高齢の親を持つ気持ちに…悩めるYさん

先日Yさん(44歳)が列車を乗り継いで何時間もかけて来られました。
これまでの治療してきた経過を伺ううちに「高齢の親を持つ子の気持ちはどうなのかと考えると、親になる側のエゴかなと考えることもあります」と悩みを話してくださいました。
今まで、このような心情を語った方がいなかっただけに大変感動しました。
このように考えられるYさんは、お母さんになっても親子の距離を埋める努力もされ、良い親子関係になることでしょう。

これまでも高齢の方が赤ちゃんが欲しいと御相談に来られています。
「我が子がほしい!」
その気持ちが大きく、仮にお子さんが授かったとしても産みの苦しみ、そして楽しいながらも心配な子育てがはじまり、その心配は終わることなくずーっと続きますね。

お子さんは母親や父親が年をとっているから…と、親を思う気持ちを人一倍意識してくるでしょう。
良いこともあるでしょう。
どうにもならない年齢差も考えなければならないこともあるでしょう。

親になるということは、子供の気持ちも汲むことも大事なことですね。
子供の気持ちに寄り添うことも…子供の気持ちを勝手に分かっているつもりでも、子供から言わせると「ちっともわかってくれない!!」と、そんな会話がどんどん出てくるのですね。

親子関係はなかなか難しいものです。

Yさんの御心配は良く分かります。
子の気持ちを読み取れる大人(親御)になりたいものですね。

本に書いていましたことを御紹介します。
「私の母親は今60歳です。
私はこの大きな世代の断絶が家族における親娘関係のより大きな誤解を生んでいる原因であると痛切に感じています。」
16歳の少女より。

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受精卵のお引っ越し!新天地で着床してね。

本年になって受精卵のお引っ越しを4例ほど伺いました。

そうなのです。
Aクリニックに凍結保存している受精卵をBクリニックに移動(引っ越し)、Bクリニックで移植することになるのです。

Sさんは凍結卵があったのですが、その医院が御都合で廃業するため、移植か破棄の選択を迫られました。
悩んだSさんから相談を受けました。
Sさんは「今の状況よりも体調をよくして凍結してある卵を迎えたい」「ホルモン補充は体に合わないと」そんな強い気持ちを持っていましたので、自然に近い体外受精をしている医療機関を紹介し、Aクリニックの先生とBクリニックの先生が懇意なことから「お引っ越し」が成立し、SさんはBクリニックで移植し見事に着床したのでした。
もうすぐ産まれてきます。

KさんはCクリニックに凍結卵があり移植を考えていたのですが、家に近いDクリニックで移植をしたい旨話され、希望がかないDクリニックに「お引っ越し」。
念願かないDクリニックで移植されました。
KさんはCクリニックで用意されたを専用の容器を自分で運んで「お引っ越し」したようです。
Kさんも無事妊娠され、女児を出産されました。

Nさんは、Eクリニックで凍結した胚盤胞のお宝をFクリニックに「お引っ越し」したのです。
グレードもよく、妊娠への期待は大とウキウキして、移植の時期を待っているところです。
なんと、お引っ越しは宅急便でされたようですよ。

凄いですね。
今は「胚のお引っ越し」もできるのですね。
目をぱちくりさせて見守っているところです。

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「iPS細胞から精子 出産」京大 マウスで成功

新聞のトップ記事に目を奪われました。
報道によりますと、
“オスのマウスの皮膚の細胞から作ったiPS細胞(人工多能性幹細胞)、ES細胞(胚性幹細胞)からそれぞれ万能細胞をつくり、胚体外胚葉、さらに始原生殖細胞をつくり、この細胞を先天的に精子を作れないマウスの精巣に入れたところ精子ができ、その精子を体外受精させてマウスが生まれた。
そのマウスは子や孫まで生まれた。”
というのです。

解りやすくいうなれば、
「オスの皮膚の細胞から精子をつくることができ、それで子どもができ、孫までできた。」
マウスの段階とはいえ驚きです。

マウスで精子ができたからと言ってそれをすぐ人に応用することは難くあり得ません。
倫理の面でも難しいです。
日本では生殖細胞作りは認めているようですが受精は禁じているのです。
実用化にはいくつもの安全性の厳しいチェックがあるのは当然ですね。

