婦宝当帰膠の支え

「『婦宝当帰膠』を飲むとホッとして安心するんです」

この秋に妊娠された30歳Rさん。

その言葉には、約1年かけた体質改善に、常に傍に「婦宝当帰膠」があり、それに助けられたという気持ちが込められていました。

周期療法の基本薬となる「婦宝当帰膠」。甘いものや液体のものが嫌な人は他のものに変えまずが、基本的には全周期通して飲みながら、体質改善をしていくものとなっています。

甘味は女性が弱りやすい「脾経」を強めます。「脾経」が弱ると、めぐりが悪くなり、冷え性、むくみ、だるい、めまいなどの症状が出てきます。そうならないように「脾経」の力を補ってくれるのが「甘味」なのです。(だからと言って、ケーキなどの砂糖の甘味のことではないので気をつけてください!)

婦宝当帰膠」にはその「甘味」だけでなく、たくさん含まれる「当帰」の力によって、気血を補ってくれ、体が温まるとともに、気持ちも安らいでいきます。

Rさんの場合も今までPMSに悩まされ、生理前にはむくみが酷く、冷えも便秘も酷くなり、気分が沈み、何もする気が起こらない状態でしたが、「婦宝当帰膠」を飲むことにより、その症状が徐々に改善され、半年後にはほとんど気にならないくらいまで改善し、生理前でも気持ちが安らいでいる自分に会うことが出来ていました。

気持ちも落ち着き、心にゆとりも出来たそんな中での妊娠発覚でした。

Rさんは「こうあるべきだったのだわ!」と・・・。そうです!気持ちも乱れ、心にゆとりのないところに赤ちゃんなんてできたら大変です。そのようなベストコンディションの心身になったからこそ、コウノトリが赤ちゃんを運んできてくれたのです!

そんなきっかけを作ってくれた「婦宝当帰膠」。Rさんにとっては、もう離せない存在です。

妊娠中もそして産後もその支えが必要ですね。これからも「婦宝当帰膠」とともに、次々とステップを踏んでいってください。

自閉症に繋がる脳

子供、特に乳児の脳の発達は、外見からはなかなかわからないものです。しかし、乳児期に睡眠・覚醒のリズムとロコモーションのサインに気づき、早くに対処していれば、後の自閉症や精神障害、チック症、ダウン症、不登校などにつながらないようにすることができます。

乳児期の成長は早く、目まぐるしいものです。それは脳が生後高度な機能を獲得するために、様々な神経系が一定の月齢に活発に働くことによって、精神や情緒などの高度な機能を発達させ、知的活動を行えるようにしていくことによるものです。

その過程で、睡眠・覚醒のリズムは、その発達の善し悪しにより、これに関係する神経系の発達の良否が反映され、そのリズムが乱れることは、自閉症や精神障害につながり、また、ロコモーションという移動運動の状態は、生後8ヶ月ほどのハイハイを指標にし、それの善し悪しにより乳児期に完成する背筋を伸ばした二足歩行が脳の前頭葉の機能、つまり知的機能の発達につながると言われているようです。

あまり神経質になる必要はありませんが、何か少しおかしいかなと感じたら、まずは専門医に相談することが大切です。

生後の赤ちゃんの脳の発達は、ママのお乳や周りの環境から育成されますが、脳の形態が完成されるのは、ママのお腹の中にいる時です。どの時点でそのような発達障害につながってしまうのかはわかりませんが、ママの状態が大きくそれに繋がっていることは確かです。

卵が受精してから胚分割し、胚の背側の外胚葉に由来する神経管の前端部から生ずる脳が形成される際に、ママが乱れた生活習慣(タバコやお酒など)をしていれば、やはり何らかの影響があるような気がします。

反対にその時期に規則正しい生活をし、赤ちゃんの脳形成に良いものを口にしていれば、良い影響がいくに違いありません。その助けをしてくれるのが「双料参茸丸」なのです!妊娠発覚後には必ずおすすめしているものです。

