日別: 2012年8月31日

妊娠中のプロゴルファー東尾理子さんが「胎児にダウン症の可能性がある」と診断されたと6月にブログで公表されました。
胎児の染色体異常の可能性を調べるクアトロテストを受けましたが、羊水検査は受けなかったようです。
東尾理子さんも公表に当たり、いろいろ批判を受けたようです。

東尾理子さんの記事をみて、Ｔさんの事を思い出しました。

東尾さんのお腹の子は「ダウン症」と決まってはいませんが、ＴさんはＮＴ（胎児頸部浮腫）で染色体異常を疑われ羊水検査を医師から勧められていましたが、「どのような子であれ産みます」と強い意志を持って羊水検査を拒否されてきました。
Ｔさんはダウン症の子が生まれるかもしれないとの一抹の不安を抱きながら、愛おしいわが子を産んだのでした。
出産後すぐ「ちびすけはダウン症でした」と連絡をいただき、その言葉に覚悟はしていても一瞬言葉を詰まらせてしまいました。

Ｔさんは、
「生まれてすぐにダウン症の可能性が高いと言われた時も、妊娠中とても幸せな気持ちでいられたのだから、きっとこれからも幸せな気持ちで暮らしていけるだろうとすんなり思うことができました。
始めて母乳をあげた時も「小さな船が帆を上げて海に出ていく風景が広がって見えて、ダウン症とかなんとかそんなことどうでもよく、心の中で「ありがとう」という気持ちでいっぱいになりました。
この気持ちを忘れないでさえいたら、どんなことでも頑張れると確信しています。」
と伝えてくださいました。

「これから先のこともけしてきれいごとではすまないこともあるだろう。」と決意も語っています。

世の中にはいろいろな方がおられ、羊水検査や、ダウン症の考え方、捉え方も様々です。
ですが、その当事者のいろいろなことを考えての判断には応援してあげたいと思います。
その時の結論はその時の最高の決意と思えるからです。

東尾理子さんもＴさんも、お子さんを囲んで幸せに過ごしてほしいと願っています。

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