いろいろな不妊治療の本ににも出てきます「多胎妊娠」。当店に来られるお客様の中にも双胎妊娠のかたは見られます。
先日来られたFさんご夫妻。基礎体温表(BBT)をご持参くださり、見せていただくと、不妊クリニックに通院されていて、誘発剤の注射をされています。そのおかげで月経周期10日目には大きく育った卵胞が4つも見られます。前周期でもやはり周期12日目には大きく育っている卵が3つありしかも排卵できずに遺残卵胞が残っている状況でした。
「お薬と注射で身体も気分も疲れた」と言いますので、「しばらく治療をお休みになった方が良さそうですね」とアドバイス。「今回は自然で行きます」と卵胞期、排卵期、高温期のお薬を買われて晴れやかな顔で帰られました。
その3週間後ご来店された時は基礎体温表(BBT)の高温が維持されていましたので、妊娠検査をしてもらいました。なんと陽性に出たのです。Fさんはとても喜んでいただき、私も感激しました。
早速安胎薬を服用してもらい2週間後の心拍確認でそれが3胎であることが判明しました。ビックリ3つ子ちゃんです。「どうしようか…」減数手術も選択肢の一つといわれたが、それも決心つかないし、かといって3人を無事生み育てられる自信もないし…悩み抜いてのご来店でした。Fさんのあの嬉しそうなお顔が一転曇っていたことがとても気になります。
排卵誘発が時として多胎妊娠になる可能性がある事はやはり事前に説明が必要と痛感しました。