2007年2月アーカイブ

3月15日まで確定申告の受付が行われています。

その中でも昨年1月から12月までの10万円を越える医療費を支払った場合、10万円を越えた分を対象に、医療費の控除が受けられます。

漢方薬の中でも医薬品は、その医療費控除の対象となります。例えば「婦宝当帰膠」や「冠元顆粒」など。これらの漢方薬は、周期療法の処方で良く使用されるものですので、是非申告されることをおすすめいたします。

ただ周期療法の処方の中でも医薬品とされていないもの、例えば「水快宝」「爽月宝」「シベリア霊芝錠」などは対象となりません。

しかし積み重なったものは多いはずです。年間で支払った医療費に加算すると、控除額が多くなるでしょう。

先日妊娠されたTさん、旦那様に「漢方薬は医療費控除の対象にならない」と言われたので、領収書を捨ててしまったと言われました。捨ててしまったのは昨年の3月までの分でしたので、それ以降のものを購入時の領収書と引き換えに医療費控除の対象となる分の領収書を発行しました。

このように当店でも対象となる医薬品の領収書を発行しています。もし申告される場合は、是非ご一報ください。

「見てください!驚きです!」

今年、年女のYさんは、基礎体温表を見せながら蔓延の笑みを浮かべていました。その手の中には31日周期で生理が来た基礎体温表がありました。

「え!ずごいっ!やっと戻ってきましたね!」

ここ6年間、不妊治療を進めていく中で、精神的にダメージを受け、その後遺症とYさんを取り巻く環境により、月経周期が定まらず、150日、80日、70日・・・と長い長い卵胞期を経て、少し短めの高温期の末に、生理が来る、という周期が続いていました。

初めの頃は無月経状態が続いていたのが、1年半ほど漢方と鍼灸の治療を続けていくうちにここ最近は70日ほどの周期に落ち着いていました。

「もう少し卵胞期が安定して期間が短くなれば良いですね。」

と話をしていた矢先のことでした。

「ここ6年間で31日周期で生理が来たのは初めてなんです!主人も一緒に喜んでくれてほんとに嬉しかったんです!」

赤ちゃんを望む身でありながら、生理が来るのを喜ぶのは相反することかもしれませんが、まずは月経周期が整わなければなかなか赤ちゃんも宿ってはくれません。稀に年に3回ほどしか生理が来ない方が妊娠されることはありますが、それは稀なことで、やはり周期は整っていた方が妊娠率は上がるものです。

Yさんはようやくスタートラインに立てたのです。今周期を含めて3周期、30日ほどの月経周期に落ち着けば、きっともっと嬉しいことが起こるでしょう。

もう後はこの調子で真っ直ぐ進むのみ!です!猪突猛進!自分の年に良いことも真っ直ぐYさんに向かってくること間違いなしです!楽しみです。

2歳になる男の子のママからの相談です。

便通が4~5日に1回で、出すときはとても辛そうでかわいそうなので、早くに便秘体質を改善したい、とのことでした。日々「こより」の力を借りようとしてみたり、お腹のマッサージをしてみたりするのだけれども、毎日出ないようなのです。

男の子は、どちらかというと下痢になりやすいもので、便秘になるというのは珍しいものです。

この様な場合、まだ発育が不十分で便を出す力が弱いためであると捉え、虚弱体質であることを改善する「小建中湯」を処方しました。まだ小さなお子様ですので、処方したのは飲みにくい錠剤ではなくエキス剤です。

そのお薬で2週間、様子を見てもらいました。

そして2週間後の今日、再び、来店されました。お薬を飲み始めてから毎日便が出るようになり、出るときは1日2回も出るようになったとのことでした。そしてお薬が切れた一昨日からまた出にくくなってきたようです。

体質改善には2週間は短すぎます。ただ経過を見るために、あまり多くの期間の処方を出さずに様子をみていきます。もう少し期間をかけて、体質改善をすれば、自分の力で便を出すことができるようになることでしょう。

また、ママに伺ったところ、あまり水分を与えていないようです。ママ自身があまり水分を取るほうではないために、子供にも水分を与えていないようでしたので、子供にはもう少し水分を与えるように心がけてもらうことにしました。

