チェッカーがあるだけに

排卵がどの時期かを確認できる「排卵チェッカー」。これも使い方でイライラの根源になることもあります。

35歳Aさん。結婚5年目。結婚して間もなく何も計画もなく自然に妊娠したのですが、その後持続せずに流産。その後、3年経っても妊娠の兆しすらありませんでした。

婦人科で検診すると、ホルモン値など何も問題なく、原因がわからないので、少し排卵が早めということで、お薬が使われました。しかしそれをきっかけとして今まできれいだった体温が明らかに乱れ、体調も悪くなり、めまいも起こるようになってしまいました。

その結果、半年で薬をストップしました。しかしその後も不調が続くため、体調を整えるために漢方の扉を叩かれたのです。

Aさんにはまず体に残っているホルモンを取り除き、副作用を除去することで乱れてしまった体温を調整すること、から始めました。おそらく卵巣にもかなりの負担をかけてしまったでしょうから、こんな時には「シベリア霊芝錠」が強い味方となってくれます。それをベースとし、調整を行いました。

そして1年。やっともとのAさんの体調を取り戻すことが出来、体温も以前より増して良いものになりました。

今は病院へは排卵チェッカーをもらって、排卵日を特定し、タイミングを合わせる「タイミング療法」のためのみ通っています。医師からはお薬をすすめられますが、前のこともあり、Aさんにとってはその治療は避けたいところです。

病院からもらう排卵チェッカーはやはり市販のものよりも優れもので、排卵日を正確に特定することができます。しかしだからといって、その日のみのタイミング、というのはどうでしょうか。その日がもっとも妊娠しやすい日であるかもしれませんが、排卵チェッカーといえども多少の誤差はあるはずです。しかも義務的に月に1回だけタイミングを合わせるだけでは、ますます確率が低くなってしまいます。

Aさんの場合も結婚5年目で、だんだんと義務的になり、排卵チェッカーの示すまま「その日だけ」タイミングを取っているようです。女性の日は、そこが一番良い日でも、男性の日はその日は悪い日かもしれません。というより、男性の方が、寝不足、疲れ、ストレスに過敏に影響され、良くない日にすぐに陥るのです。

排卵チェッカーがあるだけに、「決められた日」にタイミングを合わせなければいけない、合わせられないとイライラする・・・なんてことが起こっているのではないでしょうか。

もっと自然のままに、オリモノが見えたら、その辺で・・・というので良いのではないでしょうか。