もう10ヶ月?!

無事産まれました!

報告のメールが届きました。

昨年11月に周期療法の漢方薬を服用され、2周期目で妊娠された36歳Uさん。お2人目をご希望で、自分達なりのタイミングで4周期試してみたけれどもなかなか良い結果に出会えず、早めに対処しようと漢方薬の相談をされたのです。

Uさんはここ2年ほどPMSが酷くなり、生理1週間前くらいから頭痛とイライラ感が増すようになってきたこと、高温期が短くなってきたこと、生理の量も少なくなってきたこと、がとても気になっていたようです。

確かにUさんの言われるように、高温期の伸びが悪く、内膜があまり厚くなっていないことが考えられました。また一番気になることは、PMS。これが高温期の伸びを悪くしていることが考えられましたので、その辺を考慮して漢方は調整されました。

漢方薬は、「婦宝当帰膠」にて調経を行い、「杞菊地黄丸」にて腎を補い、「逍遥丸」にてPMSの改善を計りました。

そして2周期目に、早くも「生理が来ないので検査薬にて検査をしたら陽性反応がでました」との報告を受けました。

あまりの早い効き目にこちらも驚いたほど。

Uさんが漢方と出会ってから10ヶ月、Uさんからの出産の報告は、私達にまた新たな喜びを運んでくれました。それと同時に10ヶ月前にUさんとメールでやり取りして、よりUさんに合った処方を考えようとアクセクしていた日々を思い浮かべ、月日の経つのは早いものだとつくづく感じました。

これからもより多くの人達の元に喜びが訪れるように、願う毎日です。

病院は怖いけど

38歳Oさん。キャリアウーマンだったOさんは、仕事に区切りをつけた2年前に結婚。

年齢のこともあるので、早めに子供を、と思っていたけどなかなか恵まれず。だからといって、病院での治療にはかなりの抵抗を感じ、行きたくない!でも子供は授かりたい!

こんな風に感じている人は多いのではないでしょうか。そんな人に是非オススメしたいのが、漢方薬です。

Oさんの場合は、以前から胃が弱く、自分なりにそれを改善するために「立君子湯」を飲んでみたら、調子が良くなってきたこともあり、漢方の方が病院よりも存在が近かったのでしょう、まずは病院に行く前に漢方をしっかりと試してみよう、と今年の年明けにお問い合わせをされました。

問い合わせをされた頃のOさんの体調は、まだ胃が完全ではなく、生理痛も少しあり、オリモノは少ない状態でした。また、ご本人は「もっとも妊娠しやすいニ相性」の基礎体温表と思っていた体温も、見てみると、排卵がスムーズにいっていないために、高温期への立ち上がりがスムーズではないものでした。

まずは、胃の調子を整えつつ、月経期の排泄を促し、子宮内を「お血」が溜まらないように綺麗にすることで生理痛をなくすこと、卵胞期の安定を測ることで、良い卵を作り、排卵がスムーズに行くようにすること、を重点的に考えていきました。

使ったのは、「水快宝」「オリジン」「杞菊地黄丸」「六君子湯」など。

1周期毎にOさんの基礎体温表と体調の変化をチェックし、微妙に加味したり、変法したりすることで、随分とOさんの体温が安定してきました。これは随分とにOさんの心が安定してきた現れとも言えます。心と体は同じです。心が乱れれば、体も乱れます。安定してきたのはとてもよい傾向です。

全てが安定してきたのは、漢方を飲みだしてから半年が経った6月です。

そして安定してから3周期目の今月、Oさんから喜びのメールが来たのです!届いたメールは、幸せに満ち溢れたものでした。

今は第一関門の陽性反応が出たところ。まだまだ安心できませんので、次のステップの心拍が確認できるまで、まずは保胎と安胎のための漢方を続けてもらいます。そして心拍が確認できれば、次は安胎はもちろんのこと、赤ちゃんの発育や成長を助け、賢く丈夫な子供になるようにサポートしていく漢方になっていきます。

このまま順調に次のステップをどんどん踏んでいけるように、漢方は後押ししてくれます。どんなときもいつでもも強い味方になれるように、私たちは待機しています。いつでもどんなことでもお尋ねください。漢方は怖くありませんから。

漢方と出会ってから

<Kさんからの体験記>

私の漢方との出会いは1年ほど前の夏でした。

現在34歳の私は、12年ほど前に無理をして体調を崩し、生理が止まってしまいました。事の重大さに気づき、きちんと病院に通ったのは、それから2年近く経ってからでした。それから仕事をしながらずっと婦人科に通っていました。初めはクロミッドを飲んでも排卵もしない状態。排卵するまでに4年近くかかりました。