子供は良く動くために、知らず知らずのうちに汗をかき、水分補給が必要であるものです。大人よりも明らかに皮膚から蒸発する水分は多いはずです。しっかり水分補給をしてもらえれば、お薬の力を借りなくても自分の力で毎日出るようになることでしょう。

また2週間後の経過が楽しみです。きっともう苦しがらずにおトイレに行くことができているはずです。

36歳Nさん。2000年のミレニアムに結婚し、7年が経ちます。

3年前に1人子供を出産してから体調が思わしくなく、最近は眠りが浅く、すぐに眼も疲れるようになり、左の肩こりも酷く、体が重たく感じる毎日を過ごしていました。

計画では、2歳離れてもう1人子供を望むつもりでしたが、人生計画通りには行かず、だんだんと年齢と共に、体力も衰えてきたように感じていました。月経に関して言えば、月経血量が少なくなってきて、排卵期のおりものも少なくなってきたように感じられました。

現在はイギリスに在住しているNさんですが、「体質改善」で思いつくのは「漢方」でしたので、日本の信用できそうな漢方の先生をネットで検索し、当店に辿りつかれたのです。

Nさんの改善には、まず体調不良の部分から調整することが大切です。「眠りが浅い」「眼の疲れ」「左肩こり」などの症状は、「腎虚」「お血」がある証拠です。それらを改善するために「血府逐お丸」「水快宝」「杞菊地黄丸」「参馬補腎丸」などを組み合わせて、周期ごとに調整していきました。

漢方を始めたのは昨年の11月。Nさんの自覚としては、あまり劇的に変化することはなかったようですが、徐々に身体の内部は漢方により改善がなされていたのでしょう。今年に入って、遠いイギリスにコウノトリが舞い降りたと言う知らせが届きました。

春の風に乗って、幸せが運ばれてきたようです。私達もその幸せを感じながら、ご出産までもう少し手助けを続けていきます。今のところ、何も問題なく小さな命は鼓動を続けているようですので、このまま何もなく出産されることでしょう。

お兄ちゃんになる予定のお子様には、もうその鼓動が聞こえているのでしょうか。ママのお腹に耳を当て、「お兄ちゃんだよ!」って話をしているようです。妹か弟になる小さな命には、お兄ちゃんの声は聞こえているはずです。とても微笑ましい光景に私達も心あたたまりとても嬉しく感じています。

授乳中の乳腺炎は、お乳を詰まらせないようにすることや、乳腺をマッサージするなどして炎症まで至らないようにしますが、授乳中でもなく、出産もしていないのに乳腺に炎症が起きている場合、つまり乳腺が感染症を起こした場合は、早期に抗生物質により治療を行った方が良いです。乳腺炎を治療せずに放置しておくと、乳腺膿瘍になることがありますので、要注意です。

42歳、Sさん。体外受精に望んでいる最中に乳腺炎様症状が出てしまいました。なるべく今は抗生物質は飲まないでおきたい、というSさんの意向に沿うためと、症状がまだ炎症まで至っていないようですので、当面は漢方薬と外用薬により、症状の悪化を防ぐようにすることにしました。

お薬は「天津感冒片」を中心としたものを使用し、体外受精に影響なく、しかも効果的になるように「シベリア霊芝錠」を加えつつ様子を見ていきます。

また外用薬として、たんぽぽの全草を、干して乾燥させたものを煎じ、その液を塗布することで乳腺炎を治します。これから季節も春になり、たんぽぽが咲くようになってきますので、ちょうど良い時期です。

Sさんにはこれらの内服薬と外用薬で乳腺炎が起こらないようにし、今度こそ体外受精を成功させて欲しいものです。

今日は月1回の不妊相談会の日。多くの不妊で悩む人、高度生殖医療に頚を傾げる人、高度生殖医療と漢方を併用しての治療を望む人、が相談に来られました。

今日相談に来られた人達の傾向としては、「流産が多いこと」でした。1度もしくは何度も妊娠はしているけれども挙児まで至らない、いわゆる不育症や抗リン脂質抗体が陽性である人が多いように見受けられました。

しかしこれらの人達は、自然で妊娠できる力、もしくは体外受精でも陽性反応となり着床できる力、を持っているのです。なぜ流産してしまうのか、は人それぞれ異なりますが、遺伝子の問題、つまり卵の質の問題や黄体ホルモン不足が原因であることが多いように思えます。

