PCOS~体外受精、高齢の壁を乗り越えて自然妊娠・そして出産!

「こんにちは!連れて来ました。」とご来店のSさん。一緒に入ってこられたお母様と抱かれているR君。店がパァーッと明るくなりました。「わぁ、待ってました」とR君と初対面です。もう3ヶ月に成長しりりしいお顔を見せてくれます。Sさんが赤ちゃんを抱く姿は私も正直信じられない光景です。

Sさんとご主人が始めて店頭にこられた時は、病院を2箇所も受診し、右卵管閉塞、PCOSでIVFまで経験していました。骨盤内腹膜炎の既往症もあります。難病の皮膚疾患も抱えています。そして37歳と比較的高齢といくつものハンディがあります。
基礎体温表(BBT)はPCOS独特の長~い低温期が続いています。ご主人も奥様も出来れば自然を望まれ、何とか体調を整えたいとのご相談でした。
漢方薬でPCOSの対応をしようと、南京中医薬大学の夏桂成教授の研修を思い出し、Sさんの処方を考え、煎じ薬と丸剤を周期にあわせて服用してもらいました。3ヶ月後には基礎体温も排卵が認められ、2相性が出来てきました。そして服用から9ヶ月目に見事妊娠されました。ご本人も、ご家族もみんなビックリ!私も「やったー」とガッツポーズでした。骨盤内腹膜炎では癒着も起こり得ると考えていましたので、自然妊娠は無理かな?と内心思っていたのに妊娠です。感動しました。本人も高齢の妊娠を懸念されていましたし、周りが「障害」の事を気にされ、仕方なく羊水検査までされ安堵しながらも、不安と期待のなかで漢方薬を信じて服用しながら10ヶ月を過ごされました。

そして待望のあかちゃんは3600gの元気な男児でした。

お肌ツルツル、しっかり顔を挙げ首も据わっています。にこっと笑顔で応えてくれます。
本当に幸せそうなSさんとお祖母ちゃま。おばあちゃまにとっては初孫。S君の存在は周りを幸せにしてくれる天使です。
本当に良かったです。
Sさんおめでとうございます。ご主人よかったね!

スタッフみんなで幸せを頂きました!

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不妊症・婦人科疾患には経験豊富な女性国際中医専門員がサポート。
毎年100名以上の方が妊娠、出産されています!
オンラインショップ・ブログ・コラム等コンテンツ盛りだくさんのHPは
漢方の健伸堂薬局・漢方の市兵衛薬局
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妊婦の精神不安と漢方

妊娠中のSさん34歳。精神が不安定になって一日中イライラしたり鬱々悶々としていると相談を受けました。結婚して5年でやっと念願かなっての自然妊娠。ご夫妻で飛び上がって喜んだのですが、激しい悪阻がやってきて、水しか受け付けず。病院で点滴まで受けることになってしまいました。田舎からお母さんを呼んで日常生活を助けてもらうはめになってしまいました。それでも何とか辛い思いをして4ヶ月を乗りきった頃から、気分はスッキリしないし、思うように身体は動かないし熱っぽくなるし、夜はすぐ目を覚ましてしまう…なんともやりきれない状態が続き、「私鬱かしら?」と思い始めたといいます。いま妊娠5ヶ月に入りました。あと数ヶ月で待望の赤ちゃんを抱けるのですが、想像するとこれからの生活がしんどく感じるというのです。悲しくなったり、ないたり、イライラしてご主人に当たったりしての生活が、不安に感じ、漢方薬の安定剤が欲しいとの相談でした。
妊娠中の精神不安…漢方では「子煩」といいます。妊娠中はお腹が大きくなって、それを腎陰が充足させなければならないのがもともと陰虚の体質であれば充足が出来ず、身体に余分な熱が生じ心や胸を乱すことになるのです。また、もともと鬱傾向の方は精神的に不安定ですので、妊娠に伴って気が上昇して、やはり熱を生じやすくなり、心神を乱すことになるのです。
服用していただくお薬は心煩の熱をとるものが主になり、心神の安定を図っていきます。妊娠中には西洋薬が使いにくいので、身体にやさしい漢方薬が重宝されます。

Sさんには温胆湯、加味逍遥散、甘麦大棗湯を少量ずつ服用することお勧めし、ずいぶん落ち着かれています。無事出産されるまで、その後の産後の養生もホローしていきたいと思っています。

