体が軽い?!

2月初めに15cmの漿膜下筋腫(子宮の外側に筋腫があるもの)と5cmの卵巣嚢腫の腹腔鏡下手術を受けたKさん。

「閉経すれば小さくなるかも」と願いつつ、発見から5年間、お腹の中でそれらを養ってきました。しかし、腹腔鏡下手術の名医に出会い、温めてきたそれらを除去する決意をされ、実行されたのが2月の初めでした。

手術前の約2ヶ月間は、「GnRHアゴニスト」という女性ホルモン分泌を抑える薬を使用し、筋腫の縮小や手術中の出血を抑えるように薬物療法が行われました。一時的に卵巣からの女性ホルモンを抑え、閉経状態をつくるのです。

Kさんの場合は、その2ヶ月間で筋腫や嚢腫が小さくなることはありませんでしたが、その療法により、筋腫や嚢腫が大きかったにも関わらず、手術中の出血がかなり少なく、貯血していた自己血も使用することなく、終えることができました。

手術後は、「婦宝当帰膠」と「田七人参」を、服用してもらいました。

そして無事手術を終えてから2ヶ月後、初めての月経が訪れました。

やはり月経が訪れない期間はまだ体調も完全ではなく、どこか重だるいような感じがあったようですが、月経が訪れると途端に体が軽くなり、今まで以上に元気いっぱい動き回れるようになったようです。

顔色が黒ずんだりしていると手術の際の「お血」が残っている証拠で、術後良好とは言い難い状況ですが、Kさんは顔色もとても良く、術後良好であることが見てとれました。

今後は筋腫や嚢腫ができないように、食生活や生活スタイルの改善を心がけてほしいですね。