その改善として、妊娠できるその力を引き伸ばすように、卵胞期には育つ卵の質を上げ、黄体(高温)期には黄体ホルモンを十分に保てるように漢方薬を調整していくことになります。

今回は高温期に不正出血が起こる人達が多かったために、「田七人参」の処方が多く出ました。どうしても黄体ホルモンの分泌が不安定な場合は、高温期に低温期のような体温が混じり、不正出血を起こしたりします。それを食い止めるために、また妊娠しそうな人でも大丈夫なように「双料参茸丸」「衛益顆粒」「帰脾錠」などを併せて処方されました。

今度こそは挙児まで行けるよう、高温期の様子を見守りつつ応援しています。

冬の間は体が固まり、あまり気を外に発散させないために、老廃物が溜まっています。春になって、体内の老廃物を出すために、これからは肝臓の機能を高め、胃腸を整えることが大切です。

「春」は「肝」の季節ですので、他の季節よりも「肝」が高ぶり、自律神経が乱れることで情緒が不安定になったりします。また生理不順の人であれば、いつもより不順が激しくなってしまうこともあります。

そこで、これから迎える「春」と仲良く付き合っていくために、春野菜をたくさん摂って、調整していきましょう!

自律神経の乱れには、「セリ」や「三つ葉」。さっぱりした口当たりや味が気持ちを安定させ、血の流れを良くし、肝臓に働きかけ、解毒もしてくれます。同じ「セリ科」の「当帰」は調経作用、「川きゅう」は活血作用により月経不順を改善しれくれます。漢方薬ではそれらを含んだ「逍遥散」「加味逍遥散」「婦宝当帰膠」などが良いでしょう。

解毒、デトックスには、「キャベツ」。古代ギリシャ・ローマ時代から薬効のある野菜として知られているこの野菜は、成分の「ビタミンU(キャベジン)」が胃の粘膜を再生し保護する働きをするために、胃潰瘍のお薬に使用されています。ビタミンCも淡色野菜の中ではトップクラス!免疫力が高まります。また消化吸収が良くなることで、体内の老廃物を排出し、新陳代謝を高めてくれますので、デトックスに良いものです。

漢方薬では、胃腸の機能を高めるようにしたり(六君子湯・平胃散など)、血流を良くしたり(冠元顆粒など)、腸内のお掃除を手伝ったり(ラクシュミ・ハーベルシーなど)することで、デトックスのお手伝いができます。

「医食同源」!まずは日常の「食」を整えることが健康の第一歩です!春から始めてみましょう!

今年の旧正月は、昨年の閏月があったために、少しずれて昨日が元旦。中国では例年の如く、民族大移動が始まっています。

そして今日は24節気の1つの「雨水(うすい)」。雪が雨に変わり、雪が解け始める頃で「陽気地上に発し、雪氷解けて雨水となればなり」と記されている時期です。

今年の「雨水」は、雪解けどころか、それを通り越し、「啓蟄」そして「立春」を思わせるばかりの陽気に溢れた日となりました。

日本では昔からこの日から農耕の準備を始めるようです。またこの日に雛人形を飾り付けると良縁に恵まれる、といわれているようです。この「良縁に恵まれる」というのを大きく解釈して、「雛人形を飾ってあげる可愛い女の子に恵まれる」ってのにしてはだめでしょうか・・・?

陽気がどんどん増えてくるこれからの時期、冬の間は「陽虚」にて「参馬補腎丸」などをしっかり処方に入れていた人達も天の陽気が助けてくれるようになってきますので、「陽虚」の部分のお薬を少なくしたりして調整するようになってきます。

また血の巡りが悪く、活血剤がたくさん入っていた人達も陽気のおかげで少し巡りが良くなってきますので、処方も他の部分に力を入れることができるようになります。

結婚してから無排卵で婦人科に通っていたOさん。病院でのホルモン剤治療に疲れ果て、4周期前より病院での治療を止め、自力で生理が来るように漢方薬を飲み始めていました。100日過ぎても低温期が続いていましたが、Oさんは待ちました。

そして125日目にして、高温期が来たのです!感動の高温期です!結婚後5年間自力で高温期が来たことがなかったのが、今、ようやく「雨水」の季節の陽気に持ち上げられ、Oさんの体も高温になったのです!これで生理がやって来ます。自力での生理です。

