2006年6月アーカイブ

今日、6月30日は「夏越の祓(なごしのはらえ)」。

ちょうど1年の半分が過ぎる日で、1年が過ぎる日の12月31日にも大祓をするように、半年分の穢れを祓う神事が各地で行われました。具体的には各神社で行われるのは「茅の輪くぐり」。これをくぐることで、穢れを祓うのです。

旧暦では今日で夏は終わり。明日から秋に入ります。

夏には疫病が流行り、その厄払いの行事でもありました。

この厄払いにちなんだお菓子である「水無月(みなづき)」。今日はこのお菓子を食べることで、1年間の無病息災が約束されると伝えられてきました。

この暑い時期になかなか庶民では手に入らなかった「氷」を見立てて作られたと言われているこのお菓子ですが、上に乗っている「甘納豆の小豆」には「厄除け」だけでなく、「清熱燥湿」「利水消腫」作用があるために、この時期に多い「むくみ」「だるさ」「便秘」にはもってこいのものなのです。

夏ばて気味のぷれぷれパパ・ママ、ひよこパパ・ママ、お子様達、是非、「水無月」を食べて、この時期の不調を乗り越えましょう!

ではここで、★★とっても簡単水無月のレシピ★★を紹介!

とっても簡単ですので、是非この時期のおやつに手作りしてみてください。

<<材料>>

★小麦粉(バイオレットがあればなお良い) 100g

★砂糖 100g

★水 300g

★甘納豆 100g

<<作り方>>

①小麦粉はふるいにかけ、砂糖と混ぜ、水を加えます。

②電子レンジOKの容器に甘納豆を敷き詰め、①の液を流し込みます。

③電磁レンジで7分。チンッ!出来上がり!適当な大きさに切り分けて、冷蔵庫で冷やします。

最近良く耳にする「メタボリックシンドローム」という言葉。

「肥満」であることが大敵のように言われています。現代は車社会になり、生活水準も上がり、交通機関も発達したために、運動不足傾向になり、気をつけないと「肥満」という道へと導かれることになっています。

その「肥満」のキーワードとなるものの1つに「アディポネクチン値の低下」があります。

「アディポネクチン」とは、「善玉アディポサイトカイン」のことで、動脈硬化を予防してくれるものです。これに対して「悪玉アディポサイトカイン」は、動脈硬化を促進させるものです。

「内臓型肥満」になると、善玉の「アディポネクチン」が減少し、悪玉が増え、インスリン抵抗性が高まります。そして血糖値が上昇し、糖尿病を引き起こしやすくします。その悪玉は、脂肪細胞が脂肪を貯めこんで大きくなればなるほど、多く分泌されるようです。

通常はこのようなメタボリックシンドロームの検査に使用される「インスリン抵抗性」ですが、不妊治療の検査、特にPCOS(多嚢胞性卵巣症候群の検査にも使用されています。

その検査によりPCOSと判断された場合、それを改善するために、インスリン抵抗性改善薬を出されるようです。

インスリン抵抗性を改善させ、内臓脂肪を減らし、アディポネクチンを増やすことにより、PCOSの体質が改善されるとされているためです。

この治療をされている人を多くは聞きませんが、もし有効であるのなら、増加傾向にあるPCOS症状の画期的な改善方法となることでしょう。

漢方では、PCOSの場合、「爽月宝」や「冠元顆粒」などを使用します。排卵を促進させ、自力で排卵するように持って行きます。

PCOSの症状でお悩みで、「クロミッド」などの排卵促進剤への反応が悪い人は、是非漢方薬をお試しください。

「自家中毒症」とも言われる「周期性嘔吐症」。

神経質なお子様がかかりやすい病気です。

症状は、頻繁な嘔吐が繰り返し起こり、頭痛、腹痛なども伴いながら何日間も続くこともあり、脱水状態に陥ることもあります。この症状は、10歳を過ぎると自然に治まります。

それが起こるきっかけとして、緊張するような行事があるとき、例えば、「学芸会」「運動会」「参観日」などの前によく起こるのです。

思い起こせば小学校1年と2年の頃、必ず年に1回、嘔吐をしていた覚えがあります。しかし「周期性嘔吐」のような激しいものではなく、ほんの少し1回だけ嘔吐する、といったものでしたので、治療をするまでもなく、時が過ぎていきました。

