、痛みを治してくれます。
漢方薬は、その効能からは思いも付かないような使い方をする場合もあります。これぞ漢方の長い歴史あってのなせる業です。
排卵痛ですが、私はずーっと排卵痛で排卵を
判断していたのですが、初期流産→通水を期に
なぜか排卵痛がなくなってしまいました。
なので、排卵痛がない=排卵が分かりにくいので
困っていたのですが、排卵痛が多嚢胞、なかなか
高温期にならない、という私の症状に関わっているという
このコラムを読んで、もしかしたら、体が改善されて排卵痛がなくなってきたの?
とちょっと嬉しくなりました。
そうだったらいいのになぁ・・・。
こんにちは金曜の青山様。いつもありがとうございます。
どんなものでも「痛み」というものは、基本的には「ない」のが一番!「排卵痛」「生理痛」「胸の痛み」などもないのが健康な証拠です。
しかし、これらの痛みも永遠のものではなく、その原因となっていることを改善すればなくなるものです。
青山様も「排卵痛」がなくなったとのこと、排卵の時期がわからなくなってしまいましたが、そんなことよりも「痛み」がなくなったのは良いことです。
体の改善を喜びましょう!