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不妊症・婦人科疾患には経験豊富な女性国際中医専門員がサポート。
毎年100名以上の方が妊娠、出産されています!
オンラインショップ・ブログ・コラム等コンテンツ盛りだくさんのHPは
漢方の健伸堂薬局・漢方の市兵衛薬局
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POF(卵巣早衰)と言われたのに「卵胞が出来た」

本日北陸の方からご来店くださるFさんから、「雪のため列車が立ち往生して予約の時間までには行かれません」と連絡が入りました。この1週間は東北、北陸の日本海側は大雪のため日常生活に支障が出ているほど、記録的な積雪を毎日TVでみていましたが、身近なことで改めて大変さを認識しました。
Fさんは「POF(卵巣早衰)」と診断され、自然でも、お薬でも、あかちゃんを授かるのは至難の業と言われて、大変悩まれての相談でした。治療には長い期間の服用を覚悟してもらい、漢方薬での身体つくりをスタートさせました。「とにかく根気よく続けましょう!」と。
およそ2ヶ月服用して月経が来ました。基礎体温表(BBT)には排卵の体温変化が見えます(素晴らしいです)。次の周期、卵胞期に受診してみると「卵胞が出来ているよ」とのDrの言葉にわが耳を疑うほどでした。排卵間際には「タイミングを取ってください」と言われ、心の高ぶりは大変なものでした。「妊娠は諦めたほうが良い」とまでいわれたのに、今、妊娠への道が開かれたのです。その嬉しさ、感動を是非伝えたいので列車にのり宇治までこられようとしたのです。しかし雪に阻まれ来店は諦めましたが、Fさんの熱い思いは充分伝わってきました。卵が育つ身体になってきたのです。この状態を維持しながら、コウノトリが舞い降りてくる機会を掴んでいきましょう!POFでも、きっとあかちゃんが授かりますよ!諦めないで取り組んでいきましょう!

FSHが高いのに妊娠・出産の奇跡!

39歳のKさんはFSHが高くて月経が来ないと相談に来られました。お聞きすると30代中頃に子宮内膜症の手術を受け、その後低用量ピルを服用していたそうです。お医者様より早く結婚して子供を産まないと再発しますよ!と言われていましたが、なかなか伴侶が決まらず、つい1年前に結婚され、早く自然妊娠をと希望していましたがなかなか授からず、思い切って不妊クリニックを受診しました。血液検査でFSHの値が97もあり、「更年期ですよ」と言われ、ご夫妻でショックをうけられ、漢方薬で何とかFSHを下げて妊娠したいと来店されました。基礎体温表(BBT)はもちろん高温で一相性。漢方用語では「陰虚火旺」の状態です。病院からはプレマリンが投与されています。

FSHが高いことは卵巣に対しての刺激が強く、卵巣がうまくその刺激に応えられなくなって「瀕死の卵巣」になっていることです。卵巣早衰(POF)にもなります。何とか卵巣の働きを助けてあげなければなりません。

漢方では「陰血を補う治療」が主になります。
Kさんに治療期間が長くなることを了解してもらい、漢方薬だけでは不十分なので西洋薬も併用してもらうこともお勧めしました。いわば東洋、西洋医学の合作です。プレマリンと漢方薬薬を併用して97→74まで下がりましたが、一度月経を起こしましょうとルトラールを服用し月経を起こしました。FSHは60くらいに下がり、やはりプレマリンと漢方薬で卵巣の働きを復活させていきました。しかし、なかなか卵巣はご機嫌を取り直してくれません。また、ルトラールを服用して月経を起こし、次周期にかけました。
この時点でFSHは56。「漢方薬のみでしばらくやってみたい」との本人の希望で漢方薬のみにしました。それから2ヵ月後Kさんは「先生妊娠したんです!」と嬉しそうに報告してくれました。
Kさんも主治医も私も驚きました。なんとFSHが下がってE2が上昇し卵が育って、しかも妊娠に至ったのです。まったく奇跡です。
それからKさんは「漢方薬で授かった命ですからずっと服用します」と妊娠期間中も漢方薬を服用し、38週で無事元気な女児を出産されました。素晴らしいです!
とても丈夫な子で、お肌ツルツルです。これで賢い子に育ったら申し分ないですね。

