研修の旅終了

23日夜から東京入り。
24日早朝から羽田に集まり、仲間と一緒に雨の上海に。
その後高速バスに揺られて約4時間で南京に到着午後6時半。
10時間の長旅でした。

25日8時半からの外来研修…老中医夏桂成先生の外来。夏先生は3年前に医師として最高位にある
「国医大師」の称号を中国政府からいただいた、雲の上の存在になられた方です。


周期療法生みの親、国医大師 夏先生

午後は生殖医療センターで体外受精をされている談勇先生の講義でした。
広い中国の中で、中医薬(漢方薬)と生殖医療が同時にできるのは、この「南京中医薬大学附属病院」と、2006年に研修に行った「広州中医薬大学第一附属病院」の2か所しかありません。
他は西洋医学だけで生殖医療が行われているのですから、今回も貴重な研修です。
談勇先生の講義内容は私たちのニーズに合わせたもので、ARTに対応して中成薬(漢方薬)を使っていくポイントを話されました。

1、 妊娠前に体質を改善して妊娠機能を高めていく漢方薬
2、 卵巣誘発周期に使う漢方薬
3、 移植後の胚の力、内膜の状態を助けて受精能力を高める漢方薬
4、 妊娠後の安胎薬の漢方薬

研修終了は6時。

26日 8時半から、談勇先生の外来研修、銭菁先生の外来研修
午後からは殷燕云教授の「反復移植失敗の中医学対応」の講義でした。
店頭でもよく遭遇しますのでとても参考になりました。

もう一人、任青玲教授の「卵胞期の婦人科疾患の治療」でした。
卵巣嚢腫、腺筋症、子宮内膜症など各種の疾患を持つかたの卵胞期の治療で、とても勉強になりました。
研修終了は7時。

夜はお世話になった南京中医薬大学の先生方との会食でした。
劉沈林院長先生から終了証書をいただき7回目の南京研修が終了しました。

夏桂成先生のお孫さんも出席され、世代交代の流れを感じてきました。

(27日は、南京から2時間ほど離れた文化都市、揚州を観光しました。
静かで、きれいで、心洗われるひとときを楽しみました。
揚州は奈良の唐招提寺を建立された鑑真和上の故郷でも有名です。
1週間前に開館された「揚州国医館」きれいな「痩西湖」良いところでした。
皆様も訪れてください。お勧めです!)

投稿者:古村滋子

*・゜゜・*:.:*・゜゜・*:.:*・゜゜・*:.:*・゜゜・*:.:**・゜゜・*:.:*
不妊症・婦人科疾患には経験豊富な女性国際中医専門員がサポート。
毎年100名以上の方が妊娠、出産されています!
オンラインショップ・ブログ・コラム等コンテンツ盛りだくさんのHPは
健伸堂薬局オリジナル漢方サプリ 「宝源」 http://www.kanpou.info/hougen/
不妊でお悩みの方に ママになるためにできること http://www.kanpou.info/funin/
漢方の健伸堂薬局・漢方の市兵衛薬局
*・゜゜・*:.:*・゜゜・*:.:*・゜゜・*:.:*・゜゜・*:.:**・゜゜・*:.:*