30歳に結婚し、そのまま病院にも通いました。排卵し生理が来るようになれば、妊娠するような気がしていましたが、一向に妊娠する気配はなく・・・。婦人科の治療も少しずつ進んで、ホルモン剤なども使うようになっていました。

そんなとき、ネットで漢方のことを知ったのです。でもその時は、まだホルモン治療との併用でした。そして新しい年を迎える今年の正月ごろ、人工授精のすすめを受けました。でも自力で排卵できない状態で、人工授精をしたとしても、授かる可能性はどのくらいあるのだろうか・・・。迷いの中、健伸堂の古村先生にメールを送りました。

薬で排卵させることを続け、そのまま赤ちゃんができなかっとしたら、その後に残るのは、余計に赤ちゃんができにくくなった体なのではないか・・・?ただ排卵しなくなることにも怖さがあり、ためらいがあり、そのまま止めることもできずにきてしまいました。

早い結果ばかりを求めるつもりはないのだけれど、できれば近いうちに赤ちゃんを授かりたい。でもそのためには「急がば回れ」ということなのだろうか。

古村先生のお返事は、

「卵が成熟したら必ず排卵します。ご自分のお体に自身を持って、今年はチャレンジされることを願っています。人間は自分で卵を作り、自力で排卵する力を持っているものです。」

というものでした。

悩んだ末に、不安もいっぱいの中、漢方だけを飲む日々をスタートさせました。

でも、なんと、1ヵ月後、ほぼ予定通りに生理が来たのです!妊娠を望んでいる身で生理を喜ぶというのは変かもしれませんが、あのときの喜びと驚きは忘れることができません。自分の体が正常な方へ少しずつ歩んでいるように思いました。

そして、それから2ヵ月後、なんと、本当に妊娠することができたのです!

今では良かったと思えますが、34歳という年齢で、あとになったらもっと治療を休むことはできなくなる、休むのは今しかない!とそのときの私にとっては賭けのようなものでした。

初期の切迫流産で安静の時期も、漢方の助けを借りて乗り越え、力強く鼓動する小さな心臓の映像をエコーで見たときは、感動と共に今までの日々、悩み、が頭をよぎりました。

検診の度に、お腹の中の赤ちゃんは劇的に成長し、生命の力というもの、漢方の不思議な(不思議ではないのかもしれませんが)力を改めて感じている毎日です。

あの時、先生が私の背中を押してくださらなかったら、今の私はなかっただろうと感謝の気持ちを込めてペンを取りました。本当にありがとうございました。

赤ちゃんをこの手に抱く日まで、まだまだ漢方にはお世話になります。これからもよろしくお願いします。

大切な卵の成熟

34歳Kさん。結婚4年目。「レディース相談表」による相談を受けたのは昨年の夏でした。

排卵障害の症状を持つKさんは、クロミッドにより排卵を促す治療を続けていました。ホルモン治療による反応は良いように見えたKさんの基礎体温表でしたが、高温期の不安定さが卵の質が良くないことを現していました。

質の良くない卵をクロミッドで排卵させても、その成功率は低いものです。反対に、質の良い卵ができれば自力で排卵するようになるものです。

今まで10年間もホルモン治療をしてきたKさんは、なかなかその治療から離れることができませんでした。10年も続けてきたことですから「少しお休みする」ということに、「不安」と「迷い」が生じてしまうのは仕方のないことでしょう。

しかしKさんは、不安と迷いを振り切って、今年に入ってから今まで続けてきたホルモン治療を休むことを決意されました。

そして漢方の周期療法のみの治療が始まりました。改善点は「卵を成熟させる力をつけること」。毎周期ごとに卵胞期に「オリジン」「炒麦芽」「シベリア霊芝錠」などの薬を調整し、その能力を引き出させるようにしました。

昨年夏から漢方を服用していたこともあり、底上げが出来ていたのでしょう。3ヵ月後の4月、春の訪れと共にKさんのもとに小さな命が訪れたのです。

今年の初め、不安と迷いを振り切る勇気をKさんが持つことができたこと、そしてその選択が誤っていなかったこと・・・本当に良かったですよね。

明日Kさんからの「体験記」を紹介します。

即効性のない漢方薬?

