イソフラボンの力

イソフラボン」が最近健康によい成分として注目を集めています。

日本人には馴染みのある「豆腐」、「味噌」、「納豆」、「油揚げ」、「五目豆」などのいわゆる「大豆を使った食品」に多く「イソフラボン」は含まれています。

「イソフラボン」の化学構造が、女性ホルモンの「エストロゲン」に似ていることから、『「エストロゲン」の不足や過剰を調整する作用がある』、と考えられています。

ホルモン治療を長く続けていた人が、ホルモン治療を止めた途端に、生理が来なくなり、そのまま「更年期」に突入された、という話は良くあります。また、「生理がそろそろなくなるかな」という時期を迎えようとされている人は、「のぼせる」「だるい」などなどの症状が出てきます。

そんな時は、「イソフラボン」の力を借りると良いでしょう。52歳のTさんは、「イソフラボン」を服用されて、「足のだるさがなくなった」とおっしゃっていました。

ただ、「イソフラボン」にはエストロゲンの作用として、「働きを邪魔すること」と「働きを強めること」の2つの面があるため、「良い」と思って摂取していたことが、反対の作用になっていることもあるかも知れません。

くれぐれも錠剤になったものは、摂取量には気をつけてください。食品から摂取する分には、過剰摂取は考えにくいですが、錠剤のものは過剰摂取になる可能性があります。「イソフラボン」はなるべく食品から摂るように、日本人に馴染みの大豆料理をしっかり食べて、いつまでも元気を保ってほしいものです。