ヘルパー派遣で支援

ママになったばかりのママ達を支援しようと、ヘルパーを派遣する自治体が増えてきました。

その背景には、急速な少子化が進む中で、子育てに対する親の負担感が高まってきていることがあるようです。

以前は祖父母に手伝ってもらえたのが、核家族で孤立したり、晩産化で祖父母が体力的に無理だったりするケースが増え、ヘルパー利用者が増えているのです。

5歳児までのお子様を持つママの半数以上が、子育てに「不安」や「負担」を感じているという調査結果が出ています。「寝不足」「産後の体調不良」により、「疲れが取れない」と訴えるママが多いといいます。

家で、子供と2人で悩まずに、ヘルパー派遣によりすぐに近くに相談できる人がいるようにすることで、「精神的」「体力的」な負担を軽減させることも大切です。

「子育ては母親がやるもの」との頑固な囲いは取り払い、地域のみんなで少ない子供を育てていく、という意識を持つことができれば、孤立化することもなく、子供のためにも良いことです。

全て自分でやろうとせずに、人に任せられるものは任せ、自分の体と心を休めるように地域支援のヘルパー制度を利用することを考えてみるのも良いかもしれません。

早期発見の大切さ

昨日の「発掘!あるある大辞典Ⅱ」は、「女性の体を総点検」と題した年末特番でした。

その結論としては、「早い時期に健康の異常を点検し、その原因を発見し、治療を行えば、体へのダメージが少なくその後も快適に過ごせるが、発見が遅れると、ダメージが大きくなるので、異常は早いうちに点検を!」というものです。

番組の中で、その異常の発見方法をわかりやすく解説してあったので、以下にまとめてみました。

☆月経が女性特有の病気のシグナルである。正常な月経とは?

  「量は多い日でも普通のナプキンを2~3時間変えなくても良い程度」

  「月経周期は25~38日で、毎月一定」

  「日常生活に支障があるくらいの痛みはない」

☆月経の量が増える、期間が長くなる場合

  「レバー状の塊が出たり、下腹部だけが出てきたりしている人」は「子宮筋腫」の可能性

☆月経の量が減る、期間が短くなる場合

  「卵巣の機能が低下し、卵巣に液状の腫瘍ができ卵巣が腫れる」という症状の「卵巣嚢腫」の可能性

☆生理痛が我慢できないくらい酷い場合

  「『子宮内膜症』によって、子宮内膜細胞が生じた箇所が月経と共に痛んでいる可能性」

☆足の冷えがきつい

  「足の冷えが子宮や卵巣に悪影響を与える」

上記のチェックで、「いくつか当てはまる人」または「月経周期が一定でない人」は、是非一度検査に行ってください。

検査で原因がわかった場合、わからなかったけど調子が悪い場合も、是非漢方の扉を叩いてください。西洋現代医学と併せて治療を行うことで、より早くて確実でその原因を作った体質の改善も行うことができるために、その後もより快適に過ごせること間違いなし!です。

オリモノ

一般に、排卵の前後は「オリモノ」が増えるものです。排卵時には、割合にドロッとしたオリモノになり、排卵が行われたことを確認します。

中医学では、その「オリモノ」を「帯下」と呼びます。帯下の量が増え、色や質、臭いに変化があり、全身症状を伴うものを「帯下病」と捉えます。

帯下の多くの原因は、任脈(お腹の真ん中を縦に通っている経絡)が不固となり、帯脈(腰のラインを横に通っている経絡)の制約が失調することによるものです。

その他の原因として、

「脾虚(脾経の経絡が弱っている)」で運化が失調して内湿が降りる、

「腎虚(腎経の経絡が弱っている)」で任脈と帯脈の制約が失調して陰液が流出する、

「月経後」や「産後」で胞脈(子宮の経絡)が空虚になった時期に、湿濁が侵入して任脈と帯脈を損傷して起こる、

などもあります。

西洋医学的には、「腟炎」「子宮頚管炎」「子宮内膜症」などの疾病でも帯下病が起こります。

その治療としては、西洋医学的には「消炎剤」「抗細菌剤」の服用になりますが、中医学的には「健脾」「補腎」「昇陽」「去痰」を原則として、湿毒が強い場合は、「解毒」、「清熱燥湿」の方法を用います。

もし、「排卵期」でない時でも「オリモノ」が多くある場合は、これらの疾患を疑う必要があります。長い期間「オリモノ」があるからと言って何回も排卵をしているわけではないのです。まずは検診をおススメします。

婦人科医の独り言

婦人科医が不妊治療にやってきた37歳のAさんに、診察室で懇々と話をしていました。

「旦那さんと将来のことを良く考えて、どう生きていくかの将来設計をしてください。」

なぜ、そのようなことを婦人科医がAさんに言ったのか・・・。

それはその婦人科医の経験上、37歳くらいの年齢になって一生懸命に不妊の治療を行い、やっと妊娠できた40歳。その不妊治療を受けていたご夫婦が2人の考えを語ったとき、

