抗リン脂質抗体

昨日、アスピリンを服用されて妊娠を保たれている30歳Nさんの症例を紹介しました。

今日は、先週に妊娠がわかったと連絡があった33歳のMさんを紹介します。Mさんも「抗リン脂質抗体」が「陽性」のために、現在は管理入院をし、アスピリンを服用し安静にされているようです。

Mさんは8月に来店されたばかり。2周期目で目出度く妊娠されました。Mさんは今年の1月に妊娠され、9週目で流産されました。「抗リン脂質抗体」によることが原因と思われます。

Mさんは虚弱な体質のため、西洋薬のクロミッドやカバサールの副作用が辛いために、「もっと体に合ったものを」と漢方薬を求めて来られたのです。

漢方薬を服用し、西洋薬の副作用から離れてから2周期目に吉報を聞けて、非常に嬉しく感じているわけですが、Mさんの場合は、これからが大切です。

流産しないように、これからも漢方薬を服用し続けていただくように指導しています。

Mさんの場合は、「婦宝当帰膠」、「衛益顆粒」、「田七人参」をすすめています。

何とか、アスピリンの治療だけでなく、子宮内膜の状態を良くして、漢方薬にて血栓や流産を予防し、妊娠継続を望みたいと考えています。

妊娠中のアスピリン

血栓が出来やすいタイプの方は、血栓が出来ないように妊娠中はアスピリンを服用し、妊娠を維持します。

30歳のNさんは、「自己抗体の異常」と「同種免疫異常」により、赤ちゃんが育たず、今までも流産を3回繰り返されていました。3回とも6週目か7週目で、残念な結果になっていました。

当店との出会いは、ネット検索にてヒットして相談票をメールで送ってもらったことに始まります。やり取りをするうちに信頼を得、来店に至りました。それは今年の7月のことでした。

その時期より周期療法に基づき、周期により異なるお薬を服用され、「妊娠しやすい母体作り」とともに血栓が出来にくいような「体質改善」を目指していました。

そして、本日「お薬がなくなったので送って欲しい」とのお電話をいただき、それと同時に「妊娠8週目」であることを報告されました。

今まで6週目や7週目で流産していましたので、8週目に突入したのは初めてのこと。ご本人も少々興奮気味のお声でした。でもこれからが肝心です!

今、服用されているのは、1錠のアスピリンと、「婦宝当帰膠」、「衛益顆粒」です。

このまま順調に育って欲しいです!小さき命よ、今度こそ!!

流産を3回繰り返して

33歳Aさん。結婚7年目。

28歳の時に流産。それ以降、少し怖くなって昨年まで避妊をしていました。

昨年より子作りをしようとしましたが、2月には7週目で流産。また10月にも6週目で流産。

今年の3月より6月までは誘発剤とhngによりタイミングを合わせていましたが、可愛い子供に恵まれず。悩んだあげく、7月半ばにお母様と漢方薬を試してみようと来店されました。

調度来店された時期は排卵期でしたので、

   ☆ 排卵期に冠元顆粒」、

   ☆ 高温期には「参茸補血丸」、

   ☆ 全周期を通して「婦宝当帰膠」を処方しました。

その後、月経が来ましたので、

   ☆ 「冠元顆粒」と「爽月宝」を、

その他の周期は前回と同じものを服用していただきました。

漢方薬を服用されてから2回目の高温期。高温期が長く続くので妊娠検査薬にてチェックしてみると、うっすらと陽性反応が!

漢方薬は、「婦宝当帰膠」、「参茸丸」と「衛益顆粒」を服用していただいています。

今まで3回も流産を繰り返されていますので、これからがもっと気をつけないとなりません。

「冷えること」、「長く震動に揺られること」、「落ちたりこけたりするようなものに乗ること」、「寝不足」などに気をつけて、安定するまで大事な授かりものを守ってください。せっかく授かったのですから、しっかりまずは出産まで育ててほしいです。

