妊娠と心の悩みと漢方
最近御相談される方の傾向としてこころを病んでいる方が多いのに気付きます。
以前御相談されたＡさん(43歳）は御結婚されて15年。
それまではお家の事情で子供のことは考えなかったようです。
いろいろ考えあぐねて御相談に来られましたが、
余りにも赤ちゃん願望が強く、ただひたすら赤ちゃんが欲しいの一点張り。
周りのことが見えない状況です。
Ａさんには安定剤などの西洋薬が必要と感じ、心療内科に行ってもらうようにしました。
Ｂさんは(40歳）やはり赤ちゃんへの願望がつよく、「何が何でもほしい」と御相談に来られました。
不妊症の専門医院に通われながらの相談でしたが、不安が先行します。
ちょっとした症状でも「こんなのがあったらもうダメと違いますか？」
「睡眠も十分とれない」「赤ちゃんのことを考えると仕事が手につかない、不安で不安で…」と
気持ちが不安定になるため、御主人への風当たりも強くなり、夫婦間の空気も冷たくなり、
それに対してもまた不安感が募り、泥沼にはまっているようでした。
このように心が病んでいる方が多くなりました。
漢方的には心の病は生殖機能に大きく影響します。
安定した心は良い卵を育てる環境になります。
悩みを打ち明け気持ちを軽くして、「子は授かりもの」とゆっくり待つくらいの心のゆとりが大切なのではないでないでしょうか！！
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