今からもっと陽気は増えてきますので、Oさんの体調もどんどん良くなることでしょう。これからのOさんの経過が楽しみです。きっと良い結果につながることでしょう。

子供が大好きなCさん。結婚当初より、たくさんの子供に囲まれ、生きていくことを夢見ていました。

Cさん自身は4人兄弟の中でたくさんの家族の愛情に包まれ、楽しく過ごしてきたので、自分の家族もたくさんの子供に囲まれ、過ごして行きたいと思っていました。

6年前に一番上のお子様を出産してからなかなか次の子供に恵まれず、5年が経ちました。もう40歳を目の前した頃、もともと自然派志向だったCさんは漢方薬に頼ってみようと思い、ネットで検索、遠い海外から問い合わせをされました。

Cさんの住むアメリカにも多くの中国人による漢方医が住んでいるのですが、言葉の壁と日本人の繊細な体をどこまでわかってくれるのかわからず不安であるために、なかなか近くの漢方医の扉を叩くまでには至りませんでした。

近くの不安なところより、遠くてもわかってくれる日本人がいい、と当店に到達されたのです。

遠く離れていても「レディース相談票」により細かい体質チェックと基礎体温表を見ることで、しっかり傾向と治療方針を立てることができます。Cさんの場合もそのような形でCさんの体質改善に必要なお薬を処方し、海外へ発送し、1周期毎に体の変化をチェックしながら続けてもらいました。

そして5周期目を迎える頃、妊娠の便りが届きました。そして、無事に昨年出産。家族が増えたことに上のお子様も大喜び!それを見ているCさんご夫婦も喜びはどんどん増していき、前以上に家族の笑顔が多くなりました。

あれから半年、「婦宝当帰膠」は飲み続けているけれども、そろそろ3人目の計画に向けて取り組んで行きたい、と周期療法の再開を求めて来られました。

まだ産後の体が完全に快復せず授乳中のこともあり、無排卵の状態のために、徐々に体を整えるために周期療法ではなく、3ヶ月ほどホルモンバランスと子宮内膜を整えるためのお薬を周期を通して飲むことで、調整していくことにしました。

Cさんの夢見た家族の笑顔が溢れる人生・・・。着々と進んでいますね。2人目が家族に加わった今でもその笑顔は十分ですが、できればもう1人・・・!Cさんのその願いを何とか叶えることができるように、これからも出来るだけの手助けをしていきます。

どこかの漢方薬局にて相談され、周期療法にて漢方薬を飲んでいる人からよくお薬の処方についての質問を受けます。

今日のお問い合わせでは、

『高温期のお薬が今まで「参茸補血丸」だったのが、「海馬補腎丸」に変わったのはなぜでしょうか?』

というものでした。

当店の処方では「参茸補血丸」を「双料参茸丸」に変更したり、「参馬補腎丸」を加えたりすることは良くありますが、「参茸補血丸」を「海馬補腎丸」に変更することはあまりなく、なぜその処方に変更されたのかは、ご本人の症状や体質をみていませんので、判断することは難しいものです。

一般的に言えば、補血作用に富む「竜眼肉」の入っている「参茸補血丸」は、帰経が「心・脾」で、虚労や神経衰弱、盗汗、不眠、足腰の倦怠感などのある場合に使い、周期療法では「血虚」「運化作用の低下」や安心作用を目的として使用します。特に黄体(高温)期に使用しますが、低温期にも使用することもあります。

また肺を強める作用に富む「冬虫夏草」の入っている「双料参茸丸」は、帰経が「肺・腎」で、虚弱体質や止咳、化痰、自汗、盗汗、病後の体力低下などのある場合に使い、周期療法では「黄体(高温)期の力不足」「安胎」を目的として、黄体(高温)期に使用します。

補陽作用に富む「海馬」の入っている「海馬補腎丸」は、帰経が「肝・腎」で、補陽、強壮、活血作用があるために遺尿、夜間頻尿、老人性咳嗽、難産、疲労回復、老化予防に使われます。従って、少し年配の人に使用します。

同じ「海馬」を含むものでも「参馬補腎丸は、「海馬補腎丸」ほど動物生薬が多く含まれていない分、それを飲むことで「のぼせ」の症状が起きる心配も少なく、「腎陽不足」で体温の低い女性や男性の不妊症にも使えますので、周期療法の処方によく使用します。

