期待が大きすぎて周りの大事なものが見えないことも

「せっかく排卵日だったのに夫の帰りが遅くて…」
「今日はグット・タイミングだったのに、夫が深酒で…」
「せっかく自然排卵できたのに、夫の理解がなくて…」
「悔しい!」
こんな言葉が相談をしていると聞かれます。
つい最近も、「もう、腹が立って…」と怒り心頭。
「私が一生懸命頑張っているのに、私の気持ちを理解しようとしない」
お顔もイライラ顔のKさんが来られました。
うまくタイミングが取れなかったことに(御主人の都合で)怒りをあらわにしています。

「怒らないで。仲よくしてくださいよ!」とまずは第一声。
「そんなに御主人を責めないでくださいよ」
なだめてもますます怒りがわいてくるようで、しばし皆さん大変だな~と静かに聞き入っていました。

赤ちゃんがどうしても欲しい。
今私には時間的なゆとりがないのです。
一刻も早く治療をしなければならないのです。
赤ちゃんに全ての人生をかけているのです。

そのように思って頑張っている方が多いですね。
月経が来るたびに泣いて、御主人に当たっているという方もおります。

赤ちゃんが欲しいと願うすべての方にコウノトリが舞い降りるとよいですね!

しかし、どうでしょうか?
こんな強い思いを抱いて相手を思いやる気持ちが薄れるとどうでしょうか?
赤ちゃんに対する気持ちも同じことでしょう。
自分の気持ちを押しつけてしまうことにならないでしょうか?

自分だけが辛い、頑張っているのは私と自分だけを考えずに、もう少し周りを見渡して。
ほら、大事な方がいるでしょう!

思いつめると周りの大事なものが見えてこないことがありますね。

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「iPS細胞から精子 出産」京大 マウスで成功

新聞のトップ記事に目を奪われました。
報道によりますと、
“オスのマウスの皮膚の細胞から作ったiPS細胞(人工多能性幹細胞)、ES細胞(胚性幹細胞)からそれぞれ万能細胞をつくり、胚体外胚葉、さらに始原生殖細胞をつくり、この細胞を先天的に精子を作れないマウスの精巣に入れたところ精子ができ、その精子を体外受精させてマウスが生まれた。
そのマウスは子や孫まで生まれた。”
というのです。

解りやすくいうなれば、
「オスの皮膚の細胞から精子をつくることができ、それで子どもができ、孫までできた。」
マウスの段階とはいえ驚きです。

マウスで精子ができたからと言ってそれをすぐ人に応用することは難くあり得ません。
倫理の面でも難しいです。
日本では生殖細胞作りは認めているようですが受精は禁じているのです。
実用化にはいくつもの安全性の厳しいチェックがあるのは当然ですね。

もし自分の皮膚から精子ができたなら…
無精子症のかた(Aさん、Bさん、Cさん)の悩みも救われるのに。
そんなことも考えながら記事を見ていました。

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夏の北海道

気温18度涼しい8月のスタートをむかえました。
今出張で北海道にきています。

広大な大地に広がる農園。牛舎で草をほおばる牛たち。一面のクマザサ。360度のパノラマを見ているような光景に心が大きくゆとりがをもてる感じになります。

大自然の中に育まれ生きている人間。自然てすばらしいなぁ~と改めて感じ入ってます。

宇宙の気をもらい気分一新。
8月もよいスタートができました

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パパママ仲良くしてください…赤ちゃんからのメッセージ

先日御相談に来られたAさん(40歳)は結婚されて10年。
お互い仕事がありそれぞれの職場で頑張って働いてきました。
それぞれ役職につき充実した日を送ってきました。

結婚10年目にして「はた?」と気付かれ、「そろそろ子供ができてもいいのかな?」と思い始めたそうです。
「あえて病院にいかずとも自然にできたらいいな…」と漢方薬の相談に来られました。

お聞きすると、なんとご夫婦の寝室は別。
月一回交渉を持つもタイムリーではありません。

まずはご夫婦でお薬を飲むのもよいのですが、「寝室を共にし仲良しの回数を増やしてください」とお願いしました。
ピンポイント交渉では妊娠率はグーンと下がりますね。

44歳のYさん。
結婚されて15年、子供がほしいと思い始めて2年。
病院に通っています。
高度生殖医療も受けようと有名なクリニックに通っています。
でもなかなか良い卵に恵まれず、良い卵を作ろうと漢方薬のご相談に来られました。

お聞きすると、赤ちゃんを望み始めてからご夫婦の中に溝ができてきたようです。
「仲良くしてくださいね」というと「中は良くないです!」と返ってきました。
Yさんの気持ちは今は妊娠の事ばかり。
子供がすべてです。
「お二人の人生を楽しみ、その延長上に赤ちゃんが授かるのでは」とお話ししました。
「仲良くすることは難しい!」と言われ、「妊娠の近道はYさんの気持ちの切り替えでしょう」とやり取りをしました。

ご夫婦が仲良く温かく楽しい家庭にコウノトリがやってくると思っています。
親が不仲で楽しくない家庭にコウノトリがやってくるのでしょうか?