記憶によると、緊張する行事の前でも何でもなかったような気がしますが、まだ慣れない小学校生活に多少のプレッシャーをかかえていたのかもしれません。

その頃は、病院へもなかなか行きませんでしたので、西洋薬も漢方にもお世話になる機会に巡りあいませんでした。

こんな時漢方では、発作を予防し、繰り返し起こるこの症状を起こらないようにする手助けをします。

おすすめは・・・

五苓散 

★苓桂甘棗湯 

★桂枝人参湯 

上記のものをうまく使い分け、調整することで、激しい発作からお子様を守ります。

もしこの様な症状を持っているお子様がおられたら、是非ご相談ください。繊細なお子様をお助けします。

33歳Kさん。2人姉妹の妹。

結婚5年目で、始めの3年間は病院での不妊治療を受けていましたが、病院での治療に耐えられず、不安神経症のような症状になったために治療を止め、2年前より漢方による周期療法をされています。

Kさんの3つ上のお姉さんは、2人の子供が居るのですが、2年前に離婚。半年前に今の彼氏との間に、子供ができたことがわかりました。

妊娠がわかってからも、Kさんのお姉さんも彼氏も部屋でモクモクタバコを吸う毎日。

夜は3時、4時と遅くまで起きていて朝方に眠り、昼前に起き出して食べるものはジャンクフード。もちろん2人の子供も同じ食事。

誰が聞いても自分の体にも悪いことばかりで、胎児にも悪いことばかりの生活だと思うでしょう。また2人の子供も手作りの食事は今まで食べたことがないという育て方ですので、子供達にも悪いことばかり。

Kさんも見ててハラハラして、ショックを受け、いつもお姉さんのところに行かれた後は、脈も興奮状態になってしまっています。そんなときは夜も寝られなくなってしまいますので、Kさんの体に悪影響です。こんな状態では良い卵もできないでしょう。

「あまりお姉さんと関わらないように」と言っても、姉妹ですので、何かと電話が掛かってきて用事を頼まれてしまうのです。心優しいKさんは、呼び出されると手伝いに行ってしまいます。

妊娠しても無茶な生活をしているKさんのお姉さん。

5年も治療をしているのに恵まれないKさん。

こんなにも食事や生活スタイルを気にしながら治療に臨んでいるのに、かたや無茶苦茶な生活をしていても妊娠できてしまう人もいるのです。

何が良いのか、悪いのか・・・。

とても複雑な気持ちです。

企業での産休・育休制度は良く聞くものの、医師の職場でのその制度は、存在しても利用されているのはわずかなのではないでしょうか。

しかし減少傾向にある「産婦人科医」が、結婚や出産、育児をきっかけとして離職すればますます減少が進み、今もすでに「産科」がなくなるこの世の中、どこで出産すれば良いのか、路頭に迷う妊婦が増えることになります。

そこで、日本産婦人科学会は、その対策として、「院内保育所」「産休・育休制度」の実態を把握し、その改善に努めることを決定したようです。

しかし、この制度があったとしても、周りの理解と同意がなければなかなか取りにくいものだということは、普通の企業でもあることです。しかも取得した後に職場復帰をするときの周りの視線。

「母は強し」の心を持っていれば、そんな周りの目などは跳ね返すことができるのかもしれませんが、それまで仕事にどっぷり漬かってきた人ほど、辛い思いをすることになるのが現状です。

その辺の壁を乗り越えるためにも、もっと「母は強し」の姿勢で、職場の「今までの古い常識」を覆し「新しい常識」を作りあげることが大切です。母よ、もっと強くなりましょう!

「大黄」「黄芩」「黄連」の3つの「黄色」からなる「三黄瀉心湯」。単に「瀉心湯」ともいいます。

「黄色」の名のつく生薬は、ほぼ熱を冷ます作用があるものです。

「夏至」も過ぎた今の時期、「梅雨」ですので季節は「土用」になりますが、治療としては「土用の治療」も入れつつ、季節を先取りした「夏」の治療をするのが良い時期です。

ちょうど「夏至」の今週水曜日、月1回行われる「不妊治療の相談会」では、「卵胞期」に季節の先取りの処方が多くなされました。

外気の気温が上がっていくと、それにつれ、やはり体も同調し体温が上がります。しかし卵胞期の体温が36度5分以上になってしまうと、卵の育ちが悪くなる、と言われています。

