気にしすぎて

漢方を服用し始めて2周期目を迎えたMさん36歳。

今まで生理後13日目には必ずオリモノがあり、排卵していることが実感でき、その後すぐに高温期になっていてそのサイクルが崩れたことがなかったと言われています。

生理不順など全くなかったものですから、今までは基礎体温表もつけたこともなく過ごされていました。

それが、2周期前より漢方による不妊治療を始めようとされてから基礎体温表をつけ始め、昨日は「もし卵管が詰まっていては話にならない」と思い、病院へ行き、卵管造影もしてもらうなどMさんにとっては、初めてのことばかりがここ最近続いたことにより、Mさんの体に異変が起きてしまいました。

今日は13日目なのにオリモノが全くなかったのです。

「こんなことは今までなかったのに」とMさんは不安でいっぱいになっておられました。

あまりにも基礎体温表や生理の周期などを気にしすぎて、それがプレッシャーになり、自分で自分の体にストレスを与えてしまった結果です。昨日行かれた病院もかなりのショックだったようで、「病院の機械作業のような治療は私には絶対無理だと思いました」とおっしゃられていました。

あまり気にしすぎず、自然体で気持ちもゆったりとした状態でタイミングが合うのが一番です。「体温がどうなったか」が大切なのではなく、あくまでも夫婦ふたりの「気持ち」が大切です。

体温や時期など気にしすぎて、ふたりの「気持ち」を置き去りにしないように。Mさんのような場合は、少し、体温をつけることを止めてみるのも良いでしょう。