妊娠までがゴールではありません。妊娠後の10月10日、そして授乳中の約1年間も赤ちゃんにとってママの影響はまだまだ大きい期間です。是非元気な子供の未来のためにも、ママの健康な体作りは続けてください。

黄色いオリモノ

排卵期に透明な白味の生卵のようなオリモノが出るのは排卵の証拠で良いことです。ところが、その時期でもないのにオリモノが出て、しかも黄色い場合は、少し問題です。

体から出るもの、例えば、尿、鼻水、痰、オリモノ・・・などが、「黄色い」というのは、「熱」や「炎症症状」があると捉えられます。逆に、オリモノは別ですが、「無色透明である」というのは、「冷え」があると捉えられます。従って、単に「鼻水が出る」と言ってもそれがどんな色をしているのかによって、対応するお薬は変わってきます。

排卵期の正常なオリモノは、無色透明の生卵の白味のようなものなのですが、それが黄色っぽいというのは、「炎症」が考えられます。例えば、カンジタ菌、トリコモナス菌に感染しているなどです。特に、排卵期以外にもそれが多い、というのは、その可能性が大きくなります。

32歳Hさん。多嚢胞卵巣、抗精子抗体陽性にて、人工授精9回、体外受精2回行っても良い結果に辿りつけないために、この夏から漢方の力を借り、周期療法を始めています。

Hさんの基本薬は「婦宝当帰膠」と「衛益顆粒」。多嚢胞卵巣であることもあり、排卵期には「爽月宝」を追加し、調整を行いました。

そして3周期目、基礎体温表からだんだんと体の調子が整ってきたことが見て取れました。ところが、Hさんから「排卵期以外の時にオリモノが見え、それが黄色い」との報告を受けました。

以前人工授精や体外受精を行っていた際にもそのようなことがあり、カンジタ菌に感染していることがあったとのこと、おそらく今回も治療のストレスや、仕事のストレスなどにより、免疫力が低下し、菌に感染してしまったものと思われました。

どうしても仕事をしながら婦人科に通い、治療を行う、というサイクルは、女性にとても負担がかかるものです。最近はそれを支援してくれる企業が増えてきているようですが、現実問題としては、その制度の恩恵を受けている人にまだお会いしていませんので、あまり普及していないようです。

そこでHさんには無理しないようゆっくり過ごしてもらうこと、と症状が改善するまで「五行草茶」を併せて飲んでもらうことで調整をしました。

早く免疫力を高めて元気になって、次のステップに移りましょう!

幸せの輪

42歳Sさん。卵胞刺激ホルモン(FSH)もプロラクチン(PR)も高く、西洋医学的な治療を続ける中、なかなか恵まれない日々に嫌気と焦りを感じ、「何とかしたい!」と昨年漢方薬での周期療法の相談をされました。

卵胞刺激ホルモン(FSH)は卵胞に作用し、発育を促進します。エストロゲンとプロゲステロンの女性ホルモン量は、常に脳の中の間脳にてチェックされ、ホルモン量が少なければLHとFSHを増やすようにするのです。このFSH値が高いということは、卵巣が働いていない、ということなのです。更年期近くなれば、そのような状態になるのです。

また、プロラクチン(PR)が多量に分泌されると、排卵が抑えられてしまい、その結果生理が止まってしまうことがあります。プロラクチンの分泌が多くなると、出産していなくてもお乳が出てきます。

このようなことから妊娠するためには、それらの数値は正常である必要があります。またSさんの基礎体温は全体的に低いものでした。

それらのことを改善するために、卵胞期には「杞菊地黄丸」と「炒麦芽」を高温(黄体)期には「双料参茸丸」を組み合わせた処方を少しずつ調整しながら続けていきました。

そして、早くも3周期目、何と「おめでた」の報告を受けたのです!

