34歳Nさん。
前周期の2月初めに初めての体外受精(IVF-ET)を行われました。今周期も行われる予定です。
ご結婚3年、卵管やその他の検査の問題なく、子宮筋腫はあるものの、豆粒大のものが2~3個あるのみで妊娠には問題ない、との診断を受けているのですが、妊娠までは至らず。西洋医学的治療にも限界を感じ、漢方薬をご希望で昨年4月に当店に問合せをされました。
Nさんのご友人が当店の漢方薬を服用され、体調が良くなったとのことを聞き、来店しにくい遠いところにお住まいですが、お問合せをくださいました。
「まずは3周期やってみよう」と体質改善の漢方薬を服用されていましたが、3周期目も何の変化もなく、いつも通り月経が訪れてしまったことに気落ちし、しばらく漢方薬をお休みされていました。
ご本人は「何の変化もない」と感じられてしまったかもしれませんが、徐々にですが、改善の変化は見られていたのです。しかし、それ以上にNさんの気落ちは大きかったのでしょう。こんなとき、もしNさんが近くにお住まいで会ってお話をすることができれば、体質改善のお薬の服用に間を空けてしまうことの「もったいなさ」を把握してもらうことができたのに、と思ってしまいます。
そして12月、再度Nさんよりまた漢方薬を服用したい、との連絡がありました。
しかし、その時は以前と違い、Nさんは体外受精を決意されていました。
体外受精を成功させるために、補助的に漢方薬を服用したい、とのことでした。
西洋医学的な治療のみで体外受精をされるよりも、漢方薬を服用されつつ行う方が、その成功率が高いことは確かなことです。当店でも体外受精のみをされていた人がそれだけでは成功せず、漢方薬を服用されて結果、成功された人が多くおられます。
従ってその見解から言えば、Nさんの判断は正しいことなのですが、Nさんの基礎体温表を見てみると、かなり波状がきつく、あまり良い状況ではなく、今この状態で体外受精をされるのはあまりおススメできないことだと思わるものでした。
しかしご本人の希望が強いため、前回、そして今回、体外受精に向けて、「シベリア霊芝錠」を中心とした「胚移植までの薬」「胚移植後の薬」をお勧めしました。
あと、1回チャレンジされてダメであれば、できることならば少し西洋医学的治療を休み、体調が整ってから再チャレンジしてほしいと思っています。まだそれほど焦る年齢でもありませんので、是非ゆったりと治療をしてほしいです。
もちろん、今回で成功されれば嬉しいことなのですが。