もし自分の皮膚から精子ができたなら…
無精子症のかた(Aさん、Bさん、Cさん)の悩みも救われるのに。
そんなことも考えながら記事を見ていました。

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「エコチル調査」の依頼を受けて

本日、京都大学医学部 健康情報学 研究員のKさんがご来店されました。
「エコチル調査」に協力してほしいとのこと。
趣旨によると、
「この50年間で科学や技術が急速に発達して私たちの暮らしは便利になりました。
これに伴って様々な化学物質も身の回りに増えました。
人間が作り出した物質が、私たちの健康や子供たちに影響をおよぼしているのか、どのような影響があるのか、などについてはまだ詳しく分かっていません。
子供たちが健やかに育ち次の世代の人たちが健康で豊かな生活を送るためにも、今から対策を考え、問題があれば改善していく必要があります。」

この調査は妊娠されたお母さん、そのお母さんから生まれてきたお子さんが成長していく13年間調査をすることになるようです。

京都市は左京区・北区、府下は木津川市の妊婦さんが対象に入っています。
母子手帳が発行される保健所で申し込めます。

また、最近問題になっている黄砂についても調査が始まっています。
「黄砂と子どもの健康調査」です。

このエコチル調査は環境省の国家プロジェクトとして大規模な疫学調査で、世界でも有数の大規模でかつ長期的なものになっています。

協力の医療機関としては、京都市では
京都大学医学部付属病院
京都第二赤十字病院
京都民医連中央病院
社会保険京都病院
日本バプテスト病院
足立病院
伊藤病院
川村産婦人科
森産婦人科医院

木津川市では、
公立山城病院

他にも長浜市の病院もあります。

当店も協力することになりました。
やはり、これからの子供たちの健康が心配です。

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望まれて生まれた子供は何パーセント?」

講座の続きです。

お話は東京有明医療大学の千葉喜久也准教授でした。
はじめに「赤ちゃんポスト」が映し出され、「これは良いことですか?悪いことですか?」と問われました。

「望まれて生まれてきた子供は何パーセント?」と問われましたが其の答え「36%」には愕然としました。
64%の子供が望まれない出生だったのです。衝撃的な数字で驚きでした。

毎日店頭で「赤ちゃんが欲しい」との相談で会話も希望をもって接していたため、私の心の中の答えは80%の赤ちゃんは望まれて生まれてきたと思っていました。しかし現実は「36%が望まれた出産であとは親から望まれて生まれてきた子供ではない」(1999年11月NHKの調査)。

親自身が子供を受け入れることができないことが虐待の要因にもなっているようですし、其の親の「親育ち」を支援しなければならないとも話されていました。

「赤ちゃんポスト」に置いておかれたY君。Y君始め「赤ちゃんポスト」で命を救われている子供がいる現実に心が痛みました。

児童相談所でお仕事をされてきた千葉先生のお話は迫力があり、我々に問われる言葉には大きな意味があり問題山積の社会構造、福祉行政の問題など知らない部分での問題提起に深く考えさせられました。

毎日、目の前に張り出された多くの赤ちゃんの写真を見ながら、当店に来られ赤ちゃんを授かった皆さんは大事に子育てしているだろうな~と思いながら、皆さんのところにきた赤ちゃんは幸せ!と思っています。

ママやパパからは「来てくれてありがとう!」と。きた赤ちゃんは「生んでくれてありがとう!」私にはそんな会話が浮かんできます。

皆さんに会えて、幸せ家族のお手伝いができ、私も「ありがとう」と「「赤ちゃんポスト」の映像を見ながら感謝していました。

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「世界の潮流:40歳超の不妊女性への対応をめぐって」荒木重雄先生の講演から Part2