なるべく暑い外気と同調しないように、体の中は卵の居心地が良いような低温にすべきなのです。

そこで使われたのが「三黄瀉心湯」です。

ただし、「貧血」「出血が続いている」「脈が弱い」「腹に力がない」などの症状を持つ人には使用できませんので、注意が必要です。

体外受精10回、人工授精6回、32歳Kさん。無月経歴10年。

昨年まで西洋薬で生理を起こすことで、周期を人工的に作っていましたが、昨年から10年行っていた今までの治療法に終止符を打ち、全ての治療を漢方薬に切り替えられました。

その結果、今では自力で生理が来るようになるまでになったのです。

3ヶ月ほどで自力で生理が来るようになったので、こんなことであれば、もしかしたら10年前のその治療を始めたときに、そのきっかけとなった原因を突き止め、それを除去するか、漢方薬の力を借りるかしていれば、おそらくすぐに自分の力を取り戻せただろうと思われます。

20代前半という若い頃からホルモンや薬漬けになっていた10年間。10年前に戻ることができれば・・・と思うばかりです。

しかし過ぎたことを言っても始まりません。

Kさんは、生理周期が整ってきた先月に再度人工授精をされました。しかし、良い結果にはつながりませんでした。まだ力が弱いのでしょうか・・・?

そして婦人科医より「一度腹腔鏡による検査をしてみてはどうか」とすすめられたのです。

内診などでわかる範囲では異常が見当たらないために、Yさんも気になっていたこともあり、あまり悩むこともなく検査をすることを決意されました。

そして腹腔鏡による検査・・・。

結果は、「内膜症」がみつかりました。

卵管は通っているけれども片側の卵巣に少し癒着があったということで、腹腔鏡でその癒着を剥離し、洗浄を行う、という処理がなされました。

それが原因で体外受精が成功せず、着床までもたどり着けなかったのか、はまだはっきりとはわかりませんが、何もみつからなかったわけではなく、原因が見つかったことはその検査の意義があったと言えるでしょう。

Yさんの少し傷つけた身体には、これからの明るい未来に向けて、術後の「お血」が溜まらないように、「婦宝当帰膠」、「シベリア霊芝錠」、「田七人参茶」を飲んでもらうようにしました。

少し身体を休ませた後は、きっと今までとは違う結果が得られるようになるでしょう。その日を楽しみに、これからも共に成功への道を歩んでいきます。

「天使の係数」ならぬ「エンゼル係数」。

家計の支出に占める子育てにかかる養育費や教育費の割合を「エンゼル係数」と言うようです。

食費の割合を示す「エンゲル係数」をもじった言葉で、そのように名付けらたこの係数ですが、その割合は少子化が進行する中で、どんどん増える傾向にあります。

少子化であるからこそ、その少ない子供にかけるお金が増えてしまうのでしょう。

しかし生活水準と反比例する「エンゲル係数」とは異なり、「エンゼル」の方は、家計の支出が多いほど増える傾向にあります。

このように子育てや教育にお金がかかりすぎる近年、その結果として「子供をこれ以上増やさない」と考えている人が多くなっているようです。

どうやら少子化へのレールを日本はどんどん進んでいるようです。これからの日本の育児・教育事情はどうなっていくのでしょうか。何だかとても不安です。

結婚7年目の38歳Cさん。30歳過ぎた頃と言えば、職場では中堅社員となり、仕事も面白くなってきている頃。そんな時期に結婚されたCさんは、夫婦共々しばらくはやりたい仕事をに打ち込み、35歳を過ぎた頃から子供のことを考えよう、という計画でした。

そして昨年、そろそろ子供を考えようと何周期かタイミングを合わせていました。ところが、すぐに恵まれると思っていたのがそうは行かず、原因を解明するために婦人科で検診をされました。

検診結果は、FSH、プロラクチンの値が高めになっている、との診断でした。

しばらくはタイミング療法を続け、それで駄目であれば人工授精や体外受精に移る計画を医師より提示されました。

Cさんは、人工的に細工されることへの抵抗もあり、なるべく「自然のままで、自分の力で妊娠したい」という思いから、漢方による不妊治療に力を入れている当店のサイトに辿り着いたのです。

お問い合わせをされた時点でのCさんの生活スタイルには、「タバコ」と「コーヒー」が欠かせないものとなっていました。私達は不妊治療をススメるにあたって、まず「タバコを止めること」「コーヒーは1日1~2杯まで」を実行してもらうことを条件として、漢方薬をおススメしています。

そこで、Cさんにもそのことを約束してもらいました。

タバコを吸っていると、血が濁り、血流も悪くなり、「お血」の原因を作ることに繋がります。これは明らかに「不妊」を増進する要素の1つです。せっかく漢方薬を続けていくのですから、生活スタイルも良いようになるように改める必要があります。

Cさんは約束を守ってくださいました。

お薬は、「炒麦芽」を入れつつ「質の良い卵」と「環境の良い子宮内膜」のためのお薬を周期に分けて調整しました。

そして、2周期目。

何とご本人もびっくりするほど早くに、漢方薬の効果が現れたのです!それも「妊娠」という形で・・・!

