卒業のとき

今日は月1回行っている不妊相談会の日。今日はいつもより人数が少なめでした。

いつもは溢れている待合室もそれほど混雑せず、待ち時間も少なく、じっくりと相談を進めることができました。

相談会としては人数が減ることは良くないことですが、人数が減ったのは妊娠された方が何人かおられたからなのです!嬉しい現象なのです!

妊娠して「不妊の相談会」を卒業したからではなく、妊娠発覚し悪阻などで気分が優れないから予約がキャンセルとなったのです。

これも嬉しいことで、「悪阻がある」ということは「赤ちゃんが元気に育っているという証」なので、悪阻はあっても良いのです。

反対に悪阻がないと赤ちゃんが育っていないのか、というと、そういうことではありませんが、もともと不妊症となるような体のバランスの少し崩れた人は悪阻の症状が重く出るのでしょうか、相談会に来られ妊娠された人達は、そのほとんどが悪阻の症状で妊娠初期は辛い思いをされてしまいます。

悪阻には「生姜汁」や「黄ごん」の煎じ液、場合によっては「衛益顆粒」、「健脾散」、「双料参茸丸」などをその症状に合わせておすすめします。

子宮腺筋症で手術をされ漢方薬を1年半以上服用された34歳Tさん、生理不順でクロミッド・ルトラールを服用しないと周期が整わなかったけれども1年3ヶ月ほどの漢方薬服用にて克服された32歳Aさん、多嚢胞性卵巣のホルモン治療をきっぱり止めて漢方薬だけで1年ほど服用された35歳Kさん、病院でもう諦めなさいと言われたけれども漢方薬を1年4ヶ月服用され体外受精を成功させた44歳Sさん・・・、みんなめでたく妊娠され、順調に小さな命が育っています。

今回来店できなかった人達も症状や経過を伺い、それに合わせて漢方薬をお送りしました。

早くに卒業したいけれども「卒業のとき」はもう少し先ですね。無事に出産まで赤ちゃん共々元気に過ごせるように願いをこめて、これからも応援していきます。