<我が国における現況>
*日本産婦人科学会では提供卵や提供胚を用いたARTは認めていない
*卵の提供を否定する法律は存在しない
*提供卵を用いたARTを実施したとしても決して法律にそむくことではない。
 (生殖医療学会のガイドラインに沿うことではないが)
<以上を踏まえ荒木重雄先生の結語>
世界のスタンダードに沿っているのか。
倫理的な面の問題はないのか。
不妊カップルの自律的決定を尊重しているのか
現行の法律にそむいていないのか
多様な面から慎重に考慮して考えることが必要。
その上に立って提供卵の適応の多様性(高齢の女性、低卵巣反応、早発閉経、反復着床障害など)も考慮し、不妊に悩む高齢女性の提供卵を用いたARTを支援すべき。
と結語されています。
当店にも提供卵を求めてアメリカに行っている方もおります。
野田代議士も提供卵を求め渡米し高齢出産をされています。
高齢妊娠・出産を望む方が増加している中で、挙児を希望されている方に法的なことも含めて、支援が進んでいくことは私たちの望んでいることです。
たとえ高齢でも挙児を願う方には、精神的にも金銭的にも負担が軽く望みが叶えられる事を応援したいと思います。

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「世界の潮流:40歳超の不妊女性への対応をめぐって」荒木重雄先生の講演から Part1

先日不妊カウンセラー講座の研修会に参加しました。
いつも「生殖医療の新しい情報を得る」という目的を持っていきますが今回も新たな情報を得て元気をもらい帰ってきました。

荒木重雄先生のお話の中でお伝えしたいことを以下に紹介します

<ARTの簡単な情報と高齢についての情報>
1)2009年のデーターですがART(高度生殖医療)で治療を受けられた総治療周期数は161980周期で、そのうち胚移植周期数は105842周期、妊娠が成立(胎のう確認)は29156周期、生産分娩に至ったのは17644周期でARTを受けた方の1割しか出産していない。

2)年齢別にみたARTの治療成績からは20代では28%前後、30代後半からは顕著に低下しはじめ、40代では10%未満と厳しい数字になっています。

3)加齢に伴う流産率の変化では、20代から30代では10%を下回っていますが、40代前半では24%、後半36.6%と上昇しています。

4)また、先天異常の発生率もARTでは高くなってきています。

<世界では>

1)アメリカでは高齢の方への対応
アメリカでは提供卵・提供胚による妊娠を望む方に対しては疾病管理センター(CDC)が情報を提供している。
其の情報のいくつか紹介します。

*高年齢の女性において提供卵を用いることが多く、48歳を超える方には90%に提供卵が用いている。
*受精卵が着床する能力は卵を提供した女性の年齢に依存し、年齢の上昇とともに低下してくる。
*提供卵を用いての単胎分娩は未熟児、低出生体重児出産、障害児、新生児死亡などのリスクが少ない。

2)ヨーロッパでは
ヨーロッパ生殖医学会の報告では2/3の国で提供卵によるARTが容認されている。
其の中にはベルギー、チェコスロバキア、フィンランド、フランス、ポーランド、ロシア、スペイン、スウェーデンなどが
含まれている。

Part2に続く

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「体外受精の子発達追跡調査」始まる

「体外受精で生まれた子供と、そうした不妊治療を受けずに妊娠して生まれた子供の健康状態に違いがあるのだろうか?」
このような疑問は皆様がお持ちで、今まで多くの相談の中でお聞きしていました。

今回はこんな疑問の解明に厚労省研究班が追跡調査を始めた発表されました。
内容は「調査は25の大手不妊治療クリニックが加盟する民間組織で全国の体外受精の1/3を扱う日本生殖補助医療標準化機関(JISART)が協力し、体外受精で生まれた子とそうではないない子とで、3年間かけて計3000~6000ずつの登録を目指し、小学校入学までの6年間、身体的、精神的成長について継続的に調査。一部は15年間続ける。今月からアンケートがはじまり、出生時の体格や、歩行、物をつかむといった運動能力などの発達状況を調べる」ということです。

生殖医療が高度に進み、今や体外受精で出産される方がとても多くなりました。統計によりますと、体外受精で生まれる子供は国内では1年間で2万人ほどいられ、赤ちゃんの50人に1人の割合だそうです。