今は、自分とは違う小さなドクドクという心音に耳を澄まし、静かにその感動を胸に抱きながら、毎日を漢方と共に過ごされています。

そのCさんから「感動のひとこと」をいただきました。

<感動のひとこと>

妊娠しました!38歳の私が漢方薬と出会い、何と1ヶ月で妊娠!信じられませんでした!

不妊治療のクリニックでFSHとプロラクチンの値が高いと診断され、妊娠しにくいと言われていました。落ち込んでいたそのときに、見つけたのがここのHPでした。漢方薬は即効性がないと聞いたことがあり、年齢的にも焦りがあったために、漢方薬を頼ることにためらいを感じました。

しかし、友人も子宮内膜症を漢方薬で治したという話を思い出し、藁をもすがる思いで連絡を取ってみました。

メールのやり取りで、とても丁寧で温かいアドバイスを頂くことができ、ここなら信じられる!と感じ、漢方薬を服用することを決意しました。

直接お会いしたこともなければ、お話したこともないのに、メールのひとつひとつの言葉に愛情を感じ、信じることができたのです。あんなに止めることのできなかった「タバコ」をスッパリ止めることができたのも、その言葉の中にある「あなたを絶対に妊娠させますよ!」という思いを感じたからでしょう。

漢方薬を、先生を、信じて良かった。心からそう感じます。漢方薬は、決して遠回りではないのですよね。

体外受精(IVF)の際に受精卵を育てる新装置が東大グループにより開発されました。

IVFの過程で、採卵した後、受精卵を妊娠しやすい「胚盤胞」にまで育てることができる確率は、40~50%。それがこの開発された新装置で行えば、その確率は80%までにも上昇するという結果が得られました。

なぜそのように確率がアップしたのでしょうか・・・?

それはその培養方法が、自然妊娠と近い環境で受精卵を育てられるからのようです。新装置は、母体となる患者の子宮内膜の細胞を培養して、その中で受精卵を育てるために、自然妊娠のような環境が作ることができるといいます。

従来は培養液の中で育てられた受精卵は、その半分強は、胚盤胞にまで育たないために採取できる数が少なかった場合は、胚盤胞ができませんでした。しかし、この新装置を使用すれば、成功率が高いために、排卵誘発剤を使用し、卵巣に無理をかけたくさんの卵子を排卵させなくても良くなるかもしれません。

どんどん進む高度医療技術。

どんどん自然のものから遠ざかり、人工のもののみで作られてしまうことには抵抗を感じますが、人の手が入るけれども自然に近いものになるのであれば、進む技術を応援したいですよね。

7月に入ると、プールが始まります。その前に、「水イボ」「とびひ」・・・などの人にうつしてしまうものは、しっかり対策しておかないといけません。

「水イボ」の場合は、「かゆみ」がないので、ひっかかって潰れることがなければ、急速に広がることはありませんが、「とびひ」の場合は、「かゆみ」があるためにかきむしり、そのためにどんどん広がっていくので早めの対策が必要です。

「とびひ」はこれからの夏に向けて、子供がかかりやすく、その原因は「虫さされ」「あせも」などでひっかいた傷に黄色ブドウ球菌が感染して発症します。

感染力が強いために、自分の皮膚の広がりばかりでなく、プールなどで他の子供にうつしてしまうのです。

その対策として、「とびひ」にならないように、「虫さされ」などでかきむしった後は、しっかり消毒をしておくこと。

それでも感染してしまった場合は、「板藍茶」をお茶として飲みながら、外用薬で「中黄膏」を塗っておくと良いです。ただ長引いたり、あまりにも広がっている場合は、お医者さんで抗生物質の塗り薬や飲み薬をもらいましょう。

早めの対策が必要です。

妊娠9ヶ月33歳のKさん。

ご結婚8年目の一昨年の11月より漢方による周期療法を始められ、半年服用された昨年の5月に妊娠されましたが、その後、小さな命は育つことなく残念な結果となってしまいました。

