「声かけ」の大切さ

本日昼から約2時間にわたり、小児科の先生を交えての「ひよこママの会」と題しての「子育て相談会」を開きました。

本日、会に参加されたのは、生後3~5ヶ月のお子様とそのパパとママ達です。

月例が合っていないと、発育も質問も悩みも異なってきますので、今回はこの月例のお子様達をお招きしました。また再来月には、違う月例のお子様達を持つパパとママに声をかける予定です。

この時期の発育状況のチェック方法(首が据わっているかなど)、やっておくべき予防接種、首が据わるようにする練習方法、抱っこせずに泣き止ませる方法など実践を交えての講義に加え、ひよこママからの質問に答えるなど内容の濃いものとなりました。

その講義の中で一番印象に残った言葉。

「子供への【声かけ】はとても大切なことです。これは0歳児からでも言えることで、話が出来なくても【ちゃんと出来たね】【上手だね】と褒めてあげることが大切です。乳児の時期にしていた【声かけ】がその子のその後の人格形成に大きく関わってきます。」

この時期の親の「愛情」が、その子にどれだけ注がれたか、その子の心をどれだけ満たすことができたか、がその子が大きくなって「他人にどれだけ愛情を与えられる人間になるか」、に関わってくるのでしょう。

第1回ひよこママの会

☆ 7月27日(水) 13:30~15:30 ☆

★★★今回のお子様の月齢は3~4ヶ月です。★★★

<寝返りの準備>
「うつ伏せ」の姿勢をしっかりする。「うつ伏せ」の姿勢により腕で体を支えることができるようになる。首が下でなく、前を向くようにすれば首もしっかり据わっている証拠。

「うつ伏せ」の姿勢の練習をする時に注意することは、決して「うつ伏せ」が嫌にならないようにすること。楽しんでするようにしてあげること。

<立ち直り反応>
首が据わっているかのチェック方法。
体を傾け、倒れないように体を支える反応。

<首が据わった抱っこするときの注意>
体と太腿の角度が90度にすると良い。お座りする格好になるように。

この時期のおもちゃ>
新生児でしっかり見せるのは「人の顔」。手をかけると「変化するおもちゃ」が良い。6ヶ月 経ってから自分で掴みに行くので、その頃から自分で「掴んで楽しめるようなおもちゃ」が良い。

ひよこママの会

当店で不妊の漢方治療をされて無事出産されたママ達をサポートする会を作りました。

名づけて「ひよこママの会」。

出産までも大変でしたが、出産後も育児でわからないことばかり。

様々な「悩み」や病院で相談するほどでもないことだけれども「疑問に感じていること」、「心配ごと」を気軽に小児科の先生に伺える場を設けようとしたものです。

明日が初回の開催日となります。当日は小児科の先生を招いています。様々なひよこママの疑問に答えてくださることでしょう。

今後も季節に1回ほどのペースで、この会を続けていく予定です。出産までのサポートだけでなく、出産後のサポートにも力を入れ、安心して子育てをしてもらえるような「相談の場」を築いていこうと考えています。

「ひよこママの会」の熟練の先生方のご指導のもとで、免疫力がしっかりついた、元気で丈夫な良い子に育つこと間違いなしです!

初めを振り返って

不妊治療を続け、やっと妊娠し10月10日を経て無事出産し、女の子を授かった34歳Tさん。毎日子育てに奮闘しながら気がつくと、1年半が過ぎていました。

1年半のSちゃんは、だんだん知恵がつき、自我が目覚めてきて、言うことを聞いてくれないことが多くなってきました。Tさんは何度もヒステリックに怒りそうになっては、「我慢、我慢」と自分に言い聞かせ、でも頭の中はイライラ感でいっぱいに。

やっとSちゃんを授かった頃は、「元気に産まれてくれただけでもよかった」と思っていたのが、だんだん「こうなってほしい。ああなってほしい。」とSちゃんに期待をかける気持ちが強くなるばかり。期待を掛けすぎて、裏切られると、イライラし、怒ってしまう。

まだまだSちゃんにとってはこれから長い人生なのですから、「親の思い」を押し付けすぎず、今のうちはのびのびとやりたいことをさせて育てて欲しいです。「親のイライラ」を感じさせるのではなく、「親の愛情」をたっぷり感じさせてあげてください。

不妊治療を受け、とにかく子供が欲しいと願っていた頃、たくさんの辛い思いをした末に、Sちゃんが産まれ、「元気に産まれてくれただけでもよかった」と思っていた初めの頃の「思い」を振り返れば、今のイライラなんてきっと吹っ飛ぶことでしょう。

残念な知らせ

漢方を服用して1年、やっと授かった小さな命。

あまりにも小さすぎて、弱すぎて・・・、10月10日は持ちそうにない、と小さな命が思ってしまったのか、流産しやすい6週目で明るい世界に出る前に、逝ってしまいました。

「持ちそうにない」なんて思わなくてもよかったのに。

でも一度流産すると、妊娠しやすくなりますので、初めて妊娠経験された時の流産はそれほど心配されなくても大丈夫です。

妊娠して10月10日までの間、何回か流産しやすい危険な時期というのがあります。その時期は、「冷えること」「落ちるようなものに乗ること(自転車やバイク、飛行機など)」「振動などのストレスをかけること(長時間のドライブ、過度の運動など)」などに、注意してください。