それぞれのお薬には働きがあり、それが作用を及ぼす経絡があります。処方は、一人一人の正確が異なるように、目的は同じでも漢方医それぞれで異なるものです。

もし自分の処方に疑問があれば、処方した漢方医に直接聞くことが一番です。直接聞いた上で、それでもまだ疑問点が残る場合は、西洋医学と同じくセカンドオピニオンで他の漢方医の意見を聞くのが良いでしょう。

どんなことでも自分で納得した上で、治療を受ける、行動する、お薬を飲む・・・、など行わなければ不安を持ったままで受けても良い結果は生まれません。疑問点はしっかり解消してから進んでください。

2年ほど前から漢方による体質改善を始め、真面目に毎日漢方を飲み続けていた33歳Hさん。それまでは30歳を越えた頃より、病院での不妊治療に通っていました。

病院での診断は、子宮腺筋症。子宮の内側にしかないはずの子宮内膜組織が、なんらかの原因で子宮筋層内にもぐりこみ、増殖する病気です。病院のすすめで子宮腺筋症の部位の核を取り除く手術を行いました。

その手術後、月経痛や月経過多から開放され、待望の我が子に巡り会うことができるものだと期待に胸を膨らませていたHさんでしたが、現実はそう簡単なものではありませんでした。月経過多の症状からは少しは解放されたものの、代わりに下痢をしやすくなり体に力が入らなくなってしまいました。

そんな状況下で人工授精を行いましたが、やはり結果は無駄となり、兆しすらも見えないことにHさんは不安を抱かずにはいられませんでした。そして、「妊娠しやすい体づくり」を掲げている漢方薬の扉を叩くことになったのです。

初めは弱弱しいHさんの体を立て直すために、「補中益気丸」「杞菊地黄丸」から初め、徐々に体質の改善を計っていきました。

あれから2年、途中何度も何度もくじけそうになりながら、いくつもの山を乗り越えてきました。

今、Hさんのお腹の中には先日体外受精をした受精卵が宿っています。先日陽性反応が出たばかりのホヤホヤの妊娠です!Hさんにとっては初めての妊娠です!

今日、仕事帰りの旦那様がHさんの安胎薬を取りに来られました。

何とかこのまま妊娠が続いて欲しい!

その強い強い思いが旦那様の目や声から感じ取ることができました。今日は日本では女性から男性にチョコを送る日となっているバレンタインの日。Hさんのご家庭では旦那様がHさんにチョコよりももっと大切な贈り物が手渡されました。

この強い「思い」は、家庭と結婚の神の「ユノ」そして「バレンタイン」に届き、きっとこの日にちなんで叶えてくれることでしょう。

3年前、身も心もボロボロで、人と顔を合わせるものやっとだった大学2回生Tさん。七情(喜・怒・憂・思・悲・恐・驚の感情により引き起こされる病のこと)の鍼灸治療が始まりました。

3ヶ月で目標ができ、浪人を経て晴れて大学生に。大学1回生の秋から半年間漢方服用。周期療法できないくらい基礎体温表はガタガタ。疏通・疏肝の治療。周期を通して「桂枝茯苓丸」「逍遥丸」「参馬補腎丸」、月経期のみ「冠元顆粒」を併せて服用してもらいました。

半年間の漢方調整を経て、再び鍼灸のみの治療へ。

秋に1回月経が飛んだけれども、今は、きれいな低温期、そして高温期が出来、周期も30日と安定しています。

それと同時に気持ちのコントロールもうまくできるようになり、後頚部に「気」が鬱積して滞ることも少なくなりました。いつも来る度に「イライラしたから頚の後ろが詰まる」と訴えていた症状も、回を重ねるたびになくなっていきました。

そして今年に入って、ぴたっと治療に来られなくなりました。3年間を経てようやく他人の力を借りることなく、自力で気持ちと体のコントロールができるようになったのです。良かったですね!