甲状腺機能低下症を克服しての妊娠~出産

41歳のKさん、当店に来られたのは2年前の39歳の時でした。いろいろな病名を挙げられ(頚椎ヘルニア、甲状腺機能低下症、膠原病、胃・腸ポリープなどなど)精神的にも大分疲れていられるようでした。次から次にと押し寄せる病名に自分でも大変さがわかってきて、年齢的にも高いことから妊娠が難しいことも自覚されて、「出来れば赤ちゃんを授かりたい!」と控えめにお話をされました。
基礎体温表(BBT)は高温・低温がはっきりせず、排卵時期がよくわかりません。高温低温が入り乱れていて、表からは精神的にも不安定さが読み取れます。
漢方薬で周期調節法をして行くうちに基礎体温表(BBT)も安定してきましたが、甲状腺が気になりA病院を紹介しました。そこで何回かAIHをしIVFにステップアップしてやっと念願のあかちゃんが授かり大喜びしました。それもつかの間、子宮外妊娠で処置をせざるを得なくなりました。3ヶ月間は身体を休ませましょうとお話し、いわば「妊娠のための休息期間」を設け基本的な漢方薬だけを継続してもらいました。辛い思いの外妊から4ヵ月後、何と自然妊娠が判明。病院の先生に「おめでとう」と言われ涙が止まらなかったようでした。それから安胎薬として漢方薬を飲み続け、12月には無事男児を出産されました。可愛いS君です。
嬉しいお便りとともにニューフェイスのS君の写真も!

「育児や家庭の仕事に、毎日目の回るような忙しさで、睡眠時間もあまり取れないのですが、たまに見せてくれる天使の笑顔に全ての苦労が報われる思いです」Kママさんからのおたよりです。
KさんをママにしたS君。S君のおかげで周りが幸せになりました。その幸せを皆様におすそ分けします。

中西医結合の情報交換会(症例検討会)その2

症例検討会では、不妊治療が長期に渡り、なかなか授からないOさんの例、長い不妊治療歴でも、なかなか卵胞が育ってきません。なんとか質の良い卵が出来てくれたらと、漢方薬を出すたびに願うのですが。
今年は一度でも採卵が出来る卵を育てたいと「卵胞の発育」の問題を話合いました。

また、黄体ホルモンが少ないHさん。胃腸機能が弱いのが問題です。
何とか胃腸を丈夫にし「ETを成功させないと」と。これは体質改善の範疇で漢方薬の出番です。胃腸機能を高め黄体ホルモン分泌を高めなくては高温が維持できないのです。Hさんのお手紙には「温かくなる4月には胚移植(ET)したいと思います」と書かれています。N先生は「Hさんの胚はとてもよいですよ!」と言われます。Hさんの想いが叶うよう漢方薬でET前の周期調整をして何とか成功に導けたらと意も新たにしました。

また「着床」に関する質問もたくさん出され、「着床の窓」時の子宮内膜の神秘的な状況も話し合われました。動物レベルでの実験はいろいろできても、人間での実験の難しさがあり、研究自体がそれ以上踏み込めないところまできているようです。「生命の神秘」はどこまで解明が進むのでしょうか。

いろいろなことを考えさせられる検討会ですが、私たちに出来ることから精一杯取り組んで、妊娠しやすい体質をつくり、一人でも多くの方々にコウノトリが舞い降りるようこれからも中西医結合で頑張ろうと意を決しました。

中西医結合の情報交換会(症例検討会)その1

新年早々今年も中西医結合で妊娠率を高める手助けをしたいとの思いで、「症例検討会」を行いました。
今回で4回目になります。A病院・不妊クリニックで第一線で活躍していられるN先生にお願いしての検討会です。3時間に及ぶ長い時間でしたが、用意した症例が時間切れで残ってしまうほど、内容が豊富で、充実したたくさんの知識を頂きました。
今回の症例では、Bクリニックで4年間不妊治療をされ、その間にIVFに6回挑戦されたTさん(40歳)の例です。結果が出ず、「何とか体調を整えたい」と当店に来られ、半年間、漢方薬で周期調節をしました。その後A病院のN先生にお願いし、漢方薬とARTで無事妊娠しまもなく出産される症例を検討しました。6回したIVF-ETがなぜ成功しなかったのか?基礎体温表(BBT)はどうなっているか?妊娠しにくい体質はどこが問題か?成功した要因はなんだろうか?漢方薬の効果は?など、中医学の立場からは中医師のR先生、西洋医学の立場からはN先生が問題点を出し合い、成功に導いた要因を話し合いました。
漢方薬で体調を整え、胚盤胞にまで育った胚を、ウォーターベットの子宮内膜(いつも薄い子宮内膜でした)に戻しやっと着床、順調に育ってくれました。中西医のコラボが成功し本当に良かったです。
あかちゃん誕生を待ち焦がれているTさんの笑顔が浮かびます。