当店にも<周期調節法>で漢方薬を服用しながら、体外受精(IVF-ET)で授かった方が多くいられます。報告していただいたどの赤ちゃんも、元気ですくすく育っています。(漢方薬を飲んでいたから丈夫な赤ちゃんが生まれたと喜んでいるのですが…)
しかし、やはりわが子の発達の心配や健康への心配は尽きず、親としては当然のことかと思います。

今回の追跡調査が、これから体外受精を受けようとする皆様の不安や心配を少しでも払拭できれば良いですね。

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子宮頸癌ワクチンの情報

最近「子宮頸癌ワクチンを受けといたほうがよいのでしょうか?」と聞かれることがあります。

先日の新聞には京都で感染症予防に用いられるワクチンについて考える講演会があり、
女優の仁科明子さんが御自身の経験(子宮頸癌)から検診の早期受診を訴えられている様子、
また全額自己負担の「任意接種」になっているワクチンの現状から公費助成の創設を訴えをとの
記事が載っていました。

今話題になっている子宮頸癌ワクチンは、計3回(初回投与、一ヶ月後、三ヶ月後)の接種が必要で、
費用は、4~5万円の高額負担になるとのことです。

折しも先日研修会で御講演なされた荒木重雄先生のお話にも出てきました。

この子宮頸癌ワクチンはヒトパロピーマウィルスタイプ16と18に対するワクチンで、
接種により70%の頸癌が予防できるといわれています。
いまはアメリカを中心に広がりを見せ、わが国でも使用されています。
このワクチンは、既に、ウィルスに感染した女性には、効果はありません。
したがって接種対象者は、初交前の女児に当たる9~13才、時には26才までの女性です。

ヒトパロピーマウィルスは、本来毒性の強いものではなく、性交経験者の8割が感染し、
2年以内に抗体によって、消えていくと、報告されています。
通常、ウィルス感染から、十数年の潜伏期が必要です。

世界で現在市販されているワクチンは、タイプ6・タイプ11にタイプ16・タイプ18を含めた4価のワクチンと、
2価のワクチンがありますが日本では2価のワクチンのみ認可されています。
将来的には4価のワクチンがが望ましいようです。

不妊との関連ではワクチンを接種した女の子が将来不妊にあるというデータは報告されていないそうです。

しかしながら免疫抑制が強いワクチンで、調べてみますと副作用もかなりきつそうです。
接種にはDrと良く相談して納得の上接種する必要がありますね!

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52歳の挑戦 <気になるその後>

この秋52歳のFさんは3度目の胚移植(渡米は4回目)のためにアメリカに行きます。

48歳からはじめた不妊治療も4年経過し50歳の声を聞いてからはなかなか思うように卵が育たず、卵の提供を受けるため2009年アメリカに行きました。若い女性の卵と非配偶者の精子をもらい、いわば受精卵を移植するための渡米です。

Fさんは一生懸命生殖医療に向き合い、50歳になってからも胚盤胞の移植をしましたが、願が届きませんでした。渡米を決めてからは、きれいな子宮にしておこうと筋腫の手術も積極的にうけ準備をしてきました。

2009年9月1回目の胚盤胞移植をしました。10月に待望の妊娠陽性反応が出て、本人も、今までかかっていた不妊クリニックの先生も、治療に携わってきた先生も、私もみんな「よかったね!」と先ずは第一関門突破に安堵しました。

これからしっかり母体の健康管理を東西医療で行い、無事挙児を得ようとしていた矢先、6週で出血が始まり、心拍確認を前に完全流産となってしまいました。とても残念でした。

この妊娠~出血~流産の経過中、流産という喪失感に加えて心無い方々の誹謗中傷にずいぶん
傷つきました。
でも強い彼女は立ち上がり次のステップに向かって進みだしました。

Fさんの納得いくまでの挑戦がまだ続きます!

【折しも先日、野田聖子国会議員の卵提供での妊娠の報道が流れていました。
日本ではまだ法的には認可されていませんが、野田聖子さんの妊娠で法制度がどうなるのか
とても興味深いものがあります。
法制度がされたら、Fさんを受け入れる医療機関も治療がやりやすくなることでしょう】

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