やっと大学生らしく明るく、元気に、遊びまわれるようになり、友達関係や恋人のことに悩み、楽しく語り遊べるようになりました。もしかしたら春には季節の変わり目で、調子が少し崩れるかもしれません。その頃だけまた少し他人の力を借りて、調整するとまた元気になることでしょう。

今は楽しく遊んでいるTさんの笑顔が浮かび、思わず微笑んでしまいます。

「浮腫」、「疲れやすい」、「冷え症」を改善したくて漢方を飲み始めた27歳Yさん。

水の巡りの悪いYさんは、ぽちゃぽちゃしているので、「浮腫」をなくしてついでにダイエットもできたらいいなと希望を持って、漢方薬を飲み始めました。また、ついでに子供も授かりたいな、と希望はどんどん膨らむばかり。

そんなYさんの願いを聞きいれようと、まずは気血をめぐらし体を温めてくれる「婦宝当帰膠」、湿の溜まりやすい体質を改善するために「温胆湯」「ササヘルス」を続けてもらいました。そして時には胃の調子を整えるために「香砂六君子錠」を加えながら巡りの改善を行ってきました。

そして5周期目、ダイエット効果に関しては体重や見かけではあまりなかったものの、体の中のダイエット効果はあり、体の中の巡りが良くなり、湿が取れてきたことにより、環境が良くなり、その結果、妊娠へと繋がったのです!

これは本人が一番驚きの出来事でした。

しかしこれは、当たり前のことで、今まで妊娠の邪魔をしていた「冷え症」や「痰湿」が改善されたことで、体内の動きが活発となり、妊娠できる体になったのです。

そしてYさんには喜ぶ間もなく、「悪阻」の症状が出始めました。

今までおいしかった「婦宝当帰膠」が飲めなくなり、匂いを嗅ぐのも辛くなってしまいました。しかし補腎する何かを飲んだ方が良いですので、味も匂いもない丸剤の「参馬補腎丸」にお薬を変更しました。またあまりにも「悪阻」の症状が強い場合は、生薬の「黄ごん」を煎じて飲んでもらうことにしました。

悪阻があるのは赤ちゃんがちゃんと育っている証拠です。望み続けていた我が子が今、お腹に宿っているのです。自分の存在をアピールするかのように訪れる「悪阻」の症状。しっかりそのことを受け止めて、「育っているのね」と確認してあげてくださいね。

東洋医学では「35歳を過ぎると体は衰えていく」と書かれています。西洋医学からみても、35歳以上は高齢出産として扱われます。

しかし現代人の女性は、30歳過ぎた頃くらいから仕事が楽しくなり、仕事が落ち着き「子供を」と考える時期には35歳を過ぎてしまっているということは多々あります。

そんなとき、少しでもアンチエイジングが出来れば良いな、と思うことでしょう。実年齢はある程度の年齢でも中身さえ若ければ、問題はありません!

少しでも歳が進まないように、自分でできることを行っていきましょう。

まずは「早寝早起き」「規則正しい生活」「食べ過ぎない」「適度な運動」。

これらができていることがまずは最初の条件です。

次に「体を温めるため」にお風呂に入る工夫をしましょう!現代の女性は低体温の人が増えています。低体温であれば、血行が悪く、代謝も低く、老廃物の排出もしにくいものです。

そこで時間のあるときは半身浴を20~40分行うこと、

時間のないときは、熱めのシャワーを全身に浴びて、その後40度くらいのお湯に肩まで浸かって5分、湯船から出て体を5~10分冷まし、また湯船に肩まで浸かって5分、湯船から出て体を5~10分冷まし、また湯船に肩まで浸かって5分、そして最後に冷水シャワーを浴びる、

これで温まった体温を入浴後も持続させることができます。

また、入浴前にジンジャーティーや生姜湯を飲み、お風呂のお湯の中には何か入浴剤を入れてください。

もし時間的余裕があれば、生理痛や婦人病などに効くとされている大根の葉を干したものを煎じた液を入れると良いでしょう。作り方は、今旬の大根の葉っぱを1週間ほど干して、干した葉を鍋に入れて塩を加え煮汁が茶色くなるまで煮た煎じ液をお風呂に入れるのです。とても効果的です。

またお風呂の中で、足のマッサージを加えるのも良いでしょう。足裏マッサージでは、かかとの角質は、卵巣や子宮などの機能が弱っていることを現していると言うようです。東洋医学では、かかとの角質はいわゆる「血虚」の症状です。加えて「冷え性」であることも多いものです。その部分をやさしく軽石で擦ったり、親指でマッサージするのも良いです。