「お血」の症状が強かったKさんには、月経期に「冠元顆粒」「田七人参茶」「爽月宝」「桂枝茯苓丸」などの薬をそのときの周期で症状に合わせて調整していった結果、その症状が随分と改善された頃のことでした。

しかしその後、ぱったりと来店されなくなり、どうされたのかと心配しているうちに月日が経っていきました。

そして今日、妊娠9ヶ月で「むくみ」が酷くなったとのご相談で来店されたのです。お話を伺うと、昨年5月の初めての妊娠後、またすぐに妊娠され、今日に至ったとのことでした。

妊娠中の「むくみ」は、この梅雨の時期から夏にかけて、臨月を迎える人に多い症状です。外気の「湿気」に釣られて体の中にも「湿気」が溜まり、巡りが悪くなる結果、「むくみ」が生じるのです。

また夏になって、お腹も大きく暑いために冷房の部屋にいることが多くなり、その結果、汗が出にくくなり、足が冷え、結果として「むくみ」が生じることが多くあります。

Kさんはもともと「お血症」のために巡りが悪い体質で、そこに「妊娠」という巡りが悪くなることが起き、結果として足が冷え、季節が伴って、むくみが生じたと思われます。

お薬は「当帰芍薬散」と「猪苓湯」をおすすめしました。

来月予定日のKさんにとって、あと1ヶ月を快適に過ごしてもらうために、「むくみ改善」の漢方を出しました。もちろん妊娠中でも大丈夫なものです。これが漢方の良いところなのです。

今日は満月。満月の日には出産が多いといわれるように、女性の体のリズムは「月の満ち欠け」ととても密接に関係しているものです。

満月の今日の日に、漢方を服用し出産されたMさんより、出産後の「感動のお便り」が届きました。

32歳Mさんは、昨年の夏より周期療法による漢方治療を始められました。昨年の初めには妊娠されたけれども流産されたこともあり、やはりしっかりと体質改善をすべきだと思い、漢方の扉を叩かれたのです。

もともと生理は不順で、血栓ができやすい体質の「抗リン脂質抗体症候群」で、それに加え、「高プロラクチン血症」もあることもあり、病院ではお薬による治療を受けられていました。

しかしその病院から出されている高プロラクチン治療薬の「カバサール」や排卵誘発剤の「クロミッド」は服用すると辛くなり、その副作用に悩まされていました。そこに、それらに変わる漢方薬と出会えたことは、Mさんにとって「救いの手」以外の何ものでもなかったのです。

Mさんから届いた手紙には、1ヶ月になるIちゃんの可愛い寝顔の写真とともに「感動のひとこと」が添えられていました。

<Mさんの感動のひとこと>

先月無事に元気な女の子を出産しました。

高プロラクチン血症や抗リン脂質抗体症候群など不安な中での妊娠でしたが、こうやって無事に出産を終えて、漢方に出会えてよかったな、と改めて思いました。

今ははじめての育児で、とても大変でわからないことばかりですが、この大変さも幸せだな、と感じる毎日です。

これからもよろしくお願いします、そして、ありがとうございました。

「65人に1人」・・・さて何の数字でしょうか?

それは日本での統計で、新生児のうち体外受精で産まれた数です。

少子化対策としてどんどん技術が進んできた不妊治療。恵まれないカップルにとってその進歩は、大いに喜ぶべきことです。しかし、その裏側では、費用の面、倫理問題、安全性などまだまだ問題点は多くあり、結局その治療に踏み切れないカップルが多いのではないでしょうか。

一般的な不妊治療法には、次のようなものがあります。

★「タイミング法」 ・・・ 卵胞のチェックなどにより排卵期を予測し、指導が行われる

★「ホルモン療法」 ・・・ 卵胞の発育促進や排卵誘発の注射や服薬が行われる

★「人工授精(AIH)」 ・・・ 元気な精子を選び、子宮に入れる

★「体外受精(IVF)」 ・・・ 精子と卵子を取り出し、体外で受精させ、受精卵を2~3日培養してから子宮に戻す

★「胚盤胞移植」 ・・・ 体外受精と同じ過程だが、体外で受精卵を5~6日培養してから子宮に戻す

その中でも費用の面でも肉体的・精神的にもリスクを負う体外受精の成功率を上げるために、胚盤胞の技術が日に日に進んでいるようです。

ただ一度にいくつもの胚盤胞を子宮に戻すために、多胎妊娠が頻発してしまうことが難点です。

その辺は、まだまだ進歩が必要な分野でしょう。

また、体外受精をする際に、その取り出した卵子の質をあげることはなかなか出来ないことです。年齢と共にやはり質が少しずつ悪くなってしまう卵子。それを「質の良いもの」にするために、大いに手を貸してくれるのが漢方薬なのです。