前回も同じように、中西医コラボで妊娠に成功した症例をみんなで喜び合いましたが、このような症例検討を通して成功例が増えてくることが、私達の願いなのでこのような機会がもてることに幸せを感じ、参加してくださっている両先生にいつも感謝の念を抱いています。

本当に素晴らしい検討会に感謝です。

出産報告、嬉しい病院からの便り

今日、日頃お世話になっているA病院からうれしい便りが2通届きました。
なんとAさん(35歳)とNさん(41歳)の出産の連絡でした。

Aさんも、Nさんも当店にこられ漢方薬を服用され、ガタガタだった基礎体温表(BBT)も次第に綺麗な2相性になりソロソロ懐妊されても良い状況下と思い、A病院を紹介し後押しをしていただきました。AさんNさんも自然妊娠されたのです。その後Nさんは流産されて悲報にくれていましたが、再挑戦されやっとわが子を胸に抱くことが出来たのです。本当に良かったです。
病院からの出産報告をいただくととても嬉しいです。A病院は紹介すると必ずお返事を頂き、その後の経過、出産の報告と決め細やかに対応され、私達もその温かみの有る対応にとても感激するのです。「この病院を紹介してよかった!」と。

これまでたくさんの医療機関とお付き合いしてきました。Dr.は本当に忙しくされていてれて、漢方薬局の紹介にいちいち応えられないのが現状かと思いますが、それでも何人かのDr.はご丁寧に返信を書いてくださります。そんな折に触れると、A病院や何人かのDr.をお手本にして私たちも心の通った対応をしていこうと意を堅くするのです。
AさんNさんおめでとうございます。温かくなった頃には、赤ちゃんを抱いて「ひよこママの会」に来てくださいね。

知らせてくださったA病院の先生ありがとうございました。

1月の薬膳教室

本日は、漢方サロンにて中医師劉伶先生をお迎えしての相談会でした。相談会の前に、毎回好評の薬膳料理教室を開きました。
本日のメニューは、本場中国の水餃子です。
中国ではおなじみのレシピですが、日本でこの味には出会えませんよ!
ニラがたっぷり入って、血流サラサラ・体ポカポカの水餃子です。
もちろん皮も手作りです。モチモチ・プリプリの手作り水餃子をぜひお試しください。

★材料★
●皮
薄力粉・水
●具
豚肩ローススライス・豚バラスライス・ニラ・生姜・醤油・塩・酒・水・サラダ油

①まずは皮から作ります。薄力粉に水を加える。少しずつ加え、鼻の頭程度の固さになるようにします。分量は、薄力粉500gにつき水1リットル程度。粉っぽさがなくなるまでこねる。できたら濡れ布巾をかぶせてねかせる。1時間~半日。長くねかせるとモチモチの皮になります。

②次は具を作ります。スライス肉を細かく刻み、ミンチ状にします。同じくニラもみじん切りにします。分量は肉100gに対しニラ1束程度です。生姜1かけもみじん切りにします。この時肉とニラはまだ混ぜ合わせないようにします。

③肉に水を入れ、練ります。100ml程度加え、様子を見ながら更に水を加えます。今回は肉700gに対し水200ml以上入れました。水を入れ、肉を練っていくと肉がふっくらしてきます。練るときは箸を使い必ず一方方向に練ります。

④練りあがった肉に、醤油少々・酒大さじ2程度・鶏がらスープの素小さじ3~5程度・塩小さじ2~4程度入れます。塩はかなりの分量入れます。

⑤最後にニラと生姜を入れ、ニラの上からサラダ油大さじ2~3をかけてから混ぜ合わせます。※これは野菜から水分が出ないように・香りを閉じ込めるためです。

★お好みで、オイスターソースや干しエビ(戻し汁も)入れると更においしくなります。
★中国ではニンニクは入れないそうです。ニラの代わりに白菜でも。その時は白菜は塩もみせず、軽く茹でてから絞って使います。

⑥皮をのばします。台に打ち粉をし、生地を何等分かにしてから棒状にのばしそれを小さくちぎります。麺棒を使って薄くのばします。

⑦のばした生地に具をのせ包みます。

劉伶先生の手際の良さにお客様をはじめスタッフもビックリ。生地をのばしたり具を包んだりする手さばきはまるで職人のよう・・・・さすが劉伶先生!

