不妊治療

先日、もうすぐ1歳になる「ちいちゃん」がお父さん、お母さんと一緒に、
来てくださいました。

可愛いワンピースをきて、「わたし女の子」と言わんばかりのかわいさ。
トコトコ歩きだし、お店の中を闊歩しています。
聞くところによるともう10か月から歩きだし、歯も8本生えています。
何でも発達が速く、検診に行ってもほかの子よりもすることが速く、
Drも看護士さんも驚くそうです。

ちいちゃんは、お父さんお母さんが11年間も待ちに待った赤ちゃんだったのですよ。
これまで望んでもできなかったので、あちらこちらの病院に行ったんですよ。
漢方薬も6年くらい頑張って飲んで、ちいちゃんの誕生を待っていたのですよ。

生まれてくるとわかったときは、みんながとても喜んでくれたのですよ。
みんな「おめでとう！！」と叫んだのですよ。

みんなの希望の星だったのですよ！

お父さんも、お母さんも、とてもうれしそう！お父さんは仕事も早く終えて帰り、
毎日ちいちゃんとお風呂にはいるのが日課なんですって。

今のうちですよ。一緒に入れるのは。

御母さんは毎夜ちいちゃんにおっぱいを飲ませるんだけど、最近は8本の歯でかまれて、
出血して、飛び上るほど痛かったそうですよ。

こんな夢のような生活を11年前は想像もしていなかったでしょう！
夢が実現してよかったね。嬉しい嬉しいちいちゃんの訪問でした。

おめでとうね！

投稿者：古村滋子

ご来店してくださっているMさん（42歳）
当店に来られて1年になります。
ご結婚されて10年。赤ちゃんが希望ですが、なかなか授かりません。
専門のクリニックにも行って、一通りの諸検査もしました。
６大不妊検査と言われる
１）子宮の形と卵管の通過性を調べる子宮卵管造影
２）排卵日間際の頸管粘液検査
３）排卵日に近づいたころに性交して精子の数を調べるヒューナーテスト
４）卵胞の発育状況、子宮や卵巣の状態を調べる超音波検査（エコー）
５）基礎体温の測定
６）精液検査
がありますがこれも異常なし。
最近ではこの６大検査も行われずに、すぐ体外受精を勧められるケースが増えてきました。

Mさんは検査には異常が見られません。

基礎体温表(BBT)を見せてもらいますと、低温期、高温期の差がはっきりせず、
乱高低が続いています。
まずは基礎体温表(BBT)をきれいな２相性にしましょうとお話しました。
それから３か月後、なんときれいな２相性の基礎体温表(BBT)ができました。
「あら、いい感じの高温期ですね。」１６日間も高温が続いています。
「ひょっとして…高温期が続くような気配ですね！」

乱れていた基礎体温表(BBT)もきれいになり、理想的なグラフに整いました。
あと３日高温期が続ければ着床でしょう！
Mさん「朗報は寝て待て！」しっかり寝て、待ちましょう！！
楽しみですね。
私も楽しみです。

投稿者：古村滋子

嬉しいお声が電話から聞こえてきました。
「胚盤胞ができ、凍結できました」Nさん（44歳）からでした。
「いままでなかなかできず、今周期も諦めていた矢先、採卵しましょうとDrに言われ、
あまり気乗りしなかったのですが、採卵してみました」
「今日、連絡して聞いたら、胚盤胞で凍結できたといわれ、嬉しくて嬉しくて」と
報告してくれました。
Nさんはこれまで、いくつかのクリニックに通い、いろいろな治療を勧めてきました。
しかし、思うようにすすまず、だんだん卵胞も見えなくなり、不安が募ってきました。
何か体に良いことをしようと、「漢方薬を服用したいのです」とご相談に来てくれました。

年令的にも体のエネルギーが落ちてきますので、若い時のストック卵も少なくなってきます。
若い時は元気な卵が毎月毎月成長して排卵してくれますが、40歳を超えると、もち卵が激変してきますし、
力が弱まってきます。

漢方薬で腎精（卵や精子の基）を強めていくことが求められます。
Nさんにも腎精を補充するお薬や、子宮や卵巣をきれいにするお薬をだして、
服用してもらいました。

それが効いたのでしょう！
待望の胚盤胞獲得ができたのです。

まだ、元気な卵胞がありそうです。もう少しの期間、卵胞発育から採卵に向けて、
漢方薬を服用して卵が育つ環境つくりをしていきたいと思います。
Nさん頑張りましょう！

投稿者：古村滋子

Mさんからお電話が入りました。
「高温期に育ってきた卵胞を採卵しましたが、それが胚盤胞になり、凍結できました」
と嬉しくてお知らせくださいました。
当店にきて1年。
あちらこちらの医療機関を回り、今は神戸のクリニックで自然周期の採卵、体に優しいIVFを
しているところに通院しています。
これまでの過剰刺激の影響かAMHも低く、FSHも高い値になっています。
なかなか良い卵に成長せず、採卵できてもこの1年胚盤胞にならず、落胆していました。
今回も卵の成長が遅く、もうリセットしようかと話していたところ、卵胞が見え始め、
高温期の採卵に進んだのでした。