「お願い。仲良くして…今行きますから」と準備している赤ちゃんがメッセージを送っているのではないでしょうか。

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良い「気」をもらって私も漢方薬で頑張るぞ!

6月も今日で終わりです。梅雨明けの前に早くも真夏日がやってきました。
ご相談に来られる方も汗だくです。

そんな中、2回目の御相談に来られたNさん(20代後半)。
「初めて来たときに、病院からの帰りにエコーの写真を持ってきた方がいて、”わぁ、できたんだ”とその場に居合わせたので私もできそうです!」
と、うれしそうに話してくれました。
そんなお話をしているうちに「先生心拍が確認しました」と先日のOさんが来店してくれました。
今度は心拍確認のうれしい報告を、またまた御一緒に聞くことになり、偶然が重なりNさんもびっくり。
Oさんの「めでたい気をもらって」といって、OさんがNさんと握手してくれました。

漢方薬できっとできますよ!!

そんなオーラが2人を包んで私も「良い気」をもらいました。

「うれしい良い気」で6月は締めくくれ、7月にも繋ぐ事ができそうです。
6月もたくさんの方に新しい命が芽生えました。
コウノトリに感謝です。

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不妊治療と鍼灸

御相談の中でよく聞かれる質問に「鍼灸治療は効果がありますか?」があります。

鍼灸医学は漢方医学と同じように中国で発祥し我が国に伝わり鎖国という歴史を経て、今は日本独自に発展してきたいわば伝承医学です。
本場中国では中医学として漢方薬も鍼灸も理論かつ実践で世界をリードしています。

不妊の分野での鍼灸は南京中医薬大学付属医院でも広州中医薬附属病院でも取り入れており、治療実績を上げられ学会にも発表されています。
設備のせいでしょうか灸はされず鍼を中心にされていました。
特に排卵期などは積極的にされていましたし、確実に排卵されているようでした。

日本でも最近不妊治療が注目されると「周期療法の鍼」として周期にあわせて鍼をされている先生も出てきてます。

私も日頃は店頭で漢方薬の御相談でいっぱいなのですが、何人かの方に鍼灸と漢方薬を併用し全員妊娠、出産されました。
やはり漢方薬で中から、鍼灸で外から体調を整えていくと効果があると実感しています。

鍼灸の難しさは、施術される鍼灸師の技術の差により効果が一定でないところです。同じつぼを選択しても鍼の打ち方、灸の刺激の仕方などによって、良い刺激になったり、反対にマイナスの刺激になったりするからです。

鍼灸の効果は確かに有ります。良い先生との巡り合わせも治療の一つです。評判の良い先生を見つけることがよいでしょう。

これから鍼灸についても少しずつ紹介していきますね。

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望まれて生まれた子供は何パーセント?」

講座の続きです。

お話は東京有明医療大学の千葉喜久也准教授でした。
はじめに「赤ちゃんポスト」が映し出され、「これは良いことですか?悪いことですか?」と問われました。

「望まれて生まれてきた子供は何パーセント?」と問われましたが其の答え「36%」には愕然としました。
64%の子供が望まれない出生だったのです。衝撃的な数字で驚きでした。

毎日店頭で「赤ちゃんが欲しい」との相談で会話も希望をもって接していたため、私の心の中の答えは80%の赤ちゃんは望まれて生まれてきたと思っていました。しかし現実は「36%が望まれた出産であとは親から望まれて生まれてきた子供ではない」(1999年11月NHKの調査)。

親自身が子供を受け入れることができないことが虐待の要因にもなっているようですし、其の親の「親育ち」を支援しなければならないとも話されていました。

「赤ちゃんポスト」に置いておかれたY君。Y君始め「赤ちゃんポスト」で命を救われている子供がいる現実に心が痛みました。

児童相談所でお仕事をされてきた千葉先生のお話は迫力があり、我々に問われる言葉には大きな意味があり問題山積の社会構造、福祉行政の問題など知らない部分での問題提起に深く考えさせられました。

毎日、目の前に張り出された多くの赤ちゃんの写真を見ながら、当店に来られ赤ちゃんを授かった皆さんは大事に子育てしているだろうな~と思いながら、皆さんのところにきた赤ちゃんは幸せ!と思っています。

ママやパパからは「来てくれてありがとう!」と。きた赤ちゃんは「生んでくれてありがとう!」私にはそんな会話が浮かんできます。

皆さんに会えて、幸せ家族のお手伝いができ、私も「ありがとう」と「「赤ちゃんポスト」の映像を見ながら感謝していました。

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「流産はどうして起こるのか、どうして繰り返すのか」杉浦真弓先生講演から