結婚7年目の38歳Cさん。30歳過ぎた頃と言えば、職場では中堅社員となり、仕事も面白くなってきている頃。そんな時期に結婚されたCさんは、夫婦共々しばらくはやりたい仕事をに打ち込み、35歳を過ぎた頃から子供のことを考えよう、という計画でした。

そして昨年、そろそろ子供を考えようと何周期かタイミングを合わせていました。ところが、すぐに恵まれると思っていたのがそうは行かず、原因を解明するために婦人科で検診をされました。

検診結果は、FSH、プロラクチンの値が高めになっている、との診断でした。

しばらくはタイミング療法を続け、それで駄目であれば人工授精や体外受精に移る計画を医師より提示されました。

Cさんは、人工的に細工されることへの抵抗もあり、なるべく「自然のままで、自分の力で妊娠したい」という思いから、漢方による不妊治療に力を入れている当店のサイトに辿り着いたのです。

お問い合わせをされた時点でのCさんの生活スタイルには、「タバコ」と「コーヒー」が欠かせないものとなっていました。私達は不妊治療をススメるにあたって、まず「タバコを止めること」「コーヒーは1日1~2杯まで」を実行してもらうことを条件として、漢方薬をおススメしています。

そこで、Cさんにもそのことを約束してもらいました。

タバコを吸っていると、血が濁り、血流も悪くなり、「お血」の原因を作ることに繋がります。これは明らかに「不妊」を増進する要素の1つです。せっかく漢方薬を続けていくのですから、生活スタイルも良いようになるように改める必要があります。

Cさんは約束を守ってくださいました。

お薬は、「炒麦芽」を入れつつ「質の良い卵」と「環境の良い子宮内膜」のためのお薬を周期に分けて調整しました。

そして、2周期目。

何とご本人もびっくりするほど早くに、漢方薬の効果が現れたのです!それも「妊娠」という形で・・・!

今は、自分とは違う小さなドクドクという心音に耳を澄まし、静かにその感動を胸に抱きながら、毎日を漢方と共に過ごされています。

そのCさんから「感動のひとこと」をいただきました。

<感動のひとこと>

妊娠しました!38歳の私が漢方薬と出会い、何と1ヶ月で妊娠!信じられませんでした!

不妊治療のクリニックでFSHとプロラクチンの値が高いと診断され、妊娠しにくいと言われていました。落ち込んでいたそのときに、見つけたのがここのHPでした。漢方薬は即効性がないと聞いたことがあり、年齢的にも焦りがあったために、漢方薬を頼ることにためらいを感じました。

しかし、友人も子宮内膜症を漢方薬で治したという話を思い出し、藁をもすがる思いで連絡を取ってみました。

メールのやり取りで、とても丁寧で温かいアドバイスを頂くことができ、ここなら信じられる!と感じ、漢方薬を服用することを決意しました。

直接お会いしたこともなければ、お話したこともないのに、メールのひとつひとつの言葉に愛情を感じ、信じることができたのです。あんなに止めることのできなかった「タバコ」をスッパリ止めることができたのも、その言葉の中にある「あなたを絶対に妊娠させますよ!」という思いを感じたからでしょう。

漢方薬を、先生を、信じて良かった。心からそう感じます。漢方薬は、決して遠回りではないのですよね。

蛍石

6月に入ると、あちらこちらで「蛍」の便りを聞くようになります。

宇治にはまだまだ水の綺麗な場所がたくさん残っていて、少し車を走らせれば、川の涼しそうなせせらぎと美しい河鹿蛙の鳴き声が聞こえる暗闇の中に、たくさんの黄金の小さな光が漂う風景に出会うことができます。

とても幻想的な光景です。その黄金の光は漂いながら光っては消え、また光る・・・を繰り返しています。思わず掴んだ蛍を手のひらの籠に入れてみると、手のひらで光るその姿からは、何とも言えない自然の力を感じるものです。

その蛍にちなんだ名の付く石、「蛍石」。これは漢方薬の「紫石英」の原料です。

漢方では「重鎮安神薬」として「不妊症」「不正出血」の改善のために使用されます。

37歳のMさん。ピックアップ障害と診断され、着床すらもしない状態。AIHをするものの成功せず、体もどちらかと言うと弱いほうだったために、漢方による周期療法の力を借りながら体質改善をしつつ臨もうと、2年前に来店されました。

