漢方薬の値段

漢方による不妊治療を1年間、続けて来られた35歳のBさん。

何とか早く子供が欲しいために、高くても続けようと無理をしてお薬を購入されていました。

「どれくらいお薬に費用が掛かるのか」はその方個人個人に寄って異なりますし、「その費用が負担になるか否か」の基準もその方個人個人に寄って異なります。

ただ、言えることは、「妊娠しやすい母体」へ近づくように、無理なく「体質改善」に至るまで治療を続けられることが大切です。続かない治療は、もしかしたらあと少しで「改善」に至ったかもしれない今までの「積み重ね」を放棄してしまうことになりかねません。

「続かないから止めよう」と決断される前に、費用の相談をしてください。「積み重ね」が無駄にならない様に費用を調整し、処方することが可能です。もちろん、初めから「予算」をお知らせいただければ、できるだけそれに合った体質改善のプランを立てます。

是非、「漢方薬は高いから」と敬遠せずに相談してください。

クロミッドとhcgの副作用

不妊暦3年。33歳Nさん。

無排卵のためにクロミッド1錠とhcgのホルモン剤にてタイミング療法の治療を続けておられ、その結果、最近、生理の量が減り、粘液も少なくなってきた様子。クロミッドの反応も悪くなってきたとのことで、hmgの注射も検討されています。

クロミッドの排卵誘発剤を使用すると、子宮内膜が薄くなり、頚管粘液がすくなるという副作用があります。それに加え、生理の量も減少してきます。

また、hmgのホルモン剤をされると、卵巣に対して過剰刺激になってしまいます。卵巣が腫れてきたり、酷くなると、腹水が溜まってきたりします。

現代医学では、無排卵にはホルモン治療が主体になり、その方個人の体質が無視されており、副作用が出てきます。

漢方では、その方の体質に合わせて、月経周期を整えることを第一に考え、お薬を決めていきます。神経質すぎたり、胃腸が虚弱であったり、冷え性がきつかったりと、その方の体調を整えつつ、月経のリズムを整えていくと、ホルモン治療を併用しても、漢方による治療をされる前にホルモン治療を受けられた時よりも良い反応を得ることができます。

是非、何度もホルモン治療をされても良い結果が得られない方は、漢方治療による改善をされてから、また治療を併用されてはいかがでしょうか。

男性が7割

「不妊」というと、原因は女性にあるものと思われがちです。確かに「子宮後屈」「子宮後傾」「子宮内膜症」「卵管閉塞」などは、女性に原因があります。

しかし実際には、女性には西洋医学的には何も問題ない場合、男性の方に問題があることが、現代の「不妊」の原因の7割を占めていると言われています。

男性の場合は、現代人の多くは「腎陽虚(じんようきょ)」が強く出ています。「腰痛持ち」、「色白」、「冷え性」で、「精子の数が足りない」タイプです。

そういった「数には問題がない」場合は、「肝陽虚(かんようきょ)」であることが多くあります。これは、「ビールをよく飲む」、「油っこいものをよく食べる」、「野菜不足」であるタイプです。

どちらにせよ、隠れた「冷え」を取り、血の循環を良くするように、「漢方」や「鍼灸」では治療をします。

決して女性ばかりに原因があるわけではないことを、理解してください。その上で、夫婦揃って「不妊治療」に取り組み、協力しあうことが大切です。

不妊治療の治療費

高度医療の「不妊治療」は、健康保険が適用されない自由診療のため、治療費の負担は重いものです。

今までなす術もなく、子供が授からなかった夫婦にとっては、希望の医療と言えますが、やはり、治療費の負担が気になるところでもあり、本当に自分にとってこの医療が必要なのか、不安な面もあるでしょう。

そんな方に嬉しい情報をお知らせします。

最近は、ホームページを通して、治療費の明細や治療実績を公開する不妊医療専門の医療機関が増えています。また昨年には、全国の14施設が「治療の質の確保」や「患者の満足度の向上」を目指して、「日本生殖補助医療標準化機関(JISART)」を結成したように、どんどん「不妊治療」を支援する質の良いシステムが作られつつあります。

これらの情報を元に、早くに「自分に合った医療」と「クリニック」に巡り合ってください。クリニックによって、治療内容や受診期間にかなりの差があり、必然的にそれにかかる費用もjかなりの差が生じてきます。

現在「不妊治療」を受けられている方も、今一度、「治療について」見直されてはいかがでしょうか。

もちろん、高度医療の「不妊治療」だけでなく、漢方による「不妊治療」にもかなりの差があります。

漢方に関しては、しっかり夫婦の体質を中医弁証論に基づいて把握し、処方してくれるところをオススメします。体の変化を聞かずに何周期も同じ処方をするようなところはオススメできません。体はどんどん変化していくものです。その変化に合わせて処方を変えてくれるようなところを見つけてください。

どちらにせよ、「体の変化をしっかり確かめてくれる」クリニックや漢方薬店に巡り合ってください。

日本不妊カウンセリング学会

先週末の土曜と日曜の2日間にわたり、第16回不妊カウンセラー・体外受精コーディネーターの養成講座が東京でありました。

この養成講座には600名を超える参加者があり、医師、看護職、心理士、薬剤師など様々な医療関係者が、不妊患者が求める「生殖医療を担うヘルスケアプロフェッショナル」となるために、受講していました。