特にこの時期は、外気が暑いために室内や乗り物の中は冷房によりかなり冷えています。足元が冷えないように「素足にサンダル」といった格好は、避けてください。

せっかく授かった小さな命に「危険だ」と思われないように。

心と体

治療に関わるようになって、「心」と「体」は決して離して考えることはできない、とますます感じるようになりました。

特に女性は、「心」が乱れると「月経周期」という体のバランスが多く乱れます。無理をすると、月経が早まったり、遅くなったり、飛んでしまったりします。その「無理」は「心」の部分で無理をしてしまった時に、多く関わるようです。

本日鍼灸治療に来られた35歳のSさんもそれが原因で、ここのところ周期が遅くなっています。原因は職場を変わり、その職場環境があまりにも酷いことに耐えられず、4ヶ月我慢したけれどもちょうど4ヶ月前より月経周期が乱れてきた、と言われています。

これにはまずは、「心」の部分の調整と、「肝経(かんけい)」と「脾経(ひけい)」の経絡の調整を行います。後は、Sさんの「心」が「その職場でも大丈夫!」と思えるようになるか、「転職するか」に掛かってきます。

「心」と「体」は一体です。「体」の異変は「心の乱れ」が関わっているかもしれません。「体」の異変を感じたら、一度自分の「心」に訊ねてみてください。

「ひよこママの会」発足

漢方で出産された新米ママを支援する会を2005年夏に発足しました。

名付けて「ひよこママの会」。

妊娠するまでもドキドキの毎日でしたが、出産してからも毎日新しい発見にワクワクしながらも「病気になったらどうしよう」「夜泣きで大変!」と心配したり、不安になったりしているママの子育てを支援しようと、小児科の橋本加津代先生が助人になろうと立ち上がってくださいました。

日頃気になっていること、悩みなど気軽に楽しく話せる会になれば良いな、と思っています。

<「ためになる話」を公開!>

開催日と参加メンバーについては、お子様の月齢を合わせて開催日を決め、メンバーもそのお子様をお持ちの「ひよこママとパパ」を招待しています。参加費用は、何と資料代とお茶代を含めた500円!

ためになる話が盛りだくさんでお得な会ですが、参加できるメンバーが限られています。せっかくの「ためになる話」をここで終わらせてしまっては勿体ないので、これから開催後、内容を公開することにしました。

きっと子育てで悩んでおられる「ひよこママとパパ」のお役に立てることと思います。 

年に数少ないタイミング

年に2、3回しか卵が出来ず、先日今年に入って初めて自力で排卵できたという記事を書いた35歳のMさん。

「いつ排卵したか不明で気がついたら高温期になっていた」というので、年に2、3回という数少ないタイミングを逃してしまったか、と懸念していたのですが、何とかタイミングを合わせることができていた様子。

それも今春より鍼灸治療に週1回のペースで来られていましたので、脈に「排卵前」というザワザワした脈が現れており、そのことをMさんに告げていたからでした。Mさんも半信半疑でしたが、「そう言われるなら!」といつもなら病院に行って、低温期の薬を注射してもらい、人工的に生理を起こさせるようにする頃でしたが、それを止めて、タイミングを取られました。

その結果、タイミングが合い、今日で妊娠6週目を迎えられました。

結婚6年目。新薬に寄る生理不順の治療を始めてから10年以上。漢方薬に寄る不妊治療を始めてから3年。鍼灸に寄る不妊治療を加えてから3周期目。

ようやく嬉しい結果がでました。長い道のりでした。もう少し早くに何かに気づいておられたら、こんなに長くは掛からなかったかも知れません。

授かった小さな命。まだまだ大きく育つには時間が掛かります。安定するまで、油断できません。まだしばらく漢方薬と鍼灸に寄る治療が続きます。

しっかり元気に育ち、来年3月に会えるように。

漢方薬の値段

漢方による不妊治療を1年間、続けて来られた35歳のBさん。

何とか早く子供が欲しいために、高くても続けようと無理をしてお薬を購入されていました。

「どれくらいお薬に費用が掛かるのか」はその方個人個人に寄って異なりますし、「その費用が負担になるか否か」の基準もその方個人個人に寄って異なります。

ただ、言えることは、「妊娠しやすい母体」へ近づくように、無理なく「体質改善」に至るまで治療を続けられることが大切です。続かない治療は、もしかしたらあと少しで「改善」に至ったかもしれない今までの「積み重ね」を放棄してしまうことになりかねません。

「続かないから止めよう」と決断される前に、費用の相談をしてください。「積み重ね」が無駄にならない様に費用を調整し、処方することが可能です。もちろん、初めから「予算」をお知らせいただければ、できるだけそれに合った体質改善のプランを立てます。

是非、「漢方薬は高いから」と敬遠せずに相談してください。

流産の後

妊娠13週目で稽留流産をされた26歳Tさん。

掻爬手術を受けられて、術後順調と言われたようですが、3回目の生理から出血量がかなり多く、血の塊が出て、基礎体温表も二相性にならず排卵もされていない様子で、流産後半年経った今もまだ妊娠しないので、心配されてのお問合せです。

漢方では、月経期の出血量の多さや塊は、「お血(おけつ)」として捉え、子宮内に古い血や汚れたものが溜まっているとみなし、十分な排泄をするように調節します。

掻爬の際、どうしても内膜を傷つけてしまうため、「お血」ができてしまうのは仕方がありません。従って、流産後の掻爬手術をされた後は、漢方ではまずは「お血」処理を行います。

しっかり「お血」の処理をしておかないと、内膜症を起こしたりする可能性も出てきます。

基礎体温表が二相性になっていないのは、卵の育ちが少し不十分であるためでしょう。漢方にて「お血」の処理をして、卵胞期を整え、しっかり卵が育つように体調を整えることをおススメします。