抗精子抗体( 強陽性 )と漢方
30歳のSさん。
ご結婚されたのが27歳。
もともと月経不順でしたが、これまで婦人科にいってお薬をもらうことはなかったようです。
ご結婚されて丸3年。
なかなか妊娠されないので、病院に行ってみました。
一通りの検査をされました。Sさんの方には特別気になる項目は見当たりません。
しかし、気になったのがヒューナテスト、結果は不良でした。
抗精子抗体を調べることに。
SIVの数値を調べました。
1.4以下…陰性
1.41~1.99…判定保留
2.00~20.00…陽性
20.01以上…強陽性
なんとSさんは53%もあり、強陽性でした。
この治療は体外受精しかないといわれ、則、対外受精を決心しました。
3回採卵~胚移植をしましたが一度も妊娠されません。
3回採卵した結果、卵の成長がだんだん悪くなり、3回目は卵も取れなくなり、
Sさんはへとへとに傷つき、しばらく病院の治療を休んで、身体つくりからしようと、
漢方薬のご相談に来られたのでした。
漢方薬はその方の体質に合わせてお薬を決めていくのですが、
Sさんは基礎体温表(BBT)がとても高いのです。
これでは卵の成長に良くないと判断。
すこし、体温を下げるよう、漢方薬を工夫しました。
そしてホルモン補充もお休みして4か月目、
「自然妊娠できました!」うれしいご報告。
IVFでしか妊娠できないと思っていたSさん。
思いもよらない自然妊娠で、ご本人も嬉しい悲鳴。
私たちも嬉しいです。
いま、妊娠7か月。しっかり育ってくれています。
元気な赤ちゃんとご来店をお待ちしています。
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