「日本不妊カウンセリング学会」は、2002年にNPO法人化によって、不妊カップルだけでなく広く社会からその活動を期待されることになりました。

不妊治療は、100年以上の長い歴史があるわけですが、その治療法はその考え方も歴史とともに変わり、不妊カップルが適切な治療法を選択するには容易なことではありません。

体外で卵を操作する不妊治療を高度生殖医療(ART)と呼ばれますが、この医療は27年前に始まったばかりの歴史の浅いものですが、急速に進歩し、数多くの不妊カップルが恩恵を受けました。しかし、反対にそこまで努力しても我が子が抱けないカップルも多く生み出した、と国際医療技術研究所の荒木氏は言われています。

不妊カップルは、医療に伴う苦痛、周りからの期待の圧力、自分が作り出す圧力など様々なストレスを抱えているものです。

それらのストレスを少しでも緩和し、否定的な自己認知を良い方向に変え、治療をなるべくストレスレスの状態にて受けられるようにすることが、我々「不妊カウンセラー」が求められていることです。

この会場で受講する医療関係者は、より良き治療家として成長するために、今後も何回か開催される講座に参加する予定です。

多くの方々の悩みを聞き、少しでもストレスを解消し、良い心理状態で治療を受けてもらえるようになりたいと思っている仲間が集まっていると思えば、とても心強く、嬉しさが込み上げてきました。

不妊の相談日

今日は月1回行っている不妊の相談会の日でした。

この日は毎月不妊の悩みを持つ方々が多く来店されます。ここに来られて、同じ悩みを持つ方々がこんなにおられることを改めて実感される方も多いことでしょう。病院にも不妊で悩む方々は多く通院されておられますが、病院にて治療をされながら、当店に来店されておられる方が最近多くいらっしゃいいます。

それだけ、機能的に何かしら問題のある方が多くなっており、

「病院だけの治療では卵の育ちが悪いなどで不十分」、「漢方だけの改質改善では機能的な問題により不十分」で、

相互の助けを借りないと、妊娠しにくい方が多く見られるような気がします。

毎月不妊で悩んでおられる方々が来店される度に、徐々に改善されていく基礎体温表を拝見しながら、私達は「次のステップへの体質改善」に向けて、お薬を考えています。

今日は不妊の方ばかりでなく、漢方にて出産されたTさんが赤ちゃんを連れて来店してくださいました。赤ちゃんの丸々としたお顔とぷくぷくの体は、元気そのもの!こんな元気な赤ちゃんが産まれて育っていること、そしてそれを見守るやさしいお母さんのお顔を見た時が、私達の顔がほころぶ瞬間です。

決して私達が育てたわけではないのですが、卵ができる前からお母さんを見つめ続けていますので、自分の子供のように思えて、嬉しさが込み上げてくるのです。

この感動を多くの方に伝え、もっと多くの方の力になりたいというのが私達の願いです。病院の治療にだけ行かれている方は、「体質改善」の漢方治療を是非取り入れてみてください。

伝えたいこと

今まで病院にて不妊治療を続けていても良い結果が得られず、漢方服用2周期目で妊娠された結婚2年目35歳のJさん。

今まで不妊治療を続けられていて、疑問を感じたこと、そして同じように治療をされている方々へ是非伝えたいことがある、とメッセージをいただきました。

きっと治療をされている方々の力になることでしょう。

<Jさんからのメッセージ>

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 私のように、不妊の原因がはっきりしないという理由で、高額な治療をすすめられ、躊躇している方はいらっしゃらないでしょうか。

もしいらっしゃたら、「漢方を試すこと」も治療の選択肢に入れてみてはいかがでしょうか。 漢方による「妊娠しやすくする体質改善」は、高度治療の体外受精に比べて、なんだか遠い道のりのような気がしますが、高額な体外受精をしても必ず妊娠に至るということは、ないのです。

その上ホルモン剤を打ち続けると、卵巣が弱くなって、機能を損なって、逆に妊娠しにくい体になってしまうこともあるんです。(私の場合がそうでした。)

それに比べ、漢方は試してみてもマイナスはありません。すぐに妊娠につながらなくても、確実に妊娠しやすい体に近づいていくのです。

「急がば回れ」ってことわざがありますよね。まさに私の場合は、そうでした。

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漢方が全面的に体質を妊娠しやすくするとは限りません。

もちろん、何らかの機能不全がある場合は西洋医学的な助けを借りないとならないこともあります。

しかしそういった場合でも、冷え性などにより「卵を育てる畑が冷えている」といった体質的な問題によるものも原因に潜んでいることは多いのです。

漢方の力を借りて、体質改善をしながら西洋医学の助けも借りつつ、相互作用にて妊娠しやすい体にしていくことが必要なことも多くあります。

自分に合った治療を是非探していただきたいものです。

ぷれぷれママ達へ

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可愛い赤ちゃんになかなか恵まれないぷれぷれママ達の声をお届けするブログを開催!きっと心強い声が聞けることでしょう。一人で悩んでいては落ち込むばかり。自分とおんなじ仲間が居てみんな頑張ってるんだって、ぷれぷれママに元気になってもらうためのページです。