今までの辛かった治療をきっぱりと止め、漢方の体質改善一本にした甲斐がありました。

「こんなことならもっと早くに始めていれば・・・。」という思いから、

「こんな良いことに出会えるのならば、もっと人にもすすめてあげよう!」

とふっとSさんが周りを見渡すと、意外と不妊で悩んでいる友人が多いことに気づいたのです。早速Sさんは体験談を語り、「やってみたら!」とたくさんの不妊で悩んでいる友人に紹介してくださいました。

今、Sさんの体験を聞かれたご友人達が、どんどん続いてご相談をされています。

もっともっと多くの人に微笑みが訪れるように、私達もこの幸せの輪を大切に広げていきたいと思っています。

怠け病

中学生や高校生などの思春期によく見られる「怠け病」。でもこれは決して怠けているわけではないこともあるので、注意が必要です。

それは「起立性調節障害」というものかもしれないからです。午前中は低血圧や立ちくらみが起き、朝なかなか起きられないという症状が起きます。ですので自然と学校への遅刻が増え、休みがちになってしまいます。ところがしんどいので休んでいると、昼から元気になるので、親や教師は「登校拒否」や「怠け病」と思ってしまうのです。

また、同様に「頭痛」や「朝起きても疲れが取れずなかなか起きられない」といった症状は、「寝不足」が積重なったために体内時計が狂い、起きる症状です。これも「怠け病」と勘違いされやすいものです。これは「小児慢性疲労症候群」です。

どちらも様々な生活環境の背景に起こってくるものですが、夜遅い塾通い、ゲームや携帯メール、メディアに囲まれて過ごすようになった現代病と言えるかもしれません。知らず知らずのうちに成長ホルモンのバランスが崩れたり、自律神経の働きが悪くなったりすることで、症状が出るようになってしまうのでしょう。

どちらも早いうちに対処できれば、早く元気なお子様に会えることができます。

西洋医学的な治療を進めながら、お子様でも安心な漢方薬の力も借りればもっと早くに快復します。

例えば胃腸が弱いお子様であれば胃腸を整えるものを、倦怠感を感じるのであればそれを取るようなものを、眠れないのであれば安神作用のあるものを、調整しながら様子を見ていくことになります。

しかし、お子様にとって何よりも一番よく効くお薬は、「親の理解・愛情」です。お子様の不安定な状態を理解し、支え、決して甘やかすのではなく、しかし強制する事もなく、元気を取り戻せるように導くことが大切です。

お子様が何か不調を見せたときは、何らかのサインです。もしかしたら「愛情不足」かもしれません。決してサインを見逃すことなくサポートし、もし見逃して少し症状が出てしまった時は、医療の力、そして漢方の力、鍼灸の力を借りてみてください。お子様が元気に大人になっていくためにも、早めの対処をしてください。

痰・湿・お血の産物

「痰(たん)」は粘稠なものをいい、「痰邪(たんじゃ)」は内では臓腑に停滞し、外では筋骨皮肉に停滞します。その存在は、「動悸」「食欲減退」「悪心嘔吐」「腹満」「めまい」「浮腫」などの症状を生み出します。

「湿(しつ)」は陰邪で、重く、ねっとりと粘りのある性質を持ち、「湿邪(しつじゃ)」は脾胃を損傷しやすく、その存在は、「身体のだるさ」「むくみ」「すっきりと排便しない」「帯下黄白」などの症状を生み出します。

「お血」は血液の運行が緩やかになり、血液が臓腑や経絡に停滞すると生じるもので、その存在は、「疼痛」「腫塊」「出血」「チアノーゼ」の症状を生み出します。

それらが重なって引き起こす症状は様々です。

33歳Tさん。卵巣嚢腫、チョコレート嚢腫があり、腟炎などの炎症を繰り返し、その症状に生活上支障を来たすために、根本治療を、と漢方を求めて来られました。

繰り返す症状を改善するためには、Tさんの持っている「痰」「湿」「お血」の体質を改善しなければなりません。ご相談された当初はかなりその症状が体質の大部分を占めていたため、駆お血、利湿、清熱、消炎を目的として漢方薬を処方しました。使ったのは、「桂枝茯苓丸」「爽月宝」「白花蛇舌草」「瀉火利湿顆粒」。