高温期の採卵は珍しく、神戸のクリニックの専門性を発揮した独自のやり方なのですね。
この高温期に採卵されて、妊娠~出産したかたは当店では3名おられます。
珍しいやり方です。他の院所の先生も時々同じことをされていますが、成功率は皆無に近いです。

漢方薬も補腎剤を中心に服用していただき、質の良い卵が生育できるようサポートしています。
これで、胚移植ができ、着床し、出産できれば素晴らしいと思います。
なかなか卵が取れない方にとっては、大事な卵。
一個でも無駄にはできない卵ですので、可能性があるなら、試すことも大事ですね。

これからの移植に期待して、一緒に喜びたいと思っています。

Mさん良かったね。

投稿者：古村滋子

気になっていたMさんからハガキが届きました。
当店に来られなくなって1年経ちました。
どうしていただろうと気がせく中、目だけが先追いしていきます。
「アッ、出産している」嬉しい驚きでした。
「良かった。うわ～自然妊娠だ！」またまた嬉しさがこみあげてきます。

Mさんが当店に来られたのは2015年の今頃の季節でした。
お悩みは「体質を改善して着床しやすい身体にしていきたい」との事でした。
お聞きすると結婚されてから、赤ちゃんが授かりたいと願い、
病院に行き始めて8年経過しているといいます。
A病院に通院。すでに6年間治療を続けていますが、化学流産が1回のみで、
後は着床できていないということでした。
最近は卵の成長ができず、かろうじて採卵できても胚盤胞に届かず、
また、子宮内膜も菲薄化してきていると悩みを話されました。
いままで採卵⇒移植を繰り返して6年。
すこし、漢方薬を飲みながら、ARTの治療をお休みして、違った見方をしてみてはとアドバイスをしましたら、そのようにされました。漢方薬の方もお休みになりました。
空白の期間を経て、今日出産のご報告をいただきました。
いや、よかったです！

Mさんご出産おめでとうございます！

ハガキには
「たくさんのお薬を服用、治療費も使って大丈夫なのか！
すべての治療をスパッとやめてみました。
出費、不安のストレスから解放されてしばらくの後に自然妊娠しました。」
と書かれていました。
そうなのですね。
ストレスが最大の敵だったのですね。

何はともあれ、妊娠～出産、すべてうまくいってよかったです。
Mさんのお答えから、いろいろ学ばせていただきました。
ありがたいと思っています。

これを教訓にして、皆様の念願成就に努めていきたいと思っています。
Mさんおめでとうございました。

投稿者：古村滋子

電話の声が弾みます。
「E２が230、卵胞が20㎜、明日採卵です！」
52歳になったKさんからです。
「いま、2個凍結していますので、今回凍結できたら3個になります」
「よかったね！素晴らしい」

Kさんはこれからパートナーを見つけます。
パートナーとの間に赤ちゃんが欲しいと願っています。
漢方薬を服用しだしたのは49歳の時。お仕事でなかなか結婚に踏み切れず、
やっと、自分のことを振り返ることができたとき、
やはり自分の子供は欲しいと考えるようになったようです。

「子供が欲しければ早くパートナーを見つけてください」とお願いする一方で、
卵巣機能を保たなくては、願いがかなわないと思い、卵巣若返りを漢方薬で始めました。

乱れていた基礎体温表（BBT）もだいぶ整い。2相性にもなり排卵の様子もみられるようになりました。
パートナーが決まらなければ時間ばかりがたってしまい、せっかくの若い卵を失ってしまいます。
そこで卵の採卵を貯蓄保存を勧めました。いわゆる卵子凍結です。

ご理解いただけた先生のもとで、先日採卵しました。
ホルモンバランスが整った良い卵が取れ凍結できました。

今回も次も採卵していきます。
やがて、結婚して、赤ちゃんを産みたいと望んでいます。

凄いですね。52歳で卵ができてくるのですから、見事です。
Kさんの希望が叶いますよう、ずっと見守っていきたいと思います。

投稿者：古村滋子

今年も高齢で挙児希望のかたが多く来られています。

過去3年間の実績を見られても40歳以上で、当店に来られたかたは250名を超えています。
その中で妊娠された方は130名おられます。
自然で妊娠された方は44歳までは非常に多くいられます。
45歳になりますと、やはりARTの力を借る方が多くなります。

