師匠からの年賀状

98歳になった師匠(恩師)から、うれしい年賀状が届きました。
M・H医師です。
京都の病院で院長をされていた時、京都の地にあこがれて京都の病院に勤めようと、面接を申し込んだとき、「これまでの経過と、取り組んできた事例。東洋医学に対する思い、
東洋医学はどのようにあるべきか?」を書いて提出することといわれ、今までの履歴とは違い、自己評価表にギョ!としたことがありました。
当時は漢方薬と鍼灸の仕事をしていましたので、「東洋医学と西洋医学の合作医療が目標」と、これまでの経験の上から今後あるべき姿を書いたことが、採用理由になり、MH先生の下で10年間お世話になったのでした。

私には師匠と思う方が3人います。
もうすでにお亡くなりになった鍼灸の大家、小野文恵先生。
先生の「気の治療」は日本一で、素晴らしい手技の先生でした(田中角栄氏の顔面麻痺も治療されていました)

もう一人の先生は木下繁太郎医師。東京の八丁堀で地域医療をされ「下町の赤ひげ先生」と慕われていた先生です。ご自分が癌になられてから「漢方&鍼灸」を率先して医療の中に取り入れて、日常の診療の中で実践されていた人情味あふれる先生で、肺がんから始まり、胃がん、大腸がん、膀胱がん、小腸癌とつぎつぎと癌に侵されながらも、亡くなるまで東洋医学を愛された先生でした。

そしてM・H先生です。
先生には人生の生き方を教わりました。病気のとらえ方「目と構え」でした。
気を見て森を見ずではなく、森も見なさいと。
漢方的には<気と精と神(心)>の考え方をお持ちで、いつも先生の哲学にあこがれていました。奥様が夫なる先生の存在がわからなくなった時にも、やさしく付き添われ、一緒に過去の思い出に浸れるように、「一人の人間としての尊厳」を護っておられ、今でも、その姿にとても感銘し尊敬の念を持っているのです。

今私は新しい命に係わる仕事をしています。
一人一人の命が、大切にされ、輝いてくれる社会であることを祈っています。
98歳の師匠のハガキが、私を激励してくれていると感じ、皆様に披露しました。

97歳のときのMH先生と

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