偏頭痛

肩こり、頚こりで以前より頭痛に悩まされていた29歳Mさん。指圧に出会うまでは市販の頭痛薬なしには居られませんでした。

2年前に指圧に出会い、3週間に1回のペースでケアすることで、頭痛薬から離れることができました。通常であれば、「冠元顆粒」などの漢方薬を服用してもらうのですが、幼い頃の漢方薬での嫌な思い出により、体が一切の漢方薬を受け付けないため、おススメすることができませんでした。

2年前で結婚暦3年。

すぐに子供が欲しかったのになかなか出来ず、親戚からのプレッシャーで胃潰瘍になるまでに追い込まれていました。しかし、すっかり頭痛から逃れられた1年前に目出度く妊娠!「頭痛」という体のストレスがなくなったからでしょうか、結果的にMさんに取っては良い結果が得られました。

途中、1月半ばに逆子になった時は、お灸にて治すお手伝いもできましたし、Mさんが今年の5月に元気な男の子を出産するまでは、定期的に指圧に通うことで頭痛薬は使用せずに乗り越えたことは言うまでもありません。

「治療」というのは様々なものがあります。「頭痛」を治す「治療法」として考えただけでも様々あります。「セカンドオピニョン」、「代替医療」と今は盛んに言われるようになり、様々な治療を自由に選択できる動きが強まっています。

少しでも自分の中の「ストレス」を減らすために、「自分に合った治療」をしっかり見つけてください。

年に数少ないタイミング

年に2、3回しか卵が出来ず、先日今年に入って初めて自力で排卵できたという記事を書いた35歳のMさん。

「いつ排卵したか不明で気がついたら高温期になっていた」というので、年に2、3回という数少ないタイミングを逃してしまったか、と懸念していたのですが、何とかタイミングを合わせることができていた様子。

それも今春より鍼灸治療に週1回のペースで来られていましたので、脈に「排卵前」というザワザワした脈が現れており、そのことをMさんに告げていたからでした。Mさんも半信半疑でしたが、「そう言われるなら!」といつもなら病院に行って、低温期の薬を注射してもらい、人工的に生理を起こさせるようにする頃でしたが、それを止めて、タイミングを取られました。

その結果、タイミングが合い、今日で妊娠6週目を迎えられました。

結婚6年目。新薬に寄る生理不順の治療を始めてから10年以上。漢方薬に寄る不妊治療を始めてから3年。鍼灸に寄る不妊治療を加えてから3周期目。

ようやく嬉しい結果がでました。長い道のりでした。もう少し早くに何かに気づいておられたら、こんなに長くは掛からなかったかも知れません。

授かった小さな命。まだまだ大きく育つには時間が掛かります。安定するまで、油断できません。まだしばらく漢方薬と鍼灸に寄る治療が続きます。

しっかり元気に育ち、来年3月に会えるように。

高温期17日目

漢方服用3周期目、鍼灸治療2周期目。

初めて高温期が13日続いた43歳Kさんは、その後、高温期が17日間続いていました。やはり、妊娠の脈継続中。お薬がなくなったので来店されたのですが、妊娠チェッカーにて確認することをおススメしました。Kさんは、早速帰宅後チェッカーにてチェックをされました。

その結果を次の日に電話にて報告を受けました。

結果は「陽性」!妊娠です!おめでとうございます!

妊娠された方には、安胎のために

* 当帰がたくさん入って補血をしてくれる「婦宝当帰膠」、

* 補気剤の「衛益顆粒」、

* 補腎剤の「双料参茸丸」

を服用していただいています。

これからしっかり10ヶ月間、元気な赤ちゃんをお腹の中で育てていただけるように私達もサポートしていきます。早く元気な赤ちゃんの顔を見たいですね。

太っていることが原因

33歳Tさん。

結婚前から少し太り気味でしたが、結婚してからもどんどん太り、体が重く、疲れることが多くなりました。それに加え、第2子になかなか恵まれず。

その頃、Tさんの体重は160cmで70kgでした。

体が太っていると、卵の育ちが悪くなりますし、仮に妊娠されても妊娠中毒になりやすくなります。妊娠された後のことを考えても、体重の制限は必須です。

Tさんの場合は、「妊娠しやすい母体作り」として、まずは「痩せること」を一番の治療としました。漢方でも痩せるようにコントロールはできますが、ゆっくりとした治療になってしまいますので、近道が良いとのTさんのご希望で、「マイクロダイエット」による体重の制限を行うことにしました。

この結果、3ヶ月でマイナス9kg!