皆様が一番希望されているのが「卵の質をよくしたい」ということです。

なかなか良い卵ができず悩んでいたY（44歳）。
お聞きするとたくさんの誘発剤を使い、出来た卵を受精させ培養していくのですが、
なかなか受精から分割ができない。
次はFSHがグングン上がってきて、赤信号をともしてきます。
でもまだこれでもかと誘発剤をどんどん使い、とうとう卵が見えなくなってきました。

「卵は作るものではなく育つもの」

何年か前にカウンセリング養成講座で聞いた言葉です。
とっても意義深く私もよく引用させてもらっています。
卵が育つ環境つくり。
Yさん卵が育つ環境を一緒に整えていきましょうね。

きっとまだまだ出てきますよ。良い卵が。

投稿者：古村滋子

Aさんから突然の癌宣告！
衝撃が走ったその日から1か月。
あれよあれよと準備が進み、心の整理がついて臨んだ手術。
初めてのことゆえ、不安と、恐ろしさが入り混じったことでしょう！

ただひたすら、手術の成功と無事を祈っていました。

手術前には、通っていたCLの先生から、励ましの言葉をいただいたり、
手術をされる病院のお知り合いのDrにご連絡されたり、
皆さんにまされ、親身に祈ってくれたおかげで、大変な手術も無事終え、
先日退院されたと報告を受けました。

良かったです。

これまでは夫婦共働きで忙しくしていた日々。
会社の上級試験にも受かり、これからは出張の機会も増えると予想され、
ばりばり仕事に取り組もうとしていた矢先の癌宣告でした。

今はリハビリの中、今までできなかったことを娘のためにしてあげられることに、
喜びを見出しています。

これからは漢方薬や健康食品を服用して、再発防止、免疫力アップに、
取り組んでいただこうと思っています。

Aさん子供のためにも頑張りましょうね！

投稿者：古村滋子

先日Ｈ（55歳）さんが6年ぶりにご来店されました。
懐かしい懐かしいお顔です。

赤ちゃんがほしいと望まれて、有名な不妊症専門ＣＬで治療を受けました。
漢方薬のご相談に来られたのが2005年頃。いまから12年ほど前になります。
当時は過剰刺激が主流でしたので、バンバン注射をして、一度に10個、20個と数多くの卵胞を
作って採卵をしていました。卵巣が腫れ、腹水が溜まる「卵巣過剰刺激症候群」（OHSS）も多くの方が発症していました。
その当時は仕方がなかったのですね。
（今はその反省を含めて、低刺激療法が主流になり、より自然に近い誘発が行われていますが）

Hさんはまさしくこの過剰刺激をうけ、卵巣が腫れるという辛さを味わってきました。
Hさんは検査の結果、IVFしか方法はないと言われ、ずいぶん時間とお金を費やしました。
あるとき、「少し治療をお休みします」といわれ2か月ほど休まれ漢方薬だけで過ごされたのでした。
それが良かったのか、奇跡がおき、「自然妊娠」されたのでした。
しかし、それも悲運。流産してしまい辛い日々を送られ、ついにはご主人との2人の人生を選択されたのでした。
漢方薬もやめて6年。
今55歳になって、更年期にはいりました。つらい症状が出始め、そうだ「漢方薬があった！」
と思いだされての再会でした。

今は、ご主人と農業をされ、ワンちゃんを我が子のようにかわいがり、それぞれの親を介護しているとの事。

「子供がいたら、別な人生もあったと思う」懐かしい会話の中に、重い言葉が残り、
「そうなんだ」としっかり心の中で、受け止めました。

投稿者：古村滋子

Kさん（40歳）からお電話。元気なKさん。
まだ独身の頃から、月経不順でご相談に来られていたので、「〇〇ちゃん」と親しくよんでいました。

そのYちゃん。結婚前から漢方薬を飲んでいたおかげで、月経不順も治り、結婚してすぐに、
妊娠、そして第一子を出産と順調にいきました。

今度は2人目と思った矢先、子宮頸がんが判明。手術をするかどうか悩みましたが、
Drが妊娠の許可を下してくれたので、早く妊娠を望んできてくれました。

また漢方薬を服用して3か月目に「月経が来ないんだけど」と電話。
検査薬ではくっきり陽性反応が出ているとの事、新しい命の芽生えです。良かったです。

これからは子宮頸がんの経過を見ながら赤ちゃんを守っていくことになりそうです。
漢方薬はシベリア霊芝のキノコ類、補腎健脾しながら、安胎していこうと思っています。

いやはや、おめでとうございます。Yちゃん！

投稿者：古村滋子