清浄明潔のとき

4月5日は節気の1つ「晴明」です。

4月5日は晴明(せいめい)と言うその節気のひとつの日です。
それは、桜花爛漫、天地万物晴新の気が溢れてくることを意味するそうです。

「晴明」は清浄明潔の略で、気持ちの良い季節という意味です。

節気の「晴明」は、それ以降春本番となり、晴れ渡った空、心地よい風、花々が咲き、気持ちも晴れやかになる季節となる節目なのです。

「晴明」と言えば、何年か前に映画が流行を生んだ「阿部晴明」を思い浮かべますが、それと節気は関係ありません。あの流行り以降(?)、京都の晴明神社はきれいになり、今までの暗くて怪しい神社の趣がなくなっています。

晴明神社には怪しかった時代から、良く当たると言う占い師のおじいさんが居ます。3年ほど前に将来を占ってもらおうと訪ねたことがありましたが、その日は運悪く、そのおじいさんの人生で初めての日で、調子が悪く病院に行ったので急遽休みになったとのこと!縁がなかったものとその後訪ねていませんが、その時におじいさんにもっと違う将来を言われていたら、人生変わっていたかもしれません。

人には、人生の中で何度か転機となる瞬間、言葉、出会い、というものがあります。

その出会いや言葉があったからこそ、ここまでやってこられた、諦めずに進んでこれた、今までと全く違う方向転換ができた、などと言ったことがあるものです。

私達はその大切な時に、「良い転機」を迎えられるよう手や言葉を差し伸べることができる存在でありたい、といつも願っています。

「晴明」のこの日に、今一度、その思いを確認し、今後も手助けの発信をし続けようと思っています。