妊娠中の漢方薬

結婚暦2年の31歳のYさん。昨年末にネットにてお問合せの上、来店され、漢方薬を服用されていました。

旦那様が男性不妊の症状をお持ちのために、ご来店までの1年間に人工授精を3回、体外受精を1回されていました。しかし、昨年11月に行った体外受精により、身体のバランスが崩れ、低温期が長く続いたまま1ヶ月が過ぎてしまったとのことでした。

また、人工受精などの不妊治療を始めてから不正出血が続き、月経期間も短くなってしまったようです。

つまり、ホルモン治療により、自分自身のホルモンのバランスが崩れ、結果として子宮内膜が薄くなってしまったのです。これはよくある副作用です。

その改善としてまずはYさんのホルモン治療をお休みしてもらい、周期に合わせてお薬の飲み分ける「周期療法」ではなく、周期を通して服用するもので、「婦宝当帰膠」と「冠元顆粒」をお飲み頂きました。

それから3周期間は体調を整えられ、4周期目に体外受精はまたバランスを崩すのが怖いので、人工授精をされました。

その結果、目出度く妊娠することができたのです!

Yさんは、その2つの漢方薬にて妊娠できたので、そのまま続けてそれらを服用されていました。そしてふっと「妊娠しても服用しても良いのかな」という不安に襲われて、本日問合せをされました。

Yさんが服用されていたのは「婦宝当帰膠」が5mlを2回、「冠元顆粒」を1/2包を2回、でしたので問題はありません。

もしこれが「婦宝当帰膠」を8mlを3回の服用だったり、「冠元顆粒」の定量の1包を3回の服用だったりすると、問題です。血流が良くなりすぎることで、流産を招くことになってしまいます。

変化した身体に合わせて漢方薬を服用する量も変えないといけません。必ず、漢方薬を服用される量に関してはご確認ください。量により目的が異なることになってしまいますので、ご注意ください。