その頃のMさんは全体的に体温が低く、高温期の伸びが悪いうえに安定しない状態でした。

そこで、「婦宝当帰膠」と「参茸補血丸」を全周期出しつつ、高温期に「蛍石」である「紫石英」などを加えて調整していきました。

少しずつですが、Mさんの体力はついていき、体温も上がり、高温期も安定するようになってきました。

そして2年が過ぎました。

しっかり体調を整えた結果、Mさんは元気になり、以前より生き生きし、何でも前向きに考えられるようになったのです。

その2年間を長いと感じるか、短いと感じるか・・・。Mさんはそれほど長くは感じられていなかったようです。

ゆっくり底上げをした2年の末に、Mさんの体の中に小さな光が灯ったのです。まるで蛍が光るように・・・。

そして今は、その小さな光は静かに少しずつ大きくなり、確固としたものになってきています。Mさんも今はあまりわからないけれども、何か小さいけれども灯っているその光が、だんだんMさんに語りかけるのが感じられてきているようです。

「蛍」が幸せを運んで来てくれたようです。

黄体化未破裂卵胞(LUF)克服!

黄体化未破裂卵胞(LUF)は、無排卵症の1つです。この症状は「子宮内膜症」であった場合に、多く見られるものです。その他「骨盤内炎症性癒着」「多嚢胞性卵巣」などでも見られます。

2年前に結婚された41歳のMさんは、黄体化未破裂卵胞(LUF)と診断を受けていました。

この症状は、卵胞の発育は認められるものの、卵胞が破裂して排卵が起こるべきであるのに排卵せず、そのまま卵胞が黄体化します。無排卵であるけれども卵胞が黄体化するために、基礎体温は高温期となり、基礎体温表を見る限りではあたかも正常な2相性に見えるのです。

排卵障害であるために、何回かの治療の末、Mさんが最終的に選んだ治療法は「体外受精(IVF)」でした。しかし、それでも良い結果は得られませんでした。

そして途方にくれた今年の春、漢方で妊娠し、出産したという友人に思い切って相談してみました。そしてその友人が勧めてくれたところが当店だったのです。

Mさんは遠方にお住まいでしたが、新幹線に乗って、遠いところを来店くださいました。

よく話を伺ってみると、IVFの治療に行き着くまでに一度妊娠され、流産されていました。つまり、ご自分の中に妊娠できる力をお持ちなのです。それでは尚更ホルモン漬けの治療ではなく、自分の力を引き出すような治療が一番だと思われました。

まずはしばらくホルモン治療をお休みしてもらい、漢方一本化による治療を始める約束をしてもらいました。

Mさんの周期療法の治療のターゲットは、「卵巣の膜が厚いこと」「子宮内が熱いこと」を改善することでした。

主に使用したのは「冠元顆粒」と「水快宝」。

「活血」「破血作用」のあるそれらの薬を月経周期毎に少しずつ配分を変え、他の薬と併せることでその働きの相乗効果を計りました。

漢方を始めた1周期目から明らかに体温の変化が見られました。今まで波状型だった低温期が安定し、それにつれて、高温期も安定しだしました。ドオルトンを使用していた以前までのものとは、全く異なるものでした。

そして3周期目・・・。

おめでたです!

この言葉は、いつ何度聞いても嬉しい「響き」です。

一度流産された経験がおありですので、これからも念には念を重ねて10月10日を過ごさなければなりません。これからもしばらく漢方と共に、小さな命を育てていきましょう。10月10日後の元気な産声を聞くために。

気虚・腎虚早期改善!

今年の春の訪れと共に当店を訪れたKさん。

血圧が上は100を切るほどかなり低く、疲れやすい、風邪を引きやすい、立ちくらみなどといった、漢方的に言うと「気虚」の症状があり、眠たいのに寝つきが悪く浅い眠りであることや軽度の難聴、乾燥肌、便秘、などといった「腎虚」の症状、生理痛が酷いなどの「お血」の症状もありました。

徐々にその「虚」の症状を改善していかなければなりません。気虚血虚改善のために「婦宝当帰膠」、腎虚改善のために「杞菊地黄丸」、月経期の「お血」改善のために「爽月宝」「冠元顆粒」を服用してもらいました。これらによりKさんの持つ全ての「虚」症状改善の底上げができます。

今までクロミッドによる排卵誘発などの治療をされてきましたが、漢方服用を始めると共にそれはお休みされました。いつ訪れても待たされることが当たり前の婦人科病院に通うことも、少しずつストレスに感じ始めてきた頃だったということもあり、少し離れる決意をされたのです。

