気がついたときに

33歳Yさん。4歳になるお子様がいて子育て奮闘中。

もし2人目を考えるならそろそろの時期。これ以上歳が離れるとまた子育てが大変になってしまいますし、子供同士で兄弟の関わりを持ってほしいと思うにも限界です。

しかし4歳のTくんに「弟か妹が欲しい?」と聞いても「要らない」と言われ、Yさん自身も4年前の妊娠生活を考えるとしんどくて嫌だったこともあり、今まで次の子供を考えてもいませんでした。

ところが、最近、どんどん生理の量が減り、3日目にはもうなくなってしまう月もあるようになってきました。

まだ30代初めなのに、もしかしてこのままなくなってしまうのでは、ととても不安になってきたYさん。また、子供を見ていてやはり兄弟は必要かな、と思うようになってきて、まずは生理が年齢相応の量になるように調整したいと、相談に来られました。

Yさんは現在基礎体温表もつけておらず、以前つけていたときはガタガタだったということで、まずは3周期ほどは基礎体温表をつけてもらい、その中でどのようなホルモンバランスになっているのか見ながらお薬の調整をしていくように計画しました。

基礎体温表の意味もあまりわかっていなかったYさん。理想的な基礎体温表と以前つけていた自分のガタガタ基礎体温表を比べてYさんは「これで1人目がよくできましたね」と言われていました。

Yさんは若い頃は綺麗だった顔面部に、結婚少し前よりニキビがたくさんできるようになり、時に不摂生をしたときには、それが生き生きとしてしまいます。

そんなYさんには「婦宝当帰膠」は合いません。しかし「血虚」になっている部分を徐々に補っていかなければなりませんので、Yさんには3周期の間、「当帰芍薬散」を続けてもらうことにしました。それに加えて「三陰交」のお灸。

1周期後にはYさんの基礎体温表より、その原因が大体わかることでしょう。そして3周期後には生理の変化が見られるはずです。

きちんと体調を整えて、2人目を妊娠されたら、1人目のようにしんどい思いはしないで良いことでしょう。楽しく妊娠そして出産し、子育てするためにも体調を整えることが一番大切です。