3月からマイクロによるダイエットを行われ、6月には9kgの減量完了。その後すぐに第2子を妊娠されました。

体が太っていたために溜まっていた「痰湿」が、痩せることにより取り除かれ、その結果、よい卵が育ち、妊娠への道が開かれたのです。

少し体重がオーバーされている方で、なかなか妊娠できない方は、太っていることが原因で妊娠しにくい体になっていることが多いものです。まずは、体重のコントロールをされることをおススメします。

右と左

昨日お電話にて「妊娠検査薬が陽性になった」と報告がありました。本日はお母様が来店され、「こんなに早く結果が出るなんて、信じられない!本当に嬉しい!」とのお言葉をいただきました。

32歳のYさん。昨年末より漢方を飲まれての妊娠です。

Yさんは、生理の周期が遅い、「遅発月経」です。周期は、32日~36日。32日の周期と36日の周期が交代にやってくるタイプです。これは、右の卵巣と左の卵巣の働きが異なることから起こっている症状です。

全ての人ではないのですが、多くの人は月ごとに排卵は右卵巣と左卵巣が交代で行われています。Yさんの場合は生理の周期で、はっきりそれが交代で行われているのがわかりました。

32日の周期であれば、「遅発月経」にはならないのですが、36日になればやはり「遅発月経」ということになります。Yさんの場合は、低温期が長いタイプでしたので、卵胞が育ちにくかったわけです。それにターゲットを当て、卵胞がしっかり育つようなものと排卵がスムーズに行くようなものを処方しました。

結果、32日周期の方の卵巣にて作られた卵が良いものとなり、今回嬉しい結果となりました。

「遅発月経」、「早発月経」のどちらでも、質の良い卵はできにくいものです。もし、生理の周期が「少し早め」、「少し遅め」だと感じる人は、早めの治療を心がけてください。

また嬉しい便り

結婚2年目35歳のJさん。

先月19日、HPにて当店がヒットし、メールによる問診票にて初めてお問合せをいただきました。

ちょうどタイミング良く、20日水曜日に月1回行っている不妊の相談日にご予約の空きが出て、来店いただくことができました。

熟練の先生のアドバイスの元にされた処方により2週期目を迎えた今月末。

妊娠の陽性反応がでました!30日目でした。

今は悪阻のムカつきが少しあるようですが、次のようなメールをいただきましたので、紹介します。

<Jさんのメール>

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妊娠反応が出て、嬉しくてたまりません。

不妊治療で、体外受精の話まで出ていたのに、漢方を飲み始めて、2ヶ月もたたないうちにこんな喜びを味わえるなんて、信じられない気持ちでいっぱいです。

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こんな嬉しい便りをもっと聞けるように、日々私達は勉強に励んでいます。

たった今!

たった今、この瞬間に妊娠検査薬にて陽性反応が!!

結婚8年目、32歳のNさん。

昨年8月より病院へ不妊治療で通い始め、クロミッドとタイミング法にて毎周期挑戦をされていましたが、なかなか良い結果が得られず。そろそろ次のステップに進む時期だと医者に告げられた今年の4月。たまたまインターネットにて当店を検索し、何とかしたい一心で問合せをされました。

少し家から遠いこともあり、「今日行こうかな、明日行こうかな」と迷いつつ問合せをされたNさん。スタッフに「明日は雨なので今日お越しになった方が良いですよ」の一言に惹かれる様に来店。

あれから漢方を飲みだされて2周期目。本日、お薬がなくなりかけたので来店。

体温表によると、今日で高温期19日目。いつもより少し高温期が長め。

例のごとく脈を拝見。あれ?!妊娠の脈が!!!

即、店にあった妊娠検査薬によりチェックをされると・・・、なんと陽性反応!!!

一緒に来店されていた旦那様と思わず握手を交わされていた光景は、何ともいえない幸せの瞬間でした。

良い光景を今日も見させていただきました。

感動の瞬間に出会えた私たちもとても幸せです。これからも授かった可愛い命を大切に育ててくださいね。