それぞれの薬の作用と相乗効果により、見る見るうちにTさんの症状は改善されていきました。

今で3ヶ月目に入りますが、生活上支障を来たす症状は起こっておらず、お薬も減量しても大丈夫になりました。

Tさんの選んだ根本治療は、正解でした。症状が出るたびにそれを抑える治療だけを行っていては、また繰り返すだけです。何でもまずは基礎となる部分をなおさなければ、その上にいくら良いものを継ぎ足しても崩れるだけです。まずはしっかり揺るぎのない土台を作ることが大切です。

プチ更年期?

更年期になる前の「プレ」ではなく、更年期様の症状という意味の「プチ」更年期。この「プチ更年期」なのではないか、と悩んでいる女性が増えているようです。

本当の更年期障害と言われるものと「プチ更年期」と言われるものは、全く異なるものなのですが、「月経の量が減る」「月経が飛ぶ」「冷えるのに火照る」などの現れる症状は似ているために、「このまま閉経するのでは・・・?」と心配になってしまうようです。

本来の更年期障害とは、卵巣の機能が衰えて、卵巣から分泌される女性ホルモンが減少することにより起こるものです。しかし「プチ更年期」とは、卵巣の機能が低下するのが問題なのではなく、原因は「脳」にあるのです。

卵巣自体は機能が低下しているわけではないのですが、視床下部や脳下垂体から卵巣への命令が崩れることにより、女性ホルモンの分泌が乱れて「プチ更年期」症状が起こるのです。

自分がどちらの状態なのか、これは、血液検査をすればすぐにわかります。「プチ更年期(更年期様症状)」であれば、婦人科では女性ホルモン剤や排卵誘発剤などで治療が行われます。

それらのホルモン剤や薬に抵抗がある人は、是非漢方薬をお試しください。

漢方薬では、その人の症状により様々な薬を使い分けて体の調整を行います。例えば、冷え、貧血、めまいなどの「虚証症状」の場合は「婦宝当帰膠」、下腹部の膨満感や頭痛など「お血症状」のある場合は「桂枝茯苓丸」、イライラ、のぼせ、不眠、倦怠感などの「神経症状」のある場合は「加味逍遙散」など、その他も細かく体質や症状に合わせてお薬を決めていきます。

西洋薬による治療も漢方薬による治療も早期であるほどその治癒も早いものです。体のバランスが崩れてきたかな、と思ったら是非早めの対処をしてください。

ロキソニンに別れを

27歳Mさん。20歳頃から生理痛に悩まされ、ロキソニンを手放せないほどの痛みになることも少なくありません。しかしロキソニンは対処療法で、根本治療にはならないために、月1回巡ってくる生理痛にうんざりしていました。

しかしその酷い生理痛が始まったのは20歳頃からで、それまではなかったものだったのには何か原因がありそうです。決して20歳を境にしたホルモンのアンバランスではなさそうです。

よく既往歴を聞いてみると、その症状が起こる少し前に、盲腸の手術をしていました。そして、生理痛が始まったのもその時期からのようなのです。どんな手術でも手術後は「お血」が体の中に生じます。その手術後の「お血対策」を行っていないと、「お血」が悪さをするのです。

Mさんの場合もそれが原因で血流が悪くなり、冷えや痛みを生じさせることになったようです。

Mさんが生理痛以外に持っている症状では「冷え性」「胃が弱い」「下痢気味」「偏頭痛」などがあります。これらは手術以前からも多少はあったものですが、生理痛を含めた偏頭痛などの痛みに関する症状は、やはり手術後の方が酷くなっているようです。

