流産の原因はＮＫ細胞活性か？

40歳前半のＹさん。当店に来られて5年目。
ご結婚されて10年。赤ちゃんを望んでもなかなか授かりません。
基礎体温はきれいな2相性で、やや高めの体温でした。

病院の検査でも6大不妊検査は（子宮卵管造影、ヒューナーテスト、頸管粘液テスト、経腟超音波診断、
精液検査、基礎体温の測定）すべて異常はありません。

ホルモン検査でも異常は見つからず、原因不明の不妊として、漢方薬の相談に来店されました。

お仕事柄、神経を使い、自律神経も乱れやすい感じでした。
漢方薬は周期療法で服用してもらい、婦宝当帰膠、杞菊地黄丸、宝源、純陽丸など、いろいろ服用してもらいました。
基礎体温表(ＢＢＴ)も真面目につけてくださり、タイミングも合っているのに妊娠されることはなく、
専門クリニックで体外をしていただくよう紹介させていただきました。

体外をされますと二度ほど妊娠されましたが、すべて9週で流産となり、辛い思いをされました。
これは不育症かと思い、不育症専門のＣＬで見てもらいました。
なんとＮＫ細胞活性がとてつもなく高いのです。
流産の原因が「免疫性不妊」だったのです。
せっかく宿ったわが子を攻撃してしまうのです。
それが判明してＹさんは6か月間体調を整えるために、キノコ類のものを積極的に取り入れ、体調を
戻してきました。ＮＫ細胞活性も少しさがり、これから治療に入ります。
何とか、免疫抑制をしながら、良い環境にして、挙児を得られるよう一緒に取り組みたいと思っています。
頑張りましょう！

投稿者：古村滋子