黄体機能不全

33歳Oさん。5年前に子宮内膜症、チョコレート嚢腫が判明、腹腔鏡下手術を行い、その後無事に一人目を出産されました。

そして2人目を・・・と挑戦し、やっと5年後の今年の春に授かりました。しかしその喜びも束の間、2ヵ月持たずに流産する結果となってしまったのです。

Oさんは、ホルモン剤などの治療をする前に、少し時間がかかっても、まずは自分の体を整えることを考えよう、と漢方薬による体質改善を次の進む道に選びました。

その時点でのOさんの基礎体温表は、高温期が波状型をしていて、「黄体機能不全」であることが見て取れました。何とか高温期を安定させ、持続させることができれば、またの望みもそう遠くないと思われました。

もともと子宮内膜症があったことにより「お血体質」の可能性があることから、「水快宝」と「冠元顆粒」を重きにして調整しました。

そして、1周期が経過しました。

基礎体温表は、今まで波状型だった高温期がとても安定し、その長さもしっかり14日間あるようになったのです。早い改善です!このことからOさんには、常に多少活血する必要があることがわかります。

Oさんにはもう1周期、同じ活血剤を中心とした漢方薬で体の調整を行います。

この調子で行けば、きっと嬉しい便りも近いことでしょう。

更にもっと早くに目標に近づくためにも、Oさんには漢方薬を服用するとともに、血の流れが悪くならないように生活スタイルに気をつけてもらうことも大切です。

これからの時期、寒くなってきますので、「冷えること」「運動不足になること」「甘いものの食べすぎ」などには気をつけて、常に「血液サラサラ」を心がけて生活していくことをおすすめします。