西洋医学の高度技術と共に漢方薬の力を借りると、体外受精の成功率20%、胚盤胞の成功率30%のパーセンテージはもっと上がるはずです。せっかく大きな代償を払っての治療なのですから、早くに成功させたいですよね。是非漢方と共にお試しください。

蛍石

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6月に入ると、あちらこちらで「蛍」の便りを聞くようになります。

宇治にはまだまだ水の綺麗な場所がたくさん残っていて、少し車を走らせれば、川の涼しそうなせせらぎと美しい河鹿蛙の鳴き声が聞こえる暗闇の中に、たくさんの黄金の小さな光が漂う風景に出会うことができます。

とても幻想的な光景です。その黄金の光は漂いながら光っては消え、また光る・・・を繰り返しています。思わず掴んだ蛍を手のひらの籠に入れてみると、手のひらで光るその姿からは、何とも言えない自然の力を感じるものです。

その蛍にちなんだ名の付く石、「蛍石」。これは漢方薬の「紫石英」の原料です。

漢方では「重鎮安神薬」として「不妊症」「不正出血」の改善のために使用されます。

37歳のMさん。ピックアップ障害と診断され、着床すらもしない状態。AIHをするものの成功せず、体もどちらかと言うと弱いほうだったために、漢方による周期療法の力を借りながら体質改善をしつつ臨もうと、2年前に来店されました。

その頃のMさんは全体的に体温が低く、高温期の伸びが悪いうえに安定しない状態でした。

そこで、「婦宝当帰膠」と「参茸補血丸」を全周期出しつつ、高温期に「蛍石」である「紫石英」などを加えて調整していきました。

少しずつですが、Mさんの体力はついていき、体温も上がり、高温期も安定するようになってきました。

そして2年が過ぎました。

しっかり体調を整えた結果、Mさんは元気になり、以前より生き生きし、何でも前向きに考えられるようになったのです。

その2年間を長いと感じるか、短いと感じるか・・・。Mさんはそれほど長くは感じられていなかったようです。

ゆっくり底上げをした2年の末に、Mさんの体の中に小さな光が灯ったのです。まるで蛍が光るように・・・。

そして今は、その小さな光は静かに少しずつ大きくなり、確固としたものになってきています。Mさんも今はあまりわからないけれども、何か小さいけれども灯っているその光が、だんだんMさんに語りかけるのが感じられてきているようです。

「蛍」が幸せを運んで来てくれたようです。

やっと妊娠したのにまた流産・・・。

流産した時一番辛いのは、やはりママとなるはずだった当本人。なのに周りからは「養生が悪かったから」とか「何かしたのではないか」などと攻められることが多いものです。

それが何度も繰り返されると「私には育てる力がない」と自分を責め、落ち込むこともしばしば。

しかし流産する率は結構高いもので、妊娠した人の1割強にそれは起きることなのです。また流産を繰り返すと「習慣性流産」という名が付けられてしまいますが、だからと言って妊娠・出産できないわけではありません。

ただ、何度も流産を繰り返すと、心身ともに負担が大きいために、弱気になり、諦めてしまう人もいるようです。

そこで、今年の春、日本産婦人科学会は、遺伝子に問題があるために流産を繰り返してしまう率を低くするために、「着床前診断」(体外受精時の受精卵の遺伝子を調べる診断)を習慣性流産の患者にも適用されるように認めました。

受精したからと言ってその卵を無条件に戻すのではなく、流産しにくい受精卵を見極め、それを母体に戻すことができれば、流産する可能性は低くなるはずです。

もちろん、流産を繰り返す原因は、その遺伝子の異常ばかりではなく、母体の体質である「抗リン脂質抗体」ができてしまう自己免疫疾患、子宮の奇形、ホルモンの乱れなども関わっています。

何が原因となるのか、を突き止めれば、それに対する西洋医学的アプローチも漢方的アプローチも十分可能です。

今まででも「抗リン脂質抗体」ができる自己免疫疾患の人が、西洋薬と漢方薬を共に服用しながら妊娠約10ヶ月を乗り越え、無事出産された例は多くあります。西洋薬だけではその抗体ができるのを防ぐには少し力不足で、一方漢方薬だけでもその力は少し不足しているのです。この場合は、どちらも併せて治療を行っていくのが一番良い結果に繋がるように思えます。

是非、それぞれに合った治療法で、繰り返す流産を食い止めましょう!

