多嚢胞卵巣症候群<PCOS>を漢方薬で克服 妊娠~出産の症例発表 No.2

さて2日目は中医学での漢方の症例検討でした。
私が発表の機会をいただきました。
少ない準備期間でしたが、「多嚢胞性卵巣症候群の成功事例を2例」なんとかまとめて発表できました。

1例目は「漢方薬だけで5年間かかって妊娠された事例」で、もうすぐ出産間近なYさんの感動的な症例を発表しました。
ホルモン剤を嫌い、自然妊娠が希望で5年間漢方薬のみで頑張り、とうとうコウノトリが御褒美に授けてくださった症例でした。
5年間の基礎体温表をきれいにまとめ(スタッフに協力してもらい)、症例の特徴と着目点をまとめて発表させてもらいました。
5年間漢方薬を信じて服用してくれたYさんに頭が下がります。

2例目は「PCOSの月経不順を治し自然妊娠されたが流産、その流産の辛さを克服して再度妊娠されたSさんの事例」で、出産まで間もないこちらも感動的な症例を発表しました。
PCOSは長い卵胞期でなかなか発育卵胞がなく、主席卵胞が決まらないため、排卵障害になりやすいのです。
時には不正出血があったり、排卵がいつなされるか解らないため、タイミングがとりにくいのも特徴です。
また、流産しやすいのも特徴です。

Sさんも辛い流産の経験者で、今回は妊娠されてから保胎・安胎に気をつけながら、間もなくの出産を不安と期待で待っているところです。

このお2人以外にもPCOSで妊娠された方がたくさんいらっしゃいますが、今回はYさんとSさんのお2人を発表させていただきました。

私の他にも友人のK先生の発表がありましたが、中医学に基づく周期調節法が妊娠しやすい体つくりに大いに役立っていることが証明され、とても良かったと思います。

2日間で得た知識を皆様に反映して、もっとたくさんのPCOSの方に妊娠の手助けをしたいと、想いを新たにしてきました。

また皆様と一緒に実績を積んでいきたいですね。

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