生殖医療の最新情報と中成薬の勉強会 No.4

「体外受精反復不成功症例(当院の取り組み)」と題して、
神戸元町夢クリニック名誉院長 松本恒和先生のお話を伺いました。
松本先生は今回4回目の講義をして頂く事になりますが、いつもお忙しい中、資料もたくさん御用意され
大学の講義を受けているような、ハイレベルの内容で、参加された先生がたも、真剣なまなざしで、受講されていました。

松本先生のおはなしも、「繰り返し体外受精されても妊娠に繋がらない方は私にとっても大きな課題です」
と始められました。
<原因>としては、子宮因子、卵管因子、卵巣因子、受精因子、着床因子などを上げられました。
各論として
1) 子宮因子としては子宮の形、内膜ポリープ、粘膜下筋腫、菲薄化内膜、子宮内細菌叢、子宮内膜炎があげられます

2) 卵管因子では卵管水腫があります。
排卵時には卵管の蠕動運動で水腫内の液が子宮に流れて、着床時の卵が流れてしまうこともあるので、対処していかなければならない。

3) 免疫因子について
今話題になっているTH1・TH2。
先生が学生の時産婦人科のテストに「TH1・TH2と流産」があったようです。昔からの学説なのですね。
TH1/TH2バランスが重要なのです。
TH1の数値が高いと流産が多い
TH2の数値が高いと妊娠維持に働く というものです。

4) 治療薬としては臓器移植時に使われる免疫抑制剤がある。
プレドニンよりもプログラフ(タクロリムス)のほうが作用がつよくて副作用が少ないため、
使われており、着床不成功の方に有効と分かってきているそうです。

5) NK細胞活性化についてはよくクリニックで測定されていますが、
先生の見解は末梢血NK細胞と子宮NK細胞は全くべつもの。形態、機能も違うというので、
私はびっくり、目からうろこです。
子宮の中の栄養膜細胞に作用して螺旋動脈の血流を増やして血流を良くするものなのです。

遠方の方、ご来店が難しい方はメール相談をご利用ください 。
ご相談フォームはこちら⇒ご相談フォーム
*・゜゜・*:.:*・゜゜・*:.:*・゜゜・*:.:*・゜゜・*:.:**・゜゜・*:.:*
不妊症・婦人科疾患には経験豊富な女性薬剤師・国際中医専門員がサポート。
毎年100名以上の方が妊娠、出産されています!
オンラインショップ・ブログ・コラム等コンテンツ盛りだくさんのHPは
コチラ→https://www.kanpou.info/
遠方の方、ご来店が難しい方はメール相談をご利用ください info@kanpou.info
不妊でお悩みの方に ママになるためにできること https://www.kanpou.info/funin/
漢方の健伸堂薬局 宇治本店・京都四条店
*・゜゜・*:.:*・゜゜・*:.:*・゜゜・*:.:*・゜゜・*:.:**・゜゜・*:.:*