そして季節は八十八夜が過ぎ、「立夏」。少しずつ近づく夏の足音と共に、Kさんの嬉しい便りが届いたのです。

こんなにも早く、訪れるとはKさんも思っても見なかったことです。あれだけ望んでいながらなかなか訪れなかったこの喜び。

ホルモン剤や誘発剤を使用すればするほど体のバランスが崩れ、何が本当の自分の状態なのか、わからなくなっていた春。気分も落ち込み、でも「何かを始めよう」と思えた春の季節。漢方を始めてみてほんとうに良かった・・・。

でもまだ宿った小さな命は育ち始めたばかり。安定期に入るまで油断は禁物です。安胎の漢方を飲みながら「入梅」の頃にはまた新たな発見があり、「小暑」の頃には確固としたものを感じることができるでしょう。

来年の春の季節には、Kさんは我が子と共に訪れてくれることでしょう。1年前の決意を思い出しながら・・・。

春に多い便り

周期療法による不妊治療を行っている漢方薬局店で、「おめでた」の便りがいつ頃多いかは、なぜか店によって異なります。

当店ではその便りを多く受けるのは、ずばり今の時期の「春」です!

やっぱり「春」はうきうき気分も晴れるからでしょうか。

気分が鬱積して「肝鬱」「気滞」の症状が起こり、それが原因で気血のめぐりが悪くなり、結果として「冷え性」や「イライラ」が起こり、「良い便り」に繋がらないようなことになっている他の季節に比べ、「春」は「うきうきする」ことで、気血のめぐりが良くなり、「良い便り」に繋がるのは自然の流れのような気がします。

しかしそうであれば他店でも同じように「春に良い便り」が多くなるはず。

ところが、現実は異なるので興味深いものです。ある店は「夏」に多いようです。「夏」は夏バテしたりと大変な時期のような気がするのですが、所変われば何かが変わるのでしょうか。しかし全国ネットで対応している当店では、「所」は海外も含め、日本は北海道から沖縄まで、方々に「所」が散らばっていますので、何とも言えませんが何かがあるのでしょう。

今年も「春の良い便り」が多く寄せられています。

一般的に、妊娠7週目、9週目、11週目・・・は流産しやすい週と言われています。

くれぐれも気をつけて、GW中ですが、あまり乗り物に長い時間乗りすぎて振動が体の負担とならないようにしてください。そして、「衛益顆粒」にて、危険な時期を乗り越えてください。

タバコの威力

25歳Aさん、30歳Hさん、36歳Mさん、40歳Yさん・・・不妊相談を受けている方々です。

相談を受けた当初、この4人の方には共通点がありました。「抹消循環が悪く冷え性」「顔色が灰色っぽい」「生理痛が酷い」など。いわゆる「お血」の症状です。

そして生活面でも共通点がありました。

「タバコを吸っていること」。

「タバコ」はもともとインディオの宗教的儀式の道具として使用されていたもので、病人の体に入っている「病気の精霊」をタバコの煙で追い出すのだとされていたようです。ヨーロッパでも「喘息」「頭痛」「痛風」などの霊薬として伝えられていたようです。

それから考えると、「毒を持って毒を制す」のように、少量のタバコの煙は体に入り込んだ病を取り除いてくれるものなのかもしれません。

しかし、現代では「嗜好品」として世界に広がり、「ニコチン中毒」を起こすほどの量を取り込む害が出ています。

「ニコチン」は交感神経を亢進させ、血管を収縮させるために、血流が悪くなり、結果として「抹消循環が悪くなり」「冷え性」に繋がっていくことは言うまでもありません。過度になれば「肺がん」「喘息」「虚血性心疾患」などの症状が起こる確率が高くなります。

循環の悪くなった場所に「お血」の症状が生じ、それが「キリキリとした痛み」を引き起こしたり、顔色を悪くさせる原因となるのです。体のあちこちに「お血」が生じ血流が悪ければ、「良い卵」「良い子宮内環境」ができるはずがありません。

いつまでも美しくありたい、子供が欲しい、と願う女性にとって、「タバコ」は大敵なはずなのです。

当店で不妊治療をされるようになった方々には、「タバコを止めること」を前提としてお薬の指導をしています。せっかく良い漢方薬を服用していても、それと逆行する「タバコ」を吸っていたら、その効果も半減してしまいます。

Aさん、Hさん、Mさん、Yさん、みなさん、タバコを止めておられます。

そしてAさん、Mさんは妊娠されました。

「いつまでも美しくありたい」、「子供が欲しい」の願いには、ご自身の強い決意も必要なのです。甘い方に流れて行ってはいけません。いつも自分には厳しくあること、これが成功への道です。