直接子宮を触ったわけではありませんが、その近辺を手術により触ったことで、間接的に刺激が伝わり、症状が悪化したものと思われます。

そこで、7年間の「お血対策」として「きゅう帰調血飲」を、そして併せて胃の調子を整えるために「六君子湯」を調整しました。

そして1ヵ月後、だんだんと胃の調子が良くなり、しっかり食事が摂れるようになってきたようです。そして生理痛もマシになり、ロキソニンの使用もグンと減ったようです。ついでに血圧も1ヶ月前は上が100なかったのが、100を少し越えるようになり、少しずつ元気の「気」が付いてきたようです。

まずは胃の調子が良くなり、栄養をしっかり吸収し、体の中に溜まった「お血」を去ることができるようにならないといけません。徐々にですが、Mさんのその力がついてきたようです。

これらから結婚し、明るい家庭を持つためにも生理痛とロキソニンには今のうちに別れを告げておきたいものですよね。

小さい頃からメタボリック?!

今、子供の肥満が増えています。

その原因としてジャンクフード、お菓子の氾濫、不規則な食事、運動不足・・・などがありますが、やはり運動不足が一番の原因!子供の頃は、いくら食べても太らず上に伸びる一方だったと記憶しているのは、食べるカロリー以上に運動によりそれを消費していたからなのですが、今の子供は違います(全てではありませんが)。

山間の町では学校までバス通学、駅まで遠いところだと親が車で送り迎え、最近は通学時の危険を避けるために車による通学、塾も遅くなるため送り迎え・・・。

ちっとも子供が歩く機会がありません。しかも外で遊ぶ時間も惜しむように塾に通って、座りっぱなしの生活をしていることも多々あります。その結果、肥満がどんどん増加し、まだ小学校に入ったばかりだというのに「メタボリック症候群」に!

まずは食事の見直し、適度な運動をすることから始め、それに加えて少し漢方の力を借りて、メタボリック症候群にさよならする計画を立てても良いでしょう。

「肥満が国を滅ぼす」と言われているアメリカ。そのアメリカのウォルト・ディズニーは、先週からキャラクターのライセンス方針を見直し、子供の健康に有害と判断した高カロリーの菓子類に対して、キャラクターの使用や販売促進を認めないようになりました。

日本もそんなレッテルが貼られないように、親も子供も早くに生活習慣を見直さなければ大変なことになりそうです。

危険だった出産

「出産」とは新しい命がこの世に産まれるとても感動的な瞬間です。しかし本来は危険を伴うもので、とても慎重にすべきことなのです。

昔は「出産」そして「産後」は血の道症にならないように気を使ったものです。ところが現代では産後すぐに動き回ったり、仕事を始めたりと無理をする人が多いように感じます。その時の「無理」が何年後かの体調不良や極度の冷え性などに繋がったりするのです。

そのようなことにならないように、産前そして産後も「婦宝当帰膠」をすすめています。

最終回が近づく「チャングムの誓い」。前回ではスゴン様の感動の出産場面がありました。「風熱」に罹っているために出産が危険だったスゴン様。

妊娠後期の6~7ヶ月もしくは分娩時に、突然四肢(全身)の痙攣、人事不省が起こる「妊娠癇証」または「子癇」と言われる症状です。

多くの場合、発病前に頭痛、眩暈、目のかすみ、全身倦怠、腹部脹満、下肢や両目の浮腫などの症状が現れます。スゴン様も眩暈があったり、分娩時に下肢の浮腫症状がかなり出ていました。

「風熱のため」となっていましたので、おそらく舌は「黄膩苔」だったのでしょう。

スゴン様が分娩時に失神した際、鍼治療では、気付けに「水溝(すいこう)」、高ぶっている熱を冷ますために「右行間」、分娩促進のために「合谷」への刺鍼を行っていました。

今の現代医学ではこのように難産になって母子共に危険な状態になった場合は、帝王切開をするためでしょうか、こんな生死を彷徨うような危険な出産は数少なくなりました。しかし、出産は出産。危険を伴い、気血を失うものです。

産後は気血が元に戻るまでは療養し、元気に育児ができるように気をつけて欲しいものです。