夜泣きが大変!

Aさんは毎日4ヶ月の僕ちゃんの夜泣きに悩まされて、もうクタクタ。

1ヶ月前にも来店され、その時は小児鍼のやり方を教え、これを続けて、それでもよくならない場合は、お薬を処方するのでまた来てもらうことにしていました。

本日来店されたAさんは、「やっぱり治りません!夜だけじゃなく、昼間もものすごい大きな声で泣くので困ります!」とのこと。

しかし、良く伺ってみると、お教えした小児鍼は初めの頃はやってみて、「効いたかな」と思ったけど、そのうち毎日はしなくなり、効かないものと思って、止めてしまったとのこと。

もう少し根気良く毎日続けてもらっていれば、今頃良くなっていたかも知れません。

小児鍼といえども鍼をブスッと刺すわけではなく、刷毛で擦ったり、爪楊枝のようなもので軽く突付いたりするだけ。大人の基準で考えると、「こんな刺激で効くのかなぁ???」と半信半疑になってしまうくらいの刺激ですが、赤ちゃんにとってはそれでも大きな刺激になっているものなのです。

それから小児鍼をするときは、しっかり愛情を持って、赤ちゃんに接っすること。「何で泣きやまないのよぉ」などと思わずに。

もう一度、Aさんには小児鍼のやり方を教えて、それに加えてお薬も少しだけ処方しました。

使ったのは「甘麦大棗湯」。「ヒステリックに泣き叫ぶタイプ」に良く効きます。

その他のタイプで、

「寝ぼけて飛び起き、不安、恐怖に陥って泣くタイプ」には、「桂枝加竜骨牡蠣湯」、

「暴れたり、怒ったりして泣くタイプ」には、「抑肝散」が良く効きます。

大概の赤ちゃんの夜泣きには、「甘草」、「大棗」、「小麦」の入った「甘麦大棗湯」が良く効くものです。もし、お困りであれば、是非お試しください。