「今度こそは上手く行っているはず」です。
しかし「また、月経が来ました」

こんな会話が続いている、Ｈさん（36歳）。
基礎体温表もきれいな2相性になっています。
オリモノはあったりなかったり。

漢方薬を飲みだしたころは、基礎体温表(ＢＢＴ)は乱れていましたし、
月経周期も、オリモノも不明確でした。

何故でしょう？
今月も…と気落ちしています。
排卵期に意識を持ちすぎているかなと思っていたところ、たまたま御主人が排卵期に出張ということになりました。

あぁ、これで気楽に過ごせるとＨさんと話していたところ、何と妊娠したのです。
排卵期と思われた時期を外しての妊娠でした。
やはり排卵期としてストレスがかかっていたのでしょうね。
Ｈさんの症例から私も学ばさせて頂きました。

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今、ここ数年、体外受精する方が増えてきてます。
今年の4月から「不妊治療が保険適用になった」ので、若い方でも、結婚歴が浅い方も、
体外受精に進まれているようで、多くのＡＲＴの機関では体外受精の受診率がアップしているようです。

しかし、困ったことが有ります。
子宮内膜が薄くて、移植が出来ないという事例が出ています。

Ａさん（36歳）は2人目の赤チャンがほしくて、体外受精に踏み切りました。
採卵をしました。受精もでき、培養も順調に進み、胚盤胞まで行きましたが、
移殖の段階で内膜が6ｍｍまでしか厚くなりませんでしたので、移植は見送られました。
次の周期も内膜が厚くならず、移植はできません。
すこし漢方薬で子宮内膜を厚くして行かなければなりません。

基本的なお薬を服用してもらい内膜増殖期から移植まで、温陽活血で漢方薬を服用してもらいました。
2周期後、内膜は9ｍｍ～１0ｍｍまで厚くなり、念願の移植となりました。
無事移植が出来、今はルンルンで赤チャンが産まれてくるのを待っているところです。
子宮内膜を厚くする漢方の出番で、スムースに移植できたことはとてもうれしいですね。

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先日Sさん（40歳前半）が来ました。
もう出産まで１/3まできました。

おなかの赤ちゃんはMDツイン（一絨毛膜二羊膜双胎）ですが、
順調に大きくなっています。
本当にありがたいことで、このまま出産まで行ってほしいと祈るような気持ちです。

MDツインは二人の赤ちゃんは別々のお部屋にいますが赤ちゃんに支え、栄養を与えているのは一つの胎盤ですから二人で栄養物を分け合っているのですね。
はじめは一つのお部屋かな？と思っていましたが、２つのお部屋とわかり、
ホッとしました。
　　
この赤ちゃんたちは「双胎間輸血症候群」のリスクがありますので、充分気をつけて、
御医者様の診断や様子を供有しながら漢方薬を進めています、
中医学では補腎・活血・健脾が大事ですので、漢方薬でしっかりサポートさせていただくつもりです。
今は1人が1000ｇ程、2人で2000ｇの体重ですが、低体重児にならないよう、
気をつけていきたいと思います。
当店の御客様、2人合わせて5,000ｇの赤チャンを生みました。
お腹の中でしっかり育ち、産後は病気もせずに健康優良児で育ってくれました。
年内には元気な産声がきこえることを楽しみにして頑張っていきましょう！

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「今回も胚盤胞手前で分割がストップしてしまいました。」
と連絡くれたＴさん（40歳）

前回は採卵すると変性卵でした。

なかなか受精卵の分割がうまくいきません。
卵はとれるが、胚盤胞にはなかなか進まないのが悩みです。

「今回は良い卵が採れました」
しかし胚盤胞の手前でストップしてしまうことが度々起きています。
なぜなのでしょう？
どうして分割がうまくいかないのでしょう！

Ｔさんと一緒に悩んでいます。
やはり卵の質の問題なのでしょうか？

早寝早起きで質の良い睡眠を
朝食にはたんぱく質を
気分をリラックスさせて
下腹部を動かす運動を取り入れて…

今周期も質の良い卵が成長しやすい環境つくりをして、
一緒に頑張っていきましょう！

近くまで来ている夢をつかみに行きましょう！

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昨年の秋から挙児希望でご相談に来られているＭさん（40歳）。
これまで卵の成長が悪く、月経周期も、短かったり長かったり、定まりません。
何とか月経周期を整えたいとご相談に来られました。
Ｍさんのお話を伺うと、胃腸が弱く、冷たいものを食べると下痢をしやすく、
睡眠もうまくとれていません。
神経を使うお仕事のこともあり、なかなかリラックスできないようです。
冷え症もあり、外見からは元気がないような感じです。

それでは元気卵胞を育てましょう！ということで、Ｍさんの弱いところを補充するような漢方薬を飲んでもらいました。
1年たって、とても元気になりました。
睡眠もとれるようになり、お腹の調子も良くなりました。

体調も良くなり、付けている基礎体温表（BBT）も力が出てきました。
きれいな二相性になり、本当に良い感じになりました。
Mさんも「1年漢方薬を飲んで体調も良くなり、基礎体温表（BBT）体温もきれいになりました」と感慨深く話されていました。

タイミングもばっちり。
1年がかりでしっかり成熟した卵の旅たちです。
きっと卵から成熟卵になって、さらに受精卵になって住み心地の良い子宮内膜の中に潜り込む日が近づいていると思います。

「たまごちゃん頑張って。」と声援を送っているところです。
楽しみです。

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Ｓさん（もうすぐ30代に入ります）が悪阻で苦しんでいます。
Ｓさんにとっては、はじめての妊娠です。

悪阻は酷い人と、悪阻を感じさせない軽い人がいます。
軽い人はいつもの様に動けて、すこし吐き気がするくらいで、平気な振る舞いが出来るのです。重症の方は入院して点滴になってしまいます。

不思議ですね。
軽い人は全然気にならないし、重症になる人は入院しても収まらず、出産まで続く人がいますね。

この違いはなんでしょうか？
よく言われるのが、胎盤から分必される血液中のｈＣＧ（ヒト絨毛性ゴナドトロピン）値やエストロゲン値が高いとつわりの症状が重くなるようです。

主な症状は「むかむか」と「嘔吐」。
胃気上逆ととらえて、漢方薬をお出ししますが、嘔吐は止まっても、むかむかは安定期に入るまで続きそうです。
漢方薬もありますが、鍼もよくききます。
私も鍼灸師ですので、すぐツボに手がいってしまいます。

あれこれの手を使ってでも早く収まることが大事ですね。
せっかくのマタニティライフを楽しんでほしいですね。

Ｓさんも早く収まって退院してほしいです。
退院してきましたら、あれこれ、先人の知恵を駆使して一緒に乗り越えましょうね。

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