妊娠すると、今まで大好きだったものが嫌になったり、変なものが食べたくなったり、味覚の変化が見られることが多いものです。
その症状の中でも良く耳にするのが、「ご飯の炊く匂いが嫌になる」というもの。みんなが口を揃えてそう言うのは、「自分は悪阻でムカツキがあって辛いのにみんなのご飯を作らないといけない!」という気持ちが、少しでもあるからかもしれませんね。
ではヨーロッパなどあまりご飯を炊く習慣のない国では、「パンを焼く匂い」が嫌になったりするのでしょうか?国それぞれの「妊娠中の味覚の変化」があるのかもしれません。是非皆様のお国事情を教えてください。
漢方を約1年間服用し、やっと妊娠された36歳Sさん。
妊娠したことは嬉しいのだけれども心拍が確認されてから、時々やってくる悪阻の症状に悩まされています。しかし悪阻と言えども全く食べることができないほどではなく、通常の一般的な悪阻程度。
ですので、いつもなら「少し苦手」だったものが、「やっぱり苦手」に昇格したくらい。
妊娠発覚より、Sさんが服用している「婦宝当帰膠」「双料参茸丸」「衛益顆粒」。
その中でも「少し苦手」だった「双料参茸丸」。悪阻の症状が出るようになってからは、その嫌度のランクが格上げし、「やっぱり嫌」に。
いくらこの薬が効き目があるからといっても、一度「嫌だなぁ」と思ったら、もう駄目です。お薬も気持ちよく、楽しく服用してもらった方が良いですので、そのように感じた時は同じような働きをするものにお薬を変更します。
「双料参茸丸」は口の中で噛み砕くように服用しますので、口の中にその香りが広がります。それが妊娠中のSさんにはもっと耐えられないものとなっているようですので、同じように「腎」を補う飲みやすい丸剤に変更しました。
そのうちに悪阻もマシになり、味覚が元に戻ったら、元のお薬に変更することになるかもしれませんが、それも体調をみながら調整していきます。
人によって症状は様々ですので、嫌な思いをすることなく安胎のお薬を服用し続け、安全に心配なく出産することができるようにサポートしていきます。
もちろん妊娠中でなくても苦手なお薬があれば、是非お知らせください。変わるものを提案し、体質改善プランが計画通り進むようにしていきます。