胎嚢が大きくならない…どうして？

本日Ｙさん（35歳）から心拍確認の連絡を待つことになっていました。
ハラハラ・ドキドキの結果は「胎嚢が大きくならず、流産となりました」。
意気込んで聞いていましたのに、がっくりです。

Ｙさんの流産はこれで4回目。
妊娠は成立するのですが、それから育たないのです。
不育症の検査もしました。一つの項目だけ異常なことが判明しました。
赤ちゃんへの血液供給がうまくいかず、妊娠が継続できなくなってしまうのです。
そのことも検査して、病院もバッファリン、ヘパリンを投与して血流を良くしていくよう
処方してくれていますが、なぜか赤ちゃんの成長がストップしてしまうのです。

赤ちゃんを胸に抱けるのは、本当に至難の業です。
赤ちゃんを希望されるかたの４０％くらいの方が妊娠されますが、そのうちの10数パーセントの人しか赤ちゃんを抱くことができないのです。

妊娠されて喜んでも落とし穴がいくつもあります。
一つ一つクリアして、しっかりおなかの中で育むことが大事ですね。

Ｙさんは妊娠はできるのですが、大きく育たないのです。
何とか、自分の力で大きくなってもらおうと、子宮の環境を良くして子宮内膜の状況を良くしようと
するのですが、なかなかうまく行きません。

当店には9回も流産を繰り返し、やっと妊娠、出産をされた方がいます。

Ｙさんもあと一息です。
胸にわが子を抱ける日が来るまで、一緒に頑張りましょうね。

投稿者：古村滋子