たんぽぽ

春の陽気が溢れる中、その陽気をいっぱい吸い込んでしまったかのような黄色の花で、勢い良く咲いている「たんぽぽ」。咲き終わったあとの綿帽子も私達を楽しませてくれます。

このキク科の「たんぽぽ」は、見るだけではなく、味でも私達を楽しませてくれます。

「花」は「酢の物」、「てんぷら」に、「葉っぱ」は「サラダ」に、「根っこ」は水にさらして「きんぴら」に、乾燥し炒ったものは「コーヒー」に。

薬理的には「抗菌作用」、臨床的には「健胃」「利胆」「利尿」作用、漢方的には「清熱」「解毒」の効果があり、「乳腺炎」の治療薬などにも使用されます。

「乳腺炎」の初期には、「たんぽぽ(蒲公英)」に「金銀花」「連翹」などを配合したり、患部には全草の汁を貼り付けたりして冷やします。

野に咲く「たんぽぽ」も花から根まで全て食用になり、「清熱」「解毒」「利尿」「健胃」作用により私達の健康を支えてくれます。ワンちゃんの散歩道になっていないところに咲く「たんぽぽ」で、是非、お試しください。