妊娠中の便秘と漢方薬 

妊娠中の便秘に悩まされる方が多くいます。
皆さん下剤が使われないので四苦八苦されて相談されますが本当に大変ですね。

Mさん(34歳)は念願の妊娠が判明してから出産されるまで便秘に悩まされていました。
妊娠判明の5週。「便秘が辛い」と訴えられました。
中国の便秘解消術を教わり「ごま油とはちみつ」で当初対応してスムースに行ってたのですが、7週頃からつわりがひどくなり服用が困難になりました。
それでも頑張って「紅サージ」でなんとか対応できましたが、妊娠後期になりまたまた便秘が辛くなってきました。
今度は「潤腸湯」という漢方薬を通常量の半分にして出産までこじつけました。

Sさんはもともと便秘体質。
妊娠すると心配していた便秘がひどくなり常飲していた「センナ」が使えません。
「ごま油とはちみつ」ではウントモスントモ反応しません。
しかし常套の「センナ」や「大黄」を使うわけにはいきません。
決明子や十薬、麻子仁を組み合わせて御茶を作り服用してもらいなんとか乗り越えられました。

このように皆さん苦労されています。

妊娠されてからは運動不足にもなりますし、つわりで食事量が少ないこともありますし、体温の上昇も有るため、「便秘」になりやすくなります。
漢方薬ではなるべく腸を潤し腸の蠕動運動を助けるよう助けることにしています。
潤腸湯、大建中湯、麻子仁丸などがありますが其の方の体質を見極め、不足している部分があればそれを補うこと、運動が少なければ運動を、ストレスがあれば其の解消を考えアドバイスしています。

暑い夏です。便秘には水分を補給することも大事ですが、むくみには気をつけたいですね。

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