ことばと絵本

今日は「ひよこママの会」第5回目。冬の間はお休みしていましたが、暖かい春がやって来たので、本日会を催しました。

この会は、漢方を服用されて妊娠・出産された「ひよこママ達」が集う会です。本日のテーマは「赤ちゃんのことばと絵本」と題して、元小学校の教師で、現在は乳幼児発達相談員としてご活躍の先生にお越しいただき、お話をしていただきました。

たくさんの大切な興味のあるお話をしてくださいましたが、その中でも一番大切なこと・・・。

親はどうしても「「早く話せる」「早く何かができる」ことにこだわってしまいます。しかし、そのためには「よく聞く」ことが大切で、たくさんのことを聞き、自分の中で溜め込んで溜め込んで、たっぷり溜まったら、初めて次の事、つまり話すこと、ができるようになるものなのです。「よく聞くことができる」ということが、言語発達を大きく左右させるのです。

また、「聞くことが楽しい」という認識が、「話すことが楽しい」に繋がるので、本を読み聞かせるときは、聞くことが楽しくなるようにすることが大切。決して勉強させるように強制するのではなく、あくまでも楽しく、ママもパパも楽しんで読んであげることが大切。

そして最後には先生がたくさんの本の「読み聞かせ」をしてくださいました。

「ガタン、ゴトン!」「ブッブー!」など音の響きを楽しめるもの、「次はどこへお散歩するのかな?」と次のページが早く見たくなるもの、などなど、先生のお話くださる声やリズムには思わず、私達大人も惹きつけられ、知らず知らずのうちに絵本の世界に入ってしまっていました。

「読み聞かせ」は小学校に入学しても、子供が「もういいよ。自分で読みたい。」と言うまで、してあげるのが良いようです。早々と止めてしまっていたり、テープを流していたりするママやパパは、今一度思い直して自分の声で、「読み聞かせ」をしてあげてくださいね。