また足の内側の「脾経」を下から上に向けてやさしくマッサージするのも良いです。「むくみ」や「冷え症」「生理不順」などの改善に効果的です。

低体温を改善し、気血のめぐりをよくすれば、若々しさは戻ってきます。是非始めてみてください。

脳下垂体から放出される刺激ホルモンである「プロラクチン」、これが正常値の15ng/mlの倍以上になっていると、卵巣での排卵が抑えられてしまい、その結果生理が止まってしまいます。子供を産んでいないのに乳汁が出てくることもあります。

その原因は、不明であることが多いものですが、原因となることには「流産後」「人工中絶後」「子宮や卵巣の手術後」「脳下垂体の腫瘍」「ドグマチールによる胃潰瘍・精神科での治療」などがあげられます。

流産や中絶、手術などによるものであれば、卵巣に負担をかけたある期間は休めてあげることで回復することでしょう。しかし年齢的に35歳を過ぎてから行った結果であれば、回復期間に少し漢方薬の力を借りた方が良いかもしれません。

その場合に使用するものは「炒麦芽」「逍遥丸」を主とし、症状によっては「芍薬甘草湯」などを加えることで調整します。

3ヶ月ほどしても回復しない場合は、少し西洋薬の高プロラクチン血症治療薬を使うのが良いでしょう。排卵を復活させないことには妊娠することからどんどん遠ざかってしまうからです。

途中で1回、薬により生理を起こし、子宮内をきれいにお掃除することが大切です。

そしてまた漢方薬にて良い卵を作るようにしていくのが良いでしょう。そうしていくうちに、体が排卵することを思い出し、自力で良い卵を作って排卵できるようになっていきます。

そのようにして体が自分の力で自然に整っていけば、妊娠することは当たり前のことになるはずです。決して焦らず自分の力を信じて進んでください。

自力で取り戻した体は、妊娠中も産後もそして2人目も元気で居られるはずなのです。

女性のホルモンバランスと精神的なストレスは、とても複雑に影響しあっています。

もともと排卵痛とPMSがあった24歳Tさん。只今受験生。一度大学を卒業されましたが、やはり自分の進みたい道はこれじゃない、と改めて大学受験に挑んでいます。

昨年夏前より「婦宝当帰膠」を排卵前から月経が始まるまで飲むことで、排卵痛が全くなくなり、PMSもほとんど出ることがなくなりました。さらに冷房病になる夏も「婦宝当帰膠」でうまく乗り越えられ、快適に受験生活をしていました。

また秋頃から「板藍茶」を併用することで、毎年ひいていた風邪も引かなくなりました。

このまま順調に勉強ができ、楽々合格できるはず!・・・と思っていた矢先、今年になって、排卵痛にPMSが起き始めたのです。さらに月経時には「むくみ」まで出て、体調不良の日が続きました。ちょうどセンター試験の頃でした。

精神的に自分を追い込んだ結果の症状でした。受験生にはよくあることで、リラックスして力を発揮することができず、そのことがホルモンのバランスを崩し、時には「にきび」の症状が酷くなったり、TさんのようにPMSやむくみが酷くなることが多くあります。

ここまでTさんも酷い症状がでるとは思っていなかったために、通常のように「婦宝当帰膠」だけ定量で飲んでおられました。

この様な状態のときは、できれば「婦宝当帰膠」は多めに服用し、「逍遥丸」を加えたり、「柴胡加竜骨牡蛎湯」、「脳活精」などをお使い頂ければ良かったことでしょう。

今年の試験はまだ続きます。次はこの様な症状が起こらないように、調整していきましょう。

今は閉経間近の様々な症状を改善するために、漢方と鍼灸治療をされている53歳Nさん。

今は減少しつつあるエストロゲンのスピートを緩やかにするための治療を行っています。漢方は「婦宝当帰膠」「加味逍遙散」「香砂立君子錠」を症状に合わせて飲むことで、体のバランスとを整えています。

その結果、周期によって症状はマチマチですが、月経前に少しだるくなり横になることが多い、といった症状くらいに治まっています。以前は、月経1週間ほど前から胃のムカツキが始まり、月経直前から月経中はずっと寝込み、食べることも何もできない状態でした。