4月に子宮筋腫の手術を受けた37歳Yさん。

筋腫は3cmとそれほど大きいものではありませんでしたが、子宮内部に突出しているために、妊娠を希望するのであればそれが存在することにより、着床障害となり、妊娠する確率は極めて低いものだったために手術を決意されたのでした。

また妊娠と言うことばかりでなく、それが存在することで、月経血がかなり多く、定期的なサイクルで鉄欠乏症貧血になることもあり、閉経までの何十年間をも考えての決意でもありました。

手術後は「田七人参」、併せて「婦宝当帰膠」を飲んでもらいました。

そしてYさんの生理周期である28日目に通常の生理が来ました。

手術をしたときの周期がちょうど高温期になった頃だったために、通常のように内膜は肥厚し、手術によりあまり損傷を受けなかったために予定通りの来潮でした。

しかし、次周期の28日目。症状は排卵期にはオリモノもあり、高温期も少し短かったものの期間としては存在し、体温が下がり低温期になったかのように見えましたが来潮せず、そのまま次の周期へと入ってしまったようでした。

本来月経期であるはずの期間に「冠元顆粒」の力を借り、様子を見ましたが、結局生理は来ませんでした。このまま低温期が続くのか・・・?

周期14日目。体温は高温に。そして14日間の高温期を経て、体温は下がりました。

そして待ち遠しかった生理が来ました!

前周期は体温から見ると、ホルモンのバランスは整っているように見えましたが、実際は子宮内の働きは追いついていなかったのか、Yさんの精神的なストレスが原因なのか、生理が飛んでしまいましたが、今週期で快復したことが見て取れました。

その快復まで服用したものは「婦宝当帰膠」のみ。周期に合わせて、その量を増やしたり、減らしたりすることで調整し、周期を整えました。

婦宝当帰膠」に含まれる「当帰」「茯苓」「黄耆」「芍薬」「党参」「地黄」「川きゅう」「阿膠」は、女性の体のバランスを整えるための優れた生薬です。「婦宝当帰膠」に含まれるそれらの生薬の働きをうまく利用すれば、これ1本で体調を整えることが可能です。是非、お試しください。

4月に体外受精(IVF)をし、それと同時に漢方を始めた41歳Sさん。

まずは「IVFの受精卵の着床と安胎のための漢方を服用すること」からSさんの漢方療法は始まりました。

その結果、初めての「妊娠陽性反応」、4月末には「心拍確認」と、トントンとステップを踏むことができました。

しかし、このままどんどんステップアップできるように見えたその歩みは、5月初めに止まることになりました。末広がりで縁起の良い数字のはずの「8週目」の出来事でした。

止まってしまった小さな命の成長は、Sさんに悲しみをもたらしましたが、今までここに至ることも経験できなかった初めての「その出来事」は、次の大きな命へと繋がる希望となったことは言うまでもありません。

掻爬手術後、子宮内を綺麗な状態に戻すために、次の月経まで「婦宝当帰膠」「冠元顆粒」「爽月宝」を続けてもらいました。

そして6月初め、生理が来たのです!今までなら毎月生理が来る度に落胆していましたが、今回の生理は待ちに待ったものでした。

産婦人科の医師からは、「今月はまだ生理は来ないでしょう」と言われていただけに、この早い快復にはSさんも心躍る気持ちでした。なぜなら、41歳のSさんにとって、ひと月ひと月が大切で、快復するのに時が掛かりすぎたり、元に戻らず傷ついたままになるなんて想像もしたくないことだからです。

生理が来て、体がリセットされましたが、まだ完全な快復まではあと2ヶ月は必要でしょう。あと2回生理を迎えたら、またステップを踏み出す計画です。

次は、「質の良い卵」のための漢方薬も服用しての「踏み出し」ですので、きっと「大きな命」へと繋がることでしょう。

今月からSさんの「大きな命」へ向けて、本格的な漢方による周期療法が始まります。進むべき道に光が差しているようです。

宇治の県(あがた)神社で行われる有名な「くらやみ祭り」。今晩行われます。

明かりを消した真っ暗な夜中に、梵天を乗せた御輿がお旅所から神社までを練り歩くので「くらやみ祭り」と名づけられています。

平等院の北と南に神社が2つあるのですが、北にある橋姫神社は「縁切り神社」、南の県神社は「縁結び」や「安産」にご利益があるようです。

その南の県神社の「くらやみ祭り」は暗闇だからこその無礼講で、男女が盛り上がるようですが、こんな状況設定も「縁結びの神様ならでは!」なのでしょうか???