「子供なんて要らなかった」

という結論に達したことが多いからなのです。

つまり、せっかく「子供ができること」の目標に向かって婦人科医も自分なりに最高の治療を施した結果がこういうことであれば、患者さんが負担する治療費も掛かる上に、今までやってきたことが、無駄になってしまうことがありうるからなのです。

不妊治療を受ける前に、自分達の様々な将来像を描いてください。

 ☆不妊治療を受け、子供が出来た自分達の将来

 ☆不妊治療を受けたけれども、授からなかった将来

 ☆不妊治療を受けずに、授からなかった将来

それぞれ自分達の年齢別にその将来像を描き、「本当に自分達の目指している『よろこび』とは一体何なのか」、を今一度自分に問いかけることも大切ではないでしょうか。

風邪予防に!

「風邪の予防」に「手洗い」「うがい」は欠かせないもの。今まで「手洗い」「うがい」はあまり効果がないと思われていたようですが、最近、これらの行動により風邪を防ぐことが出来るということが改めて言われるようになりました。

また、近年流行っている「ノロウィルス」による「下痢」や「嘔吐」の症状も、しっかりとした「手洗い」により防ぐことができます。

もちろん予防接種も予防の1つの方法ですが、接種後の予防で日常使えて安全なものをおススメします。

板藍茶(ばんらんちゃ)」です。

「板藍茶」には、「板藍根(ばんらんこん)」という生薬が含まれています。

漢方では、「清熱涼血」「解毒」の効能があります。

近年、中国では、「日本脳炎」「インフルエンザ」「ウィルス性肝炎」などへの効能も研究され、「板藍根」の注射液なども開発されているようです。

この「板藍根」の入った「板藍茶」で、うがいをするようにして服用したり、お茶に溶かしてお茶として服用したりすることをお勧めします。

この「板藍茶」は、お子様でも妊娠中でも安心して飲むことができるものです。是非、風邪の流行るこの時期に、お守り代わりとしてお持ちください。

水蛭の効き目

「水蛭」は「すいてつ」や「すいしつ」といい、日本や中国、朝鮮に生息する蛭(ひる)をそのまま乾燥したものです。

良く知られているのが、「蛭」はフランスやドイツ、オランダ、イタリアなどのヨーロッパで「瀉血療法(汚い血を出す療法)」の道具として利用され、「脳卒中」「緑内障」「肺結核」などの治療に応用されてきました。

「蛭に吸い付かれると血が止まらなくなる」と言われますが、これは、蛭の唾液の中に「ヒルジン」と言われる抗凝血物質が含まれているためです。

乾燥させたものにはこの「ヒルジン」は破壊されて含まれていませんが、「ヒスタミン様物質」や「ヘパリン」が含まれます。

「ヒスタミン様物質」は「血管拡張」や「血管透過性亢進」などの働きがあり、「ヘパリン」は血液を凝固させる過程のトロンボプラスチンに作用し、フィブリノーゲンがフィブリンという血液凝固因子へと生成されるのを防ぐ働きがあります。

これらの働きを漢方では「活血化お」「通経」の作用があると捉え、お血(血流が悪い状態)による症状に用います。

女性の5人に1人は持っていると言われるこれらの症状は、多くの人の悩みの種です。是非、自分に合った自然のお薬を見つけ、快適な生活を送ってください。

幸せの南京豆物語

中国では、古い楚国の文献にも記載されているように「民間で代々伝えられてきた風習」があります。

その中でも「結婚を迎える男女」のための風習で「南京豆」のお話を紹介します。

結婚を迎える男女のために、親族の中でも「縁起が良く」「子孫が繁栄し」「健康で長寿」の人が「敷布団」や「掛布団」を手作りで用意する、という風習があります。

その掛布団の縁に「棗(なつめ)」「栗」「南京豆」が縫いこまれるようです。

中国語で「棗」は「zao」、「栗」は「栗子(li zi)」と読みます。「zao li zi」と同音異義語の「早立子」の意味は、「早く子供ができること」です。

「南京豆」はその鞘の中にたくさんの実がなることから、「子沢山」を意味します。

つまり、その「棗」「栗」「南京豆」のセットで、「早く子供がたくさん産まれるように」との願いを表しているのです。

近年では、この手作りのお布団の風習はなくなってきているようですが、新婚家庭にお祝いに訪れるお客様に「棗」と「栗」をお茶菓子として出し、「南京豆」は紐をうまく細工して作られた作り物の部屋飾りが、「縁起物の飾り」として飾られるようになったようです。

中国に倣って、「棗」、「栗」、「南京豆」の3点セットをお部屋に飾ると良いことが起きるかもしれませんね。

牛蒡子を煎じる?食べる?