⑧沸騰した湯に餃子を入れ茹でます。その時鍋肌に沿ってお玉を回しお鍋の中で渦を作るようにして茹でます。茹であがりの目安は、餃子の皮と具が離れて皮が膨らんだら出来上がりです。
 

★味がしっかりついているのでそのままでも十分ですが、お好みで酢醤油・ポン酢・ラー油等でどうぞ。
★ニンニクが入っていない分サッパリしていていくらでも食べられそうです。

皮モチモチ・プリプリでとっても美味しかったです。「絶対家でも作る!」とみなさまにも大好評でたくさんおかわりされていました♪

薬膳料理教室 漢方相談会1月

日は、漢方サロンにて中医師劉伶先生をお迎えしての相談会でした。相談会の前に、毎回好評の薬膳料理教室を開きました。
本日のメニューは、本場中国の水餃子です。
中国ではおなじみのレシピですが、日本でこの味には出会えませんよ!
ニラがたっぷり入って、血流サラサラ・体ポカポカの水餃子です。
もちろん皮も手作りです。モチモチ・プリプリの手作り水餃子をぜひお試しください。

★材料★
●皮
薄力粉・水
●具
豚肩ローススライス・豚バラスライス・ニラ・生姜・醤油・塩・酒・水・サラダ油

①まずは皮から作ります。薄力粉に水を加える。少しずつ加え、鼻の頭程度の固さになるようにします。分量は、薄力粉500gにつき水1リットル程度。粉っぽさがなくなるまでこねる。できたら濡れ布巾をかぶせてねかせる。1時間~半日。長くねかせるとモチモチの皮になります。

②次は具を作ります。スライス肉を細かく刻み、ミンチ状にします。同じくニラもみじん切りにします。分量は肉100gに対しニラ1束程度です。生姜1かけもみじん切りにします。この時肉とニラはまだ混ぜ合わせないようにします。

③肉に水を入れ、練ります。100ml程度加え、様子を見ながら更に水を加えます。今回は肉700gに対し水200ml以上入れました。水を入れ、肉を練っていくと肉がふっくらしてきます。練るときは箸を使い必ず一方方向に練ります。

④練りあがった肉に、醤油少々・酒大さじ2程度・鶏がらスープの素小さじ3~5程度・塩小さじ2~4程度入れます。塩はかなりの分量入れます。

⑤最後にニラと生姜を入れ、ニラの上からサラダ油大さじ2~3をかけてから混ぜ合わせます。※これは野菜から水分が出ないように・香りを閉じ込めるためです。

★お好みで、オイスターソースや干しエビ(戻し汁も)入れると更においしくなります。

中国ではニンニクは入れないそうです。ニラの代わりに白菜でも。その時は白菜は塩もみせず、軽く茹でてから絞って使います。

⑥皮をのばします。台に打ち粉をし、生地を何等分かにしてから棒状にのばしそれを小さくちぎります。麺棒を使って薄くのばします。

⑦のばした生地に具をのせ包みます。
 
劉伶先生の手際の良さにお客様をはじめスタッフもビックリ。生地をのばしたり具を包んだりする手さばきはまるで職人のよう・・・・さすが劉伶先生!

⑧沸騰した湯に餃子を入れ茹でます。その時鍋肌に沿ってお玉を回しお鍋の中で渦を作るようにして茹でます。茹であがりの目安は、餃子の皮と具が離れて皮が膨らんだら出来上がりです。
 

★味がしっかりついているのでそのままでも十分ですが、お好みで酢醤油・ポン酢・ラー油等でどうぞ。
★ニンニクが入っていない分サッパリしていていくらでも食べられそうです。

皮モチモチ・プリプリでとっても美味しかったです。「絶対家でも作る!」とみなさまにも大好評でたくさんおかわりされていました♪