不妊カウンセリング講座の続きです。
やっと妊娠成立しても予期せぬ流産で心も体も傷つくケースはよく見られます。
何度も繰り返す流産に、御自分を責めたり、ショックで避妊してしまう方も見られます。
「不育症」では?と不安にかられ、不育症専門クリニックに行かれる方もいられます。
今回、名古屋市立大学大学院医学研究科、産科婦人科学教授の杉浦真弓教授の講演を聞く事ができましたので、内容を簡単にお知らせします。
先生のご専門は、「習慣流産、不育症、生殖遺伝、生殖免疫」の分野です。
不育症の定義:繰り返す流死産によって生児を得られない状態
習慣流産の定義:3回以上連続する流産
我が国では妊娠された方の15%が流産され、その中で習慣流産は0.9%。不育症は4.2%の頻度で、その原因は抗リン脂質抗体が10%、子宮奇形が3.2%との数字を示されていました。
抗リン脂質抗体にはアスピリン・ヘパリン療法が定着し、子宮奇形は手術をしなくても78%の出産率(累積)だそうです。
内分泌異常は12%あり、其の中には多嚢胞性卵巣症候群が含まれている。
よく遭遇する胎児染色体数的異常は散発流産の約70%に見られ、不育症患者にも約51%、不育症の重要な原因にあげられるとのことでした。
原因不明の流産ではなんら薬物投与せずに流産2回した方は76%、3回で70%、4回79%、5回50%が生児獲得(出産)している。すなわち次回成功率は85%と高いと話されていました。従って3回流産したから100%次も流産するとは限らないということです。
流産を繰り返しても出産の可能性は高く、精神的なカウンセリングが必要とも。
先生の研究も生殖遺伝、生殖免疫とより専門に進むでしょうが、「加齢とともに不妊症不育症が増加」することも若い世代に警鐘されていました。
不育症に悩む皆さんに勇気と元気が届けられたらうれしいです。

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「世界の潮流:40歳超の不妊女性への対応をめぐって」荒木重雄先生の講演から Part2

<我が国における現況>
*日本産婦人科学会では提供卵や提供胚を用いたARTは認めていない
*卵の提供を否定する法律は存在しない
*提供卵を用いたARTを実施したとしても決して法律にそむくことではない。
 (生殖医療学会のガイドラインに沿うことではないが)
<以上を踏まえ荒木重雄先生の結語>
世界のスタンダードに沿っているのか。
倫理的な面の問題はないのか。
不妊カップルの自律的決定を尊重しているのか
現行の法律にそむいていないのか
多様な面から慎重に考慮して考えることが必要。
その上に立って提供卵の適応の多様性(高齢の女性、低卵巣反応、早発閉経、反復着床障害など)も考慮し、不妊に悩む高齢女性の提供卵を用いたARTを支援すべき。
と結語されています。
当店にも提供卵を求めてアメリカに行っている方もおります。
野田代議士も提供卵を求め渡米し高齢出産をされています。
高齢妊娠・出産を望む方が増加している中で、挙児を希望されている方に法的なことも含めて、支援が進んでいくことは私たちの望んでいることです。
たとえ高齢でも挙児を願う方には、精神的にも金銭的にも負担が軽く望みが叶えられる事を応援したいと思います。

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「世界の潮流:40歳超の不妊女性への対応をめぐって」荒木重雄先生の講演から Part1

先日不妊カウンセラー講座の研修会に参加しました。
いつも「生殖医療の新しい情報を得る」という目的を持っていきますが今回も新たな情報を得て元気をもらい帰ってきました。

荒木重雄先生のお話の中でお伝えしたいことを以下に紹介します

<ARTの簡単な情報と高齢についての情報>
1)2009年のデーターですがART(高度生殖医療)で治療を受けられた総治療周期数は161980周期で、そのうち胚移植周期数は105842周期、妊娠が成立(胎のう確認)は29156周期、生産分娩に至ったのは17644周期でARTを受けた方の1割しか出産していない。

2)年齢別にみたARTの治療成績からは20代では28%前後、30代後半からは顕著に低下しはじめ、40代では10%未満と厳しい数字になっています。

3)加齢に伴う流産率の変化では、20代から30代では10%を下回っていますが、40代前半では24%、後半36.6%と上昇しています。

4)また、先天異常の発生率もARTでは高くなってきています。

<世界では>

1)アメリカでは高齢の方への対応
アメリカでは提供卵・提供胚による妊娠を望む方に対しては疾病管理センター(CDC)が情報を提供している。
其の情報のいくつか紹介します。

*高年齢の女性において提供卵を用いることが多く、48歳を超える方には90%に提供卵が用いている。
*受精卵が着床する能力は卵を提供した女性の年齢に依存し、年齢の上昇とともに低下してくる。
*提供卵を用いての単胎分娩は未熟児、低出生体重児出産、障害児、新生児死亡などのリスクが少ない。

2)ヨーロッパでは
ヨーロッパ生殖医学会の報告では2/3の国で提供卵によるARTが容認されている。
其の中にはベルギー、チェコスロバキア、フィンランド、フランス、ポーランド、ロシア、スペイン、スウェーデンなどが
含まれている。

Part2に続く

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