最近、助産師さんが「牛蒡子(ごぼうの種)」を妊婦さんに紹介しておられるようで、妊婦さんが「牛蒡子」を良く購入しに来店されたり、ネットでの注文も多くなっています。

通常は「牛蒡子」は「煎じて」服用いただくのですが、助産師さんが「炒って食べる」ように指導されているところもあるようです。

別の所での何人かの助産師さんがそのように指導されていることを聞きますので、そのように指導されるのも珍しくないようです。

ただ、この「牛蒡子」、味は「辛く」「苦い」ものですので、噛んで食べるには決して美味しいものではありません。

また、「牛蒡子」の使用方法が記されている生薬の書物には、「牛蒡子」を炒ったものを細かく砕いて服用することは記されていますが、噛んで食べるようには記されていません。

あえて、美味しくないものを噛んで食べるよりも、煎じた液を服用する方が良いような気がします。

ご本人が「美味しく」「楽しんで」服用できる方法が一番良いですが、「牛蒡子」を食べている妊婦さんは、是非一度「煎じたもの」をお試しください。問題なく飲めるようでしたら、是非「煎じたもの」の方をおススメします。

hCG注射剤

hCGはいわば卵胞という風船を「割る力」に相当します。hCGは赤ちゃんが作り出すホルモンで、妊娠反応の元になる物質です。

そのhCGは黄体を刺激することに用いられ、その注射剤は内服剤とは異なり、卵巣を直接刺激し排卵を促すものとなります。

32歳Yさん。初潮を迎えた頃より常に生理不順で、20代初めに、生理が止まってしまったことをきっかけに10年以上もホルモン剤の力を借りて、生理を起こさせることを続けていました。

そのYさんが、ホルモンを思い切って止め、漢方薬に変更し、3ヶ月目に自力で生理が来るようになり、その後も周期は長めではあるけれども体温も2相性で改善し、今月で8ヶ月が経ちました。

先周期のこと。

「そろそろ排卵かな」と感じる時期に、卵の育ちを見てもらおうと、婦人科に行き、検査を受けられました。その際に、

「せっかく病院に来たことだし、もう排卵の時期なので、注射でも打っておこうと思って、hCGを打ってきました。」

との報告を受けました。その結果、見事に排卵し、高温期もしっかりできたのですが、その後、7日経ったある日、ガクンと体温が下がり、生理に。

ここ3ヶ月は、遅いながらも自力で排卵し、高温期も13日以上はあったのが、今回は7日しかありませんでした。

排卵準備も出来ていないのに、自然に逆らって無理に排卵させたがために、卵の質が良くなかったためでしょう。何事も焦らずに改善されるのを楽しみに、自然に任せることが「ゆっくり」だけれでも「早道」なのです。

乳児湿疹

今日は漢方の周期療法にて妊娠・出産されたママとその赤ちゃんの集まりの「ひよこママの会」の第4回目の日でした。今年はこれで終わりで、第5回は来年暖かくなってからの開催予定です。

今日もひよこママ達の「心配事」や「この時期の発育」など様々なことを小児科の橋本加津代先生にご指導いただきました。

その中で、今日は冬に多い「乳児湿疹」について紹介します。

秋から冬にかけては、空気がとても乾燥する季節です。

この季節を初めて迎える赤ちゃんのお肌は、その乾燥した空気に敏感に反応して「湿疹」や「かさつき」が出やすくなります。

それは、今までお母さんのお腹の中で過ごしていたときは、「脂肪」に包まれていたのが、初めての「乾燥期」には、お腹の脂肪に包まれていたときよりも脂肪分が足りなくなるために、「湿疹」が出やすくなるのだそうです。

湿疹に赤味がなくてカサカサしているものであれば、保湿剤をお肌に補ってあげると良いということです。その保湿剤は、ワセリンなど口に入っても大丈夫なようなものをお使いください。

漢方薬では、症状に合わせて「紫雲膏」や「タイツコウ軟膏」、「瑞花露」などがおすすめです。

それらの保湿剤を塗るタイミングは、吸収が良い「お風呂あがり」が一番良いです。

また、湿疹が「治ってはまた出る」の繰り返しで心配だということに関しては、「治る」ということが大切で「治る」時期があれば心配なく、そのうち治まりきれいになってくる、ということです。

これからの時期は、インフルエンザも心配ですが、飛沫感染するウィルスですので、なるべくうつるような場所に連れていかないように気をつけてください。

赤ちゃんにとって初めて迎える「冬」は、少し厳しいものですが、全てが「学習」で、今後強く生きていくためのものなのです。ママ達もどんと構えて、あまり心配せずに育ててください。