そのNさんには、1人の娘さんがおられます。

なかなか妊娠できない時に、自宅でお灸を続けていたと昔を思い出して話されました。どこに施灸したのか、昔のことで忘れてしまわれましたが、「三陰交」のツボは外せなかったようです。その結果、可愛い我が子を授かることができたのです。

「だからお灸の力はよく知っています」

と今でもホルモンバランスの調整に「三陰交」、胃が弱いことの改善に「足三里」を続けておられます。

毎日鍼灸治療に通うことはできませんので、Nさんのように自宅でお灸をすることで、鍼灸治療を長持ちさせるのが良いでしょう。Nさんは艾(もぐさ)を捻って施灸されていますが、もっと簡単なせんねん灸のようなものを使用しても良いです。

最近は若い女性の生理不順や体調不良が多くみられます。自宅でのお灸を流行らせたいものです。

今年の2月3日は24節気の1つ「立春」の前日の「節分」です。

人間と宇宙と自然のかかわりを重視する「天人感応」の思想は、東洋医学の核心です。中心に太陽があり、その周りに地球の軌道があり、その周りに10個の干支の方位、そしてまたその周りに24節気があり、さらにその外側に三陰三陽の軌道があり、これが地球の所在の方位を示していることになります。

今の時期に地球がどこの位置にあり、どんな季節だからこのような養生をして生活をしていれば、健康で長生きできる、という生き方を東洋医学に基づき生きていた人達は知っていました。

「立春」の今の時期は、「厥陰」から「太陽」に移り変わる時期ですので、春の準備をしないとなりません。今までの時期はあまり汗をかかず、ゆったり過ごしてきましたが、これからは少し体を動かし、陽の気を取り入れていくのが良いのです。

天の気とともに体内の気の流れも春に転化していく時期です。今までタイミング、AIH、IVFにて新しい命に巡り会おうと懸命に進んできたけど未だ会えていない皆様、これからが本番です!春の陽気とともに芽が吹き始めるこの時期からは、体内でも芽が吹き始め良い条件が揃う、絶好のチャンスです!

今日の節目のときから、再スタートです!

結婚15年目、41歳のYさん。

30代は「自然のままに・・・」と子供が授からないことをそれほど気にかけていませんでした。しかし40歳を過ぎてから、「1人くらいは子供が居てもいいのでは」と思い始め、婦人科に通い始めました。

そこでわかったことは、子宮筋腫とチョコレート嚢腫があることでした。またやや黄体ホルモン不足とFSHも高めであることから、婦人科からは黄体ホルモンを補充するセロフェン、プロラクチンを下げるためのテルグリドなどが処方されました。

即、婦人科からは人工授精をすすめられました。Yさんも言われるままに人工授精を行いましたが、思うような結果には繋がりませんでした。

その頃より、月経血が減少し始めたこともYさんにとっては気になるところでした。

このまま授からないうちに月経がなくなってしまうのでは・・・。という不安とともに、今できることを何でも試したい、という思いから、昨年12月に漢方の力を借りることを希望されたのです。

Yさんの体質は「冷え」「むくみ」などの症状があることから、めぐりが悪いことが伺えました。また高プロラクチン血症やFSHが高めのこと、子宮筋腫、チョコレート嚢腫のことも含めて、Yさんには「水快宝」「参馬補腎丸」「炒麦芽」「参茸補血丸」などを周期によって変えることで、それらの症状を改善するように計りました。

そして2周期目の1月末。誰もが驚く奇跡のようなことが起こったのです!

たった1周期の漢方薬を飲んだだけで、15年間授からなかったYさんのもとに小さな命の火が灯ったのです!!素晴らしい漢方の力です!もちろんそれに答えてくれたYさんの身体の力も素晴らしいものです!

Yさんの体に今初めて宿った灯火を決して消えることのないように、そっとそっと育てていきましょう。

これからは「衛益顆粒」「双料参茸丸」などの力を借りながら、丈夫で頭の良い子をこの世に無事に迎えることができるようにしていきます。

Yさんのご年齢を考えると、こんなに早い結果はなかなか得られるものではありません。しかしこのような驚きの瞬間は、それほど低い確率ではなく頻繁に、東洋医学の世界では起こることなのです。是非、東洋医学をお試しください。

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