またその昔は「下の病気を治してくれる神様」としても知られ、多くの人たちが県神社を訪れたとか。

いつもは気づかず通り過ぎてしまうほどの小さな神社ですが、今日のこの日ばかりは注目され、全国各地からこの「奇祭」を見るために多くの観光客が訪れます。

この「縁結び」と「暗産」の神様は、「不妊の病」は治してくれるのでしょうか?一度聞きに行ってみないといけません!

「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花」と美しい姿を花に例えて言われたこの言葉。その言葉通り、芍薬が咲く姿は可憐で美しいものです。

Ts330043001少し前の時期から芍薬が咲いています。その花は姿だけでなく、姿が見えないところでもそれがあることを気づかせてくれるように、とても甘い良い香りがします。その香りからも花の美しさを感じ取れるものです。

しかし、芍薬はその花ばかりが魅力的なのでなく、その「根」も私達女性の強い味方となってくれる薬を生み出すものなのです。

「芍薬の根」は様々な薬に使われ、「滋養作用」を利用した薬としては、血虚症状の生理不順や虚弱体質などには「当帰」「茯苓」などと配合した「当帰芍薬散」、月経不順に用いられる「阿膠」「人参」などと配合した「温経湯」、血虚改善の基本薬の「物湯」に「当帰」の量を増やし、もっと調経作用と補血・補気作用を持たせた「婦宝当帰膠」、病後の体力改善には「十全大補湯」などがあります。

どれも周期療法でよく使用するお薬です。

見た目も美しい「芍薬」。それは自分自身の美しさを見せるだけでなく、その「根」は私達女性をも健康で美しくしてくれるのです。

昨年の誕生日に180日目で待ちに待った生理が来たYさん。

その180日間はYさんにとって辛い日々でした。

そこに至るまでの数年間も、様々なことがYさんに起こっていました。

もともと生理不順気味だったYさんは、25歳の結婚後3年間、不妊治療を受け、あらゆるホルモン剤を服用したり、投与したりしていました。そのうちにYさんの不妊治療に対する心配が不安へ、そして恐怖へと変わっていき、精神不安定になり、安定剤を服用する毎日となってしまいました。

更なる体調不良に拍車をかけたのは、腹腔鏡による内膜症検査でした。お腹の下に穴を開け、そこから腹腔鏡を入れ、検査が行われました。結果はなにも問題なし。

しかしそれ以降、原因不明の下腹部痛に襲われ、病院に痛みを訴えると「痛み止め」や「安定剤」を処方されました。「卵巣に血が溜まっている」と注射で血を抜かれることも何度かありました。

何のために、何の薬を飲んでいるのかわからない日々が過ぎていきました。

そして気づいたときには以前はニ相性だった体温が、かなり激しい波状型になっていたのです。刺々したその体温表の形を見るたびに、心が痛み、気持ちも刺々しくなり、時には泣いたり、時にはやる気がなく落ち込んだり、夜は興奮して寝られず、この気持ちをどこへ持って行ったら良いのかわからず不安な毎日が過ぎていきました。

そして生理が来なくなりました。

生理が来なくなって3ヵ月後、漢方を飲み始めました。

Yさんの場合は、月経周期を整えることよりもまずは気持ちを落ち着けるような「安神作用」のあるものが必要でした。また卵巣が腫れていることを沈めることも大切でした。使ったのは主に「婦宝当帰膠」「シベリア人参茶」「感のう丸気」「シベリア霊芝」。

そして約3ヶ月目の180日目の誕生日に、体温表はまだ刺々しいけれども生理はやってきました。

あれから1年。

体温表は刺々しいのは治まり、高温期が来ると、必ず生理が来るようになりました。でもまだ周期は65日や70日といったところ。

しかもまだ原因不明の下腹部痛は、周期的にやってきます。まだ気持ちが落ち着かない日があり、そんな時は必ず手のひら足の裏は火照った状態になるのです。そのような状態の時は、Yさんには鍼灸治療が良く効きます。

「来週誕生日ですよね?来週、生理が来ますよ。」

その言葉通り、今年もYさんの誕生日には生理がやってきました。62日目でした。もう一